アルトコインはなぜBTCの価格に連動して上下するのか、価格の決まり方とは一体
ビットコインとともに仮想通貨ブームの立役者だったいろいろなアルトコイン。
今はまだビットコイン建てであるため、ビットコインの価格変動の影響を受けていますが、今後においてはアルトコイン独自で主流になっていくことも考えられます。
ここでは今後有望なアルトコインや、取引所に触れながらアルトコインの可能性について考えていきます。
アルトコインとは
アルトコインとは、Alternative Coin(オルタナティブ コイン)の最初の3文字であるAltを日本語風に母音を付けながらアルトと略し、
ビットコインに代わるコインとして、ビットコイン以外の仮想通貨全体を表します。
日本国内で有名なアルトコインの代表と言えば、
- イーサリアム
- ビットコインキャッシュ
- ライトコイン
- リップル
- ネム
そして日本発祥のモナコインがありますね。
アルトコインの価格の決まり方
アルトコインの価格は、ビットコインの価格に連動して決まります。
その理由としては、アルトコインのほとんどがビットコインを基軸としてトレードされているからです。
そして、ビットコインを利用した場合、銀行間の入出金の際に必要な契約やシステムも不要となり、どこへでも送金が可能になるからです。
そのため全世界において仮想通貨取引所は、効率的な取引を実現するビットコイン建て(BTC建て)によるアルトコインの取引を行っているのです。
アルトコイン取引の裏側
アルトコインを取引所で法定通貨により購入したとしても、アルトコインが直接購入されるわけではありません。
取引所の中ではユーザーからの法定通貨でまずビットコインが購入され、そのビットコインでアルトコインが購入されます。
すなわちアルトコインを購入することで同時にビットコインの売買が裏で行われているのです。
そのためビットコインの価格にアルトコインは連動します。
しかし、アルトコインの価格全てにビットコインの値段が反映されているわけではありません。
アルトコインによってビットコイン建ての割合が異なるからです。
そのためアルトコイン毎に異なっているビットコイン建ての割合に従ってアルトコインの連動幅は異なっていきます。
アルトコインの円建て価格と変動率とは
アルトコインの円建て価格においては、ビットコインの円建て価格がそのまま反映されます。
すなわち以下のようになります。
アルトコイン円建て価格 = ビットコインの円建て価格×アルトコインの対ビットコイン価格(例:0.001BTC)
アルトコインの変動率は市場心理によってある程度左右されますが、ビットコインでトレードされている割合に大きく左右されるため、以下のようになります。
アルトコインの価格変動率 = アルトコインに含まれるビットコイン建ての割合×ビットコインの価格変動率(ビットコインが何%価格上昇したかあるいは下落したか)
今後もアルトコインの連動は続くのか
アルトコインとビットコインの連動ですが、現在は、中央集権型取引所が主流となっています。
中央集権型取引所とは、ビットフライヤーやザイフなどのように、管理者が存在し、運営会社のサーバーを通して仮想通貨取引が行われている取引所のことです。
それとは反対に分散型取引所(DEL)があります。
分散型の取引所では管理者は存在しないまま、ビットコインを介入することなく、アルトコインを直接交換することが可能です。
こうした分散型取引所が中央集権型取引所よりも普及した場合、ビットコイン価格と連動することはなくなるでしょう。

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