米CFTCはビットコインの将来性を肯定も、国境間スワップ取引のルール改訂へ動く
米国商品先物取引委員会(CFTC)のクリス・ジャンカルロ委員長は、ビットコインの見通しについて「定着する、将来性がある」と肯定的にコメント。一方で、詐欺と価格操作の取り締まりを強化していると語りました。また、10月1日、CFTCは国境を越えたスワップ取引の規制アプローチ改訂に向けて、ホワイトペーパーを発行しました。
仮想通貨は定着する
ジャンカルロ氏はCNBCのインタビューで、「CFTCはクリプト・スペースの詐欺と価格操作に焦点を当てており、非常にアクティブだ」と述べました。
米国が革新に前向きではないのでは?と聞かれ、「米国はCMEと共に最初に、ビットコイン・オプションとクリアリングを備えた、ビットコインデリバティブと先物を手がけた。私たちはその点で世界を先取っている。しかしながら、より慎重なアプローチを取るべき、いくつかの分野があります。」と語りました。
CFTCはビットコインに賛成ですが、ビッグコインETFやICO(イニシャル・コイン・オファリング)に対して、できる事はほとんどないという。ビットコインETFとICOはSEC(米証券取引委員会)の管轄下にあるからです。
ジャンカルロ氏は、CFTCとSECが1930年に設立された伝統的な機関であると指摘しました。CFTCは、機関投資家の立場から暗号通貨にアプローチしますが、SECは、一般投資家の保護の観点からこれを考慮する必要があります。最終的には不正行為を廃絶してブロックチェーンの革新を育むことのバランスを取ることが重要だと語り、ジャンカルロ氏は「個人的には、仮想通貨が定着すると思っています。私は仮想通貨に将来性があると思います。」と結論付けました。
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