トレードビジョンと現実『利確したら伸びた』こんな事はFXやってたらあるあるです。悔しい気持ちになる人が多いFXあるあるの一つです。
天元メンタルマネジメント.01
でも利確しておいて救われた事や利確しないで後悔している事の方が実は多いのではないでしょうか。
じゃあ何故こんな気持ちになるのか?
では何故こんな事があるあるになるのか?
近い現象としてあるのがパチンコやスロットをやってる人にあります。
最近どう?と聞くとほぼ勝った体験談から説明してくれます。
次に生涯収支はプラスか聞くと負けてると答えられる方が多いです。
お金の事を考える脳の一部、ある意味ギャンブル脳には依存性を高める記憶を鮮明に、時間が経つともはや誇張され残っていきます。
『良いとこだけ記憶される』という自分本位な機能がギャンブル脳にあるせいでまず武勇伝が記憶されます。そして利確どころか『もうちょい握っていれば爆益だった』という願望も記憶していきます。
漠然とした勝ち負けのお話ならこの様なあるあるで良いと思います。
しかしメンタルマネジメントしていく上では線引きをしっかりしていかないといけません。
FXでは
トレード戦略(ビジョン)
テクニカル分析(エントリー)
出口戦略(利確、損切)
この3点を同じレベルで熟考していかなければいけません。
①『底からロングして◯pips獲れた!戻されるのが怖くて利確したらその後めっちゃ伸びてた』
→トレード戦略、テクニカル分析に比重が重くなり出口戦略が弱いケース
②『安値からロングして目標には達していなかったけど市場切り替わり前に流れが転換されると時間効率が悪くなるから薄利でも利確した。その後は相場状況の流れが変わらずキープしてても悪くはなかったけどルールで時間跨ぎはしないからOK』
→トレード戦略、テクニカル分析に加え出口戦略はルール化されてる事で納得しやすい環境がつくられているケース
③『テクニカルもファンダもこのレートからならロングは優位性あるから指値入れて引きつけてみよう。利確目標はテクニカル的にはこのレートまではいきそうだからTPをセット。逆にこの位置を抜けたら根拠も崩れるし展開が読めないからSLをセット。あとは自分の相場観を信じてパソコン閉じて待ちます。
その後開いたらTPに刺さって利確されてたけど…こんな伸びるなんて』
→トレード戦略に比重が大きく道中は気にしないスタイル。トレードビジョンに入口、出口が明確。その後伸びてる事が悔しいのではなくトレード戦略の見立ての甘さから悔しいというよりは見立ての精度を上げなければ怖いという感覚が生まれ更なる精度向上に繋がるケース
あげていくとまだまだあるがメンタルマネジメント初投稿なのでこれぐらいにしておきますがトレードビジョン→結果→結果をどう捉えるか。この流れで大事なのは自分がどのケースに該当するトレードが多いかです。
マラソンもみんなでスタートして速い遅いの個人差はあるにせよゴールが決まってるからペース配分や水分補給ポイント、途中棄権した時の悔しさがあるわけです。
こうなると思う=ビジョン
◯◯的にもこうなりそうな状況=テクニカル分析
GOサインと判断=エントリー
思った動きor全然違う動き=状況監視
時間足を変えて見てみる=多角的な状況把握
思ってた通りになったから終了=利確、損切
その後◯◯=悔しいor納得(ルール通りだからOK!)or反省(まだ分析が甘いから精度向上)
上記の様にトレードをする際に方向性を見てテクニカル分析してエントリー。ここまではどっちにエントリーするにせよやり方は皆さん同じ様なもんです。
それに比べて利確や損切りした時の感情や精神状態は人それぞれです。
最後だけ何故こんなに変わるのか?
トレードスタイルの違いもありますが①はなくしたいですね。
伸びようが戻ろうが感情で一喜一憂する事は次のトレードに支障が出ます。
②の様に納得させてしまうルール化をしていくのか。
③の様に良いも悪いも反省する事で精度を向上させていくのか。
一回一回のトレードがトレードスキルを上達させてくれる生きた教材になれば一番の近道になります。
ポジションを保有した後は利確と損切、そして静観しキープという3択になります。
エントリーでもエントリーするかしないかという始めた頃の2択から負けを経験する事でエントリーする、しない、引きつけるともっと優位と判断し静観するという3択に変わるとトレードレベルが上がったと実感します。
出口戦略の3択。
2択から3択に変わる事がルールや戦略的決済に繋がるのではと考えています。
メンタルマネジメントとしては分かってて利確したんだから納得しましょ。利確した後の事はそもそも考えてなかったでしょ。
戦略的にルールを守って利確したならそれ以上でもそれ以下でもないでしょ。ルールなんだから。
利確のその後についてでした。
Is it OK?