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投資はD-Style
2024/10/03 08:00
公開: 2024/10/03 08:00
更新: 2024/10/03 08:00
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連載
インディケータを使ったロジックの紹介をしていきます。 裁量トレーダーであれば使っているインジの計算式くらいは理解しておくべきだし EA開発者であってもそのインジを使いこなせなければ優秀なEAを製作することは難しい。 終値を待ってから計算が行われるインディケータは使い方によってはロジックが無限に存在してしまうし、一時の相場にだけマッチすることもあるから厄介である。 どのように計算されているか理解しそのインディケータが有効に機能する場面を選択していくことを目的にその使い方を紹介していく。

ボリンジャーバンドを使ったロジック考察① (連載No.001)

FX
ボリンジャーバンドを使った取引ロジックを考察していきます。
ボリンジャーバンドを使ったロジックの中で代表的なもののひとつに、小康状態から一気に値幅が出た後の動きを追いかける手法があり、今回はこれを言語化していきます。

それぞれのロジックは裁量取引ではよくある手法ですが、これを言語化してEA化してしまえばこの手法を使った取引では自分でトレードをする必要が無くなるということですね。

スクイーズからのエクスパンションを狙った「ボラティリティ・ブレイクアウト」


ボラティリティ・ブレイクアウトは順張りのトレード手法で、ボリンジャーバンドがスクイーズし価格が小康状態になったレンジ相場から抜けるエクスパンションの動きの初動を狙います。
直近のボラティリティを超えるような急な値動きを狙う方法で、価格がレンジ相場を抜けてボリンジャーバンドがエクスパンションを起こしたらレンジを抜けた方向へ順張りでついていきます。
スクイーズしたボリンジャーバンドの±2σを超えるような動きには勢いがあると判断しその方向についていくイメージです。
決済ポイントは価格がミドルラインまで戻してきた時、またはボリンジャーバンドの拡大が収まった時となります。

EA化するための言語化としては、まずはボリンジャーバンドがスクイーズしているのかどうかを判断する必要があります。
これには現在のボリンジャーバンド間の幅がどれくらいなのかを各バンドが描写される価格を取得して比較します。
その上で幅が「〇〇以下ならばエントリー準備完了」とし、次にエクスパンションが起こるまで待てばいいのです。
エクスパンションの発生も各バンド同士の幅がひとつ前よりどれくらい大きくなったかを価格を取得して比較すれば判定できます。
そしてこの2つの条件が揃った時点で終値がボリンジャーバンドが傾いている方向の±2σを抜いていればエントリーさせる記述をすれば完了です。
決済は価格がミドルに達した時点、または終値で抜いた時点など自由に決めていいと思います。


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専業トレーダーを経て自動売買の世界へ。 裁量で裏打ちされたロジックを組み合わせた優位性の高い場面での取引で損小利大を目指します。 膨大な検証時間を使いFXのリスクを取り除くことに注力してきた取引経験値を基に 極力裁量要素のない自動売買の制作を行っています。 ロジックに対する豊富な検証と、組み合わせによる優位性を研究することによって得られた 「リスクリワードの高い取引手法」で「勝率が低くても資産が増えていく」感覚を体感してください。 是非ポートフォリオの一つに加えていただけると幸いです。
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