肩書きと夏枯れ相場に騙されるな!“毎年のこと”を武器にせよ
【猛暑トレーダー通信 Vol.2】
──肩書きより実戦!夏枯れ相場を生き抜くリアルトレーダー講座──
どうも、トレードアイデアラボの猫飼いです。今日からついに秋田では「竿燈(かんとう)まつり」が始まりました。街のあちこちで「どっこいしょ〜」の掛け声が聞こえはじめ、否応なしに夏が盛り上がってきた感があります。
この時期、青森ねぶた祭りや仙台七夕まつりと同時開催されるので、観光バスの団体ツアーも大忙し。毎年恒例の“東北三大夏祭り弾丸ツアー”ですね。ところがどっこい、意外なことに「竿燈」も「花笠」も歴史は香川県の有明浜くらい浅いんですよ。そう、有明浜って砂があるだけの果てしなく遠浅の海岸、知ってます?
実はこれらの祭り、もともと地域の小さな伝統行事を県ぐるみで「観光資源化」したもの。いわば、トレンドに乗せてバズらせた系の“マーケティング祭り”なんです。まるで『創業文政元年 弥助そば秋田総本店』が、実は最近別の店から屋号を買っただけ、みたいなものです。肩書きって、ほんと人を信じさせちゃう魔法ですね。
でもこれ、トレードの世界でも同じです。
「四大卒です!」「テクニカルアナリストです!」「ファイナンシャルプランナーです!」……だから?って感じです。
資格や称号、立派な肩書きは役に立たないわけではありませんが、“実戦”というリングに立った瞬間、それが役に立つかはまた別問題。マーケットは「履歴書」じゃなくて「反射神経」と「胆力」を求めてきます。
つまり、バカンス時期でも祭り時期でも、やることやってる人が最後に残るんです。
さて、そんな夏のトレードは「夏枯れ相場」と言われています。そう、ご存じの通り、7〜8月は世界中のトレーダーがバカンスに出てしまうため、マーケットの流動性が極端に減ります。僕らの『ベーシックマスターテキスト』でも、年中儲けられるわけじゃない、7〜8月、11〜12月は注意が必要だとお伝えしています。
特に7〜8月は欧米トレーダーのバカンスシーズンで、いわば“人間のいない相場”。なのに、マーケットは動く。なぜか?
答えは簡単です。
AIやアルゴリズムが代わりに相場を回してるからです。これが非常に厄介。まるで人間じゃない動き方をする。例えば、深夜2時にいきなり謎の上昇。朝4時にフラッシュクラッシュ……
「え、誰もいないんじゃなかったの?誰?そこにいるの?」って問いかけたくなるやつです。
でも、何のことはない。
“毎年のこと”なんです。
マーケットは季節性があります。春は暴れ馬、夏はゴーストタウン、秋は反転、冬は惰性。そしてその“夏”が今、目の前にあるというだけ。
こんな時に大切なのは、相場との付き合い方です。
では、どう立ち回るか?
基本は、“大きく動くタイミング”を待ち、無駄なエントリーを減らすことです。トレードは「数打ちゃ当たる」ではありません。打つべき球が来るまで、バットを構えておく、これが正解。
そのために必須なのが、TradingViewのアラート機能です。
「またそれかよ〜」と思いました?はい、またそれです(笑)
でも本当に大事だから何度でも言います。
“チャートに張り付いてないと勝てない”のではなく、“張り付かなくても勝てる仕組み”を作ること。これが自由なトレーダーの第一歩です。
──閑話休題──
昨日のドル円、トレンド出てましたね!151円へ向かって上昇中……と言いたいところですが、まだ参加者の多くが「方向感なし」と思ってる様子。その証拠に、逆三角持ち合いの中で高値も安値も広がっていき、買っても売ってもヤラレるという“地獄の三角形”が完成してました(笑)
僕も昨日やられました。でも大丈夫、なぜやられたかは分かっているから、時間がかかっても取り返します。
これはトレードの神髄でもあるんですが、「負けない方法」を求めるより、「負けたときのリカバリー」ができるかが重要です。
勝率を高めるより、戻ってこれる仕組みを持つこと。
つまりトレーダーの本質は、継続可能性なんです。
この続きは、また夏合宿で。
「肩書きに頼らず、地に足つけてマーケットと向き合いたい」そんな方は、ぜひ参加をご検討ください。
ではまた!
──猫飼い@トレードアイデアラボ
Is it OK?