PegSystem ver2を使ってみて:このEAがトラップ系EAの中で異色なのは、対象通貨ペアーをEURCHFとしている点です
PegSystemはスイスフランのユーロペッグ制を利用したトラップ系のEAとなります。
このPegSystemにはver1とver2があり、どちらかというとver1のほうがアグレッシブで
見てて面白いのですが、ver2のほうが含み損を抱えることが少なく、含み損が嫌いな
私としてはver2をオススメしたいと思います。
《ユーロペッグ制とは?》
まず、このEAがトラップ系EAの中で異色なのは、対象通貨ペアーをEURCHFとしている点です。
ペッグ制とは、自国通貨の為替レートを特定の通貨に対し一定に保つ制度(固定相場制)をいいます。
スイスフランはリスク回避通貨であり、ユーロ危機が騒がれ始めてから、リスク回避のため
ユーロ売り・スイス買いが進行しました。
円高で日本が苦しんだように、スイス政府はこれではやってられんということで、一定の水準で
介入することを決めたわけです。 つまりユーロペッグです。
ユーロ危機・ユーロ安が続く限り、スイス国立銀行(SNB)は、「無制限の介入政策」を行うとされています。
具体的には、ユーロフランの価格が1.2000を下回らないように、ユーロが下がった場合、
スイス国立銀行がユーロ買い・スイスフラン売りを行っているというわけです。
ってことは、この1.2000を下回る可能性はかなり低く、ユーロスイスは1.2000よりも上で
レンジ相場を形成しているわけです。
※青のラインが1.2000
思惑通り、1.20付近でレンジを形成しているのが見て取れます。
こんな感じで、レンジのところにトラップがかかっています。
見事ととしか言いようがありません。
《ポイント&フィギュアとは?》
さらにver2では、「ポイント&フィギュア」を利用しているようです。
通常、 ポイント&フィギュアはトレンド判定に有効なのですが、
このEAでは、逆張指標として用いているとのこと。
※トレンド&フィギュア:トレンド分析(カブドットコム証券より)
上記図のように引いたトレンドラインを抵抗線のように使っているいのだと思いますが・・・さすがにわかりません。
《注意すべきは》
レンジを外れた際のダメージは大きいですから、決してLotを高くしすぎないこと。
それから運用していく上で注意すべきは、ユーロの情勢には常にアンテナを張る事。
1.20を割り込まないという保障はどこにもありません。
万が一、1.2を割り込んだとき、どういう対応を取るかは決めておくことをオススメします。
その際には、思い切って全ポジションクリア、というのもありです。
《今の相場に合っている》
いずれにせよ、このEA、今のユーロペッグ制が続く限り、失敗はないかと思います。
前述のようにユーロ情勢へのアンテナさえしっかり張っていれば、確実に資産は増えます。
確かに今現在も含み損はかかえていますが、これまでに獲得した利益の範囲内で
素晴らしく安定しています。
是非、今のうちにお試しください。
バックテスト結果などEAの詳細は以下をご覧ください。
スイスフランのユーロペッグ制とポイント&フィギュアを利用したEA
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written by ユーカリ