中原駿 NY原油相場特別レポート 2025年5月7日
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2020年、マイナスまで値を下げたNY原油相場はロシアのウクライナ侵攻で大幅高となった。しかし、近年は低迷が続いている。ではこの動きをギャン理論にはどう映るか。今後の展開を分析したい。先に結論から述べると、この相場は2026年3~4月に向けて基本的に下落基調が続く公算が高く、景気後退、円高を示唆するものとして重要である―と考えている。
先ず、原油相場には超長期24±4年(つまり20~28年)、長期12±2年、(つまり10~14年)の相場サイクルが存在する。1861年以来の超長期チャートを見ると、20~24年の相場サイクルが支配的であり、実際には22.7年サイクルともう少し短くなる可能性もある。
実際、1998年12月から2020年4月は一つの大きな相場サイクルと見えるため、この超長期サイクルはトータル21年4カ月であった。そして長期12年サイクルは、その中間点である2009年2月を挟んで前半は11年2カ月、後半は10年2カ月でボトムをつけた。
そしてこの12年サイクルを1986年から振り返ると以下の期間が想定される。
1986年3月~1998年12月
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