FX歴15年。
裁量トレードを軸に、相場構造と注文の偏りを重視したトレードを行っています。
トレードスタイルは、
トレンド方向への押し目買い・戻り売りを徹底(たまににブレイクアウト狙いも)。
上位足の流れを前提に、ボラティリティの拡大・収縮や注文が溜まりやすい価格帯を確認し、
リスクリワードが成立すると判断できる場面のみを狙います。
「勝てそうに見える場面」よりも、
「負けやすい相場を触らないこと」を優先するのが基本方針です。
条件が揃わない日は、エントリーを見送ることも珍しくありません。
裁量トレードを続ける中で、
自分の判断がなぜ正しかったのか、あるいはなぜ誤っていたのかを
明確に説明できない場面があることに課題を感じ、
トレード判断を検証・整理する目的でEA・インジケーターの開発を始めました。
開発初期は、エントリー条件を細かく定義し、
シグナルを増やす方向でロジックを組んでいましたが、
過去検証では良く見えても、リアル相場では
特定の相場環境で期待値が大きく崩れるケースを何度も経験しました。
その経験から、
負けの多くはエントリー条件そのものではなく、
相場環境の認識ミスによって起きていることを強く意識するようになりました。
現在は、
「今はトレードすべき相場なのか」
「無理をするとどこで歪みが出るのか」
といった部分を最優先で判断し、
相場をフェーズ(環境)として捉える視点を重視しています。
EA・インジケーターを通じてユーザーの皆様に提供したいのは、
「派手なロジック」や「一時的に目を引く仕組み」ではなく、
「相場と向き合い続けるための現実的な判断基準」と「その背景にあるノウハウ」です。
相場は常に変化します。
そのため、完成形のツールを一方的に提供して終わり、という考えは持っていません。
実際に使っていただいたユーザー様のレビューやご意見は、
開発者としてだけでなく、一人のトレーダーとしても非常に重要な情報だと考えています。
そうした声をもとに改善を重ね、
ツールとトレード環境の両方をブラッシュアップしていくことで、
使う側・作る側のどちらにも価値が残る、win-winな関係を築いていければと思っています。
私自身が目指しているのは、
派手で分かりやすいが、実際には続かないものではなく、
『現実的なリスク管理のもとで、着実に積み上げていけるトレード』です。
短期間の結果よりも、
相場と向き合い続けられること。
そして、自分の判断に納得できるトレードを続けられること。
そのための考え方と道具を、
ユーザーの皆様とともに磨いていけたらと考えています。