【雇用統計コラム】5月2日(金) アメリカ雇用統計発表に向けて「非農業部門雇用者数」が前月比21万5000人プラスとなる見込み
福沢: 解説はベン、アナウンスは福沢でお届けします。さて、ベン解説員。いよいよ、明日5月2日(金)は「アメリカ雇用統計」の発表ですね。
ベン: そうじゃな。現在の予想は、ブルームバーグ・ニュースがまとめた市場予想値によると、「非農業部門雇用者数」が前月比21万5000人プラスとなる見込みであり、前月よりも19万2000人プラスという伸び率をさらに上回ると、見込まれている。
福沢: 前月の予想は、19万7000人プラスでわずかに届かなかったのですが、今月はいかがでしょうか?
ベン: 恐らく、21万人は切るのではないか。ただいずれにしても前月の伸び率を上回る可能性は、大きいじゃろうな
福沢: なるほど。またアメリカでは金利政策の要となるFOMCにが、4月29日、30日と開催されました。イエレン議長は結果的に100億ドルの量的緩和を縮小することを決断しましたね。これについていかがでしょうか。
ベン: QE3の終了がようやく見えてきたというところか。1年前から同じような話題を繰り返してきておるからな。そろそろ皆は覚悟が出来ているのでは。
福沢: そうですね。縮小は3か月ごとに100億ドル減らすと言われており、予定ではちょうど一年後にすべて終了となります。慎重なペースは依然変わらないようですね。
ベン: 今後の注目はどうしてもQE4となりがちだが、その点は除外してもこのペースが予定通りいくかどうか、が為替にも大きく影響すると思われる。いずれにしても雇用統計の結果が、そのすべてを握っているのだから明日は世界中が注目する発表となるであろう。
福沢: ありがとうございました。それでは、また次回お会いしましょう。
written by たかはし