FX取引を行うために最低限必要な環境について:忘れてならないのが、取引環境を整えるということです。
取引を始めるためには口座開設が必要と伝えましたが、
忘れてならないのが、取引環境を整えるということです。
パソコン昔に比べるとノートパソコンの性能もだいぶ高くなりましたが、
それでも私はデスクトップパソコンをお勧めします。
その理由としては、ディスプレイがキーボードと一体型となっているため、
ディスプレイのサイズがどうしても小さくなってしまいます。
ここ数年、スタンダードとなっている横長のワイドタイプよりは、
正方形タイプの方がチャート画面が見やすいと思います。
というのも、テクニカルチャートを追加すると縦の幅が狭くなってしまうので、
横長よりも縦長のほうがチャート画面を広く使えます。
テクニカルチャートによるサインを見逃さないためにも、
慣れないうちは大きなディスプレイで取引をしましょう。
OS
ここ最近のコンピューターの性能は非常に高いスペックとなっていますので、
CPUやメモリにこだわる必要はないかと思いますが、
もちろん、性能がいいに越したことはありません。
予算の範囲で性能の高いコンピューターを選びましょう。
Windowsに慣れているならWindows、
Macに慣れているならMacのコンピューターでいいと思います。
デスクトップ型がオススメですが、
どうしてもノート型がいいという方は、マウスは絶対に使ってください。
操作性を考えると、タッチパットよりも断然マウス操作が簡単ですし、正確な操作が期待できます。
そして欲を言えば、テンキーもあると数字入力が早くなりますので、
こちらも操作性を考えるとあった方がいいと私は思います。
可能なら2画面以上をお勧めします。
私は多い時で6画面を使って取引を行っていました。
画面が多いと複数のチャートを表示させて、
相場の動きを監視することができます。
ドル/円の取引が中心でしたが、
他通貨ペアのチャートの動きや、ダウ平均株価、日経平均株価、
先物市場などなど他市場の動きも為替の動きに影響しますので、
ディスプレイは多ければ多いほどいいですね。
ちなみに、6台のディスプレイを使っていた時は、
デスクトップパソコンは2台使っていました。
インターネット
絶対に光回線をお勧めします。
が、地域の環境によっては光回線が使えないという場合もあるので、
その時は利用できる最速のインターネットサービスを使ってください。
ただし、ISDN回線しか使えないという環境は、
短期売買には向いていないので、長期トレードが主体となります。
最近は安価なポケットWi-Fiがありますが、
こちらは通信制限などがありますのでオススメはできません。
FXチャートを表示させている間、常にインターネット通信が行われていますので、
通信制限がすぐに限界に到達してしまいます。
そうなると、極端に通信速度が遅くなってしまいますので、チャートは更新されない、
画面は開かない、注文もすぐに出せない。という最悪な状態になります。
関東圏内で1軒屋に住んでいる場合は、SO-netが提供しているニューロ光という
NTTのフレッツよりもさらに早い通信回線が利用できます。
よければそちらも検討してみてください。
万一に備えて、ガラケーやスマホも用意しておきましょう。
落雷による停電時に自宅のインターネットが使えなくなった場合でも、
携帯電話の通信会社の回線は使えますので、
停電時に取引ができないという機会リスクを防ぐことが可能です。
外出時にもどうしても取引をしなければならない場合があるかもしれませんので、
スマホ用の取引ツールを使えるようにしておくことをお勧めします。
ソフトウェア
Windowsパソコンを利用している場合は、
Microsoftが提供するExcelか、またはKingsoftが提供する
スプレッドシート(Excelみたいなやつ)
Macコンピューターを利用している場合はも、
MicrosoftのExcelか、Mac用の表計算ソフトは入れておいたほうがいいと思います。
理由としては、売買結果をまとめるのに非常に便利だからです。
FXは投資活動ではありますが、
取引をコツコツと行うという部分で言えば一種の事業でもあります。
自分の事業の売上げ管理を行わない経営者はいません。
ですので、FXの売買結果を毎月でも毎週でも確認できるようにしておくべきです。
これを怠る人はFX市場で勝ち残ることはできないと思ってください。
それでは以上がFXで取引を行うために必要な環境の全てとなります。
written by financial-sec