ソーシャルレンディングのメリット・デメリットと初心者におすすめ投資先
こんにちわ、トッティです。
このブログでは若葉マークの投資家、本業が忙しい投資家に向けて、小口から始められて比較的リスクの低い投資先を紹介しています。今回は日本で急成長しているソーシャルレンディングについてまとめました。
結論から言うと「ソーシャルレンディングは全く怪しくありません」。
1.ソーシャルレンディングとは
ソーシャルレンディングとは、お金を「借りたい人(会社)」と「貸したい人(個人)」をインターネット上でマッチングするサービスです。略して「ソシャレン」と言ったりします。
ソーシャルレンディング事業者が「貸したい人(個人)」からお金を集め、手数料を上乗せした貸出金利で「借りたい人(会社)」に融資します。「貸出金利とソーシャルレンディング事業者の手数料の差額」が投資家の利回りとなるので、投資家側には手数料がかかりません。
銀行との違いは、創業間もない中小企業、貸出期間が短いなどで銀行では貸出を行わないような貸出先をソーシャルレンディング事業者が審査のうえ、融資しています。
有名どころのサービスでmaneo(マネオ)、SBIソーシャルレンディング、クラウドバンクなどがあります。
2.ソーシャルレンディングのメリット
ソーシャルレンディングには株や投資信託、仮想通貨にはないメリットがあります。
1)変動相場に一喜一憂しなくてもよい
個人的にこれが一番のメリットです、本当に。私は株や投資信託もやっていますが、変動相場は疲れるんですよね...。これに対してソーシャルレンディングは収益は利息収入ですので基本的に金利はほぼ決まっています。
貸倒れが発生しない限り、元本を下回ることはありませんので心に余裕が生まれます。これまでいろいろな投資をしてきましたが、ソーシャルレンディングを知り、ようやく「これだ!」という投資先に出会えました。私には最適の投資先だと思っています。
2)利回りが手頃
各社ホームページを見ると、maneoやSBIソーシャルレンディングが利回り5~10%、クラウドバンクで平均利回り約6.8%(2017実績)となっています。
長期国債の利回りや銀行預金に比べると利回りが高くなっています。
ただし、利回りとはリスクのことです。...利回りとはリスクのことです。 大切なので2回言いました。利回りが高いということは、その分、貸出先が債務不履行になる等のリスクも高いということです。
中には10%を超えるファンドもありますが、私は期待利回り5~7%のファンドを中心に選ぶようにしています。利回りは低くりますが担保や保証がついているファンドも選ぶことができます。
↓はmaneoとCrowd Bankのファンド募集画面です。「担保」「保証」と記載がありますね。
ソーシャルレンディングでは利回り5~7%で手堅く資産を増やしていくことができます。
3)複利を味方にできる
でました!このブログでよく登場する複利です。人類史上最大の発明「複利」です。
複利を簡単に言えば「元本についた利息にも利息がつく」ということになります。例えば100万円の元本に5%の利息がつくと、105万円で償還されます。今度はこの105万円を元本として再投資すると、5%の利息で約110万円になります。
これを繰り返していくわけですね!仮に100万円を年利7%で10年間複利運用を繰り返したとすると...10年後に1,967,151円(約2倍)になります!
単利(元本だけに対する利子のこと)では 170万円ですから、その差は約30万円ですね。「利息を再投資」すると複利の力により、長期で考えるとその威力が絶大になります。
4)放置可能で楽ちん
ファンドに投資すると、その後投資家は何もすることはありません。逆に言うと、貸出期間中は途中解約や払い戻しができません。遊んでいてもお金が働いてくれるので、利息で増えた元本が償還されるまでじっと待つしかありません。
多くのサービスでは貸出し元本は融資期間満了日に一括で償還されます(一部例外もあります)。償還されると登録したメールアドレスに「償還されました」と連絡がくるので、償還金額を確認します。再投資するのであれば、また募集中のファンドを選んで再投資します。
また、利息収入の配当日は各サービスにより異なります。
利息収入の配当日
- クラウドバンク、maneo、LCレンディング 毎月7日
- SBISL 毎月15日
- オーナーズブック 毎四半期(3月・6月・9月・12月末)の20日
3.ソーシャルレンディングの注意点
1)元本毀損、支払い遅延リスク
貸出先が倒産した場合など、債務不履行(デフォルト)が発生すると元本は償還されません。当然ですが、元本が保証されているわけではありませんので、リスク分散のため、少額ずつ複数の事業者に登録したり、複数のファンドに分散させましょう。
「複数のファンドだけどよく見たら貸出先は同じ」というケースもありますので、同時に同じ貸出先を選ばない、というのもリスクヘッジになります。
これまで融資先の企業が開示されないことで、不適切な資金調達に使われる等の問題もありましたが、今は金融庁が融資先開示に向けて動いています。融資先が開示されると投資家もきちんと投資先の企業を精査できるので、業界にとっては大きな前進です。
ちなみに私は2017年8月頃から複数のソシャレン業者で投資をしていますが、今のところ確定した元本毀損はありませんが、支払い遅延はmaneo、クラウドクレジットで発生しています。
2)機会損失期間に注意
無事、元本が利息付きで償還された後、また別のファンドに投資したいと思ったときは少しだけ作業が発生します。新たに「募集開始→投資家が申込→貸出スタート」という流れが始まりますので、再度投資先の申請が必要になります。
この再投資先に申請している期間中は資金が運用されません。元本が利息付きで償還されて終了...ではなく、また別のファンドに再投資しなと資金が遊んでいる状態になってしまいます。この期間は機会損失ですので、忘れないよう注意して下さい(私はよく忘れます)。
運用期間が短いファンドばかりを選ぶと、その都度新しい案件の「募集開始→投資家が申込→貸出スタート」を繰り返すわけですから、この期間の機会損失も大きくなってしまいます。
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