本日のリアルタイム投資アドバイス
■本日の主要な指標の発表
・17:55:ドイツ PMI製造業-1月(確報値)
・18:00:ユーロ PMI製造業-1月(確報値)
・22:30:米 国 個人所得-12月・個人支出-12月
・22:30:米 国 PCEデフレータ-12月・PCEコアデフレータ
・24:00:米 国 ISM製造業景況指数-1月
・24:00:米 国 建設支出-12月
今晩の注目材料は、22:30発表の「個人所得・個人消費支出」、そして24:00発表の「米ISM製造業景況指数」となります。前者は共に悪化が予想されており、後者は前回とほぼ同じもしくはやや回復が予想されていることから、一方向への動きは想定しづらく、相変わらずレンジ内での膠着状態が継続と見ておくのが妥当なのかもしれません。
マーケットが特に注目している点は、「ISM製造業景況指数」の構成指数の一つである雇用指数です。週末2/6(金)発表の「米雇用統計」への思惑として仕掛けの材料として使われることもありますので注意しておきたいところです。
また、続落している「NY株式市場の動向」への注目度も高い。「オバマ政権への期待」や「バッドバンク設立に関する話題」などが変動要因となりやすいです。
その他、本日が週明け月曜日で2月の最初の営業日である点に注意したいところです。
■今晩の投資ポイント
今週、発表される材料やチャート形状から最も下落しやすい通貨ペアは「ユーロ円」、上値が期待できる通貨ペアは「ポンド円」と考えています。従って、日によりトレンドの明確な方を選んで売買の対象通貨ペアとする予定です。
18:30までの動向を見ると、ポンド円は利益確定売りで、ユーロ円は先安感から、朝方から下方の流れが続いています。
問題はデイトレの時間帯である20時から25時までの間もこの流れが続くのか否かです。
18:30時点では下ではなく横に流れ始めた気配もあり、戻りに入るかもしれません。従ってユーロ円は基本は売りながら、戻りは買いで追随してゆき、トレンド転換で売りにシフトという作戦で臨みます。
今週より動きの良さそうな通貨ペアを2種類以上選んで、その時間帯で値動きに元気のあるペアを売買してゆくことにしました。今週の選抜ペアは「ユーロ円」と「ポンド円」の2種類です。売買はミニトレンド狙いに徹して、上昇なり下落なりその初動で参入すれば、そのミニトレンド終了まで保有することで値幅を稼ぎながら売買回数も少なく出来るという狙いからです。
■昨日の海外市場の動向
先週末1/30(金)の欧州市場では、序盤に欧州株やNYダウ先物が急落したことを受けてドル円は89.10円台の安値をつけるものの、売りが一服すると89円台中盤でのもみ合いからショートカバーや米経済指標の発表を受け89.80円台まで上昇。
NY市場では、序盤に発表された「米第4四半期GDP・速報値」が市場予想を上回ったことでドル買いが先行。しかしNYダウが一時100ドル超の下落となったことからドル円の上値は限定的となった。その後はNYダウが下げ幅を縮小したことに連れて90円台を回復するものの、バッドバンク構想(不良債券買取)について「実現しない可能性もある」と報じられると、NYダウが下げ幅を拡大。ドル円は再び値を落とし、もみあう展開となった。
一方で相変わらず軟調推移だったのはユーロ。前記した米第4四半期GDP速報値が事前予想を上回ったことを背景にドルが買い戻されると、次第にユーロ売りが強まる展開に。また発表された「ユーロ圏・失業率」や「ユーロ圏・消費者物価指数」が悪化したことも悪材料としてユーロ売りをもたらした上に、アイルランドの格付け見通しがネガティブに格下げされたこともユーロ売りを誘った模様。
さらに欧州勢と見られる大口のユーロ売りオーダーがユーロ円で観測されたことも、ユーロ下落を後押し。このためユーロ円は114円半ばまで下値を拡大するなど、安値圏のままで先週の取引を終えています。
ポンドは上昇基調。ポジション調整による買い戻しが入った模様でポンド買いが優勢に。一時ポンド円は130.70円台まで上昇。
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