公開: 2016/11/22 15:53 更新: 2021/04/08 15:35
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MT4と自動売買の世界を歩いてみる
FXトレードの定番ツールであるMT4はテクニカル分析を身近なものにしてくれました。豊富なインディケーターやラインツールによりサクサクと相場を分析できるだけでなく、EAというプログラムを使用することで誰でも簡単に自動売買を行うことも出来ます。 本連載ではこの優秀なトレードツールであるMT4の使い方、インディケーターやEAの解説をしていく予定です。
MT4で自動売買の世界に踏み出そう

システムトレードならMT4がお勧め

この連載を読んでいる皆さんでMT4というトレードツールを知らない人は少ないのではないかと思いますが、念のため簡単に説明しておくことにしましょう。


MT4とはロシアのMetaQuotes Software社が開発したFXのトレードツールで、チャートを表示したりチャート上にインディケーターや様々なラインを表示することが出来ます。




MetaQuotes Software社


動作もサクサクですし、ユーザーインターフェイスもわかりやすいので、初心者でも簡単にテクニカル分析を行うことが出来るのがポイントです。使い方にもよりますが、最近のパソコンだったら動作が遅くてイライラしたり、固まったりすることはほとんどないのではないかと思います。


MT4はチャートツールとして優秀なだけではなく、ブローカーのサーバーとやりとりして様々な注文を行うことも出来るのでトレードツールとしても魅力的です。成り行き、指値、逆指値などはもちろんのこと標準でトレイリングストップ機能まで備えているという充実ぶりです。


ここまで紹介した機能だけだったら他にも代わりになるトレードツールもあるかもしれませんが、MT4にはさらなる秘密兵器が備わっています。


そうです、エキスパートアドバイザ(以下EA)を使えば簡単に自動売買が出来るという他のトレードツールには真似のできない特技を持っているのです。まあ、厳密にいってしまうとVT TraderやTradeStationなど他にも自動売買可能なFX用トレードツールはあるのですが、対応ブローカー数や普及率を考えるとあまりお勧めできないというのが現状です。自動売買プログラムの数もMT4と比較すると圧倒的に少ないし、日本語の情報も多くはありません。


個人トレーダーがパソコンでの自動売買を視野に入れているのならMT4一択といってもいいでしょう。



自動売買プログラムを入手するには

MT4で自動売買をするために必要になるのが自動売買プログラムであるEAです。EAは比較的簡単なプログラミング言語なので、プログラムに詳しい人なら自分自身のロジックをEA化することはそれほど難しいことではありません。



ただ自信満々のロジックをEA化してもバックテストの結果が芳しくなくて落ち込むという可能性があるのであまり気合を入れて作らない方がいいかもしれません(^^;)



プログラムに縁がない人はどこかから入手するしかありません。



もしあなたがMT4未経験者なら、最初は無料のEAをダウンロードしてMT4の自動売買がどのようなものなのかを勉強することから始めた方がいいかもしれません。MQL5.communityはAの数も多く、ソースコードであるmq4ファイルがダウンロードできるので特にお勧めです。




MetaTrader4のためのMQL4エキスパートアドバイザーソースコード



気になるEAをダウンロードしてMT4へインストールすれば即座に自動売買出来るなんてお手軽な時代になったものです。



まあいくらお手軽といってもいきなりリアル口座での運用することだけはしないでください。フリーEAはバックテストやフォワードテストの練習用程度に考えておいたた方がいいと思います。



フリーのEAの中にはバグが残ったまま公開されているものもあり、注意が必要です。同じ場所で何度も注文を繰り返しているような注文関連にバグあるEAを見たことがありますが、口座残高がみるみる減っていくのでスリル満点でした(泣)



ソースコードが公開されているのでプログラミングの出来る人だったら不具合にも対応できるのですが・・・



探せば素晴らしいフリーEAもあるのかもしれませんが、出会える確率は相当低いと思います。そうした労力を省きたいのなら市販のEAの中から選ぶ方が近道です。最近ではフォワードテストを公開してくれているEA販売サイトもあるので便利ですね。



シストレFX(fx-on)


FX 株 先物システムトレード 詳細検索(テラス)



上の二つのサイトはEAの販売サイトとしては大手といってもいいでしょう。どちらもフォワードテスト結果を公開してくれているのでバックテスト詐欺に逢う恐れもありません。



システムに対する情報量はfx-onの方が上だと思います。バックテスト結果はMT4のストラテジーテスターが吐き出すhtmlをそのまま公開してくれているので、EAの特性がわかりやすいですね。MT4に慣れている人ほどテラスのバックテストの公開方法は物足りなく感じると思います。



今後のEAの成績に注目していきたい

今年は英国のEU離脱(ブレグジット)や米国大統領選でのトランプ氏当選など為替を動かすビッグニュースがありました。こうした相場でもしぶとく生き残ったEAと相場の荒波にのまれて沈んでいったEAにはどのような違いがあったのか、非常に気になるところですね。この違いを紐解いていけば勝てるEAと勝てないEAを見極めるための良き道標に出会えるような気がしています。



fx-onにある様々なEAには開発者が考えに考えたロジックが盛り込まれているはずです。もちろんEAの販売ページには詳しいロジックは書かれていないのですが、与えられた情報から可能な限りロジックを読み解く努力をすることはEA運用をする際に心の拠り所となると思います。



この連載ではこうした観点からfx-onで販売されている有望なEAを紹介したり、既存のロジックがどの程度通用するのかを掲載していきたいと思っています。



今後ともお付き合いのほどよろしくお願いいたします。


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