【2023年10月15日】チャート考察とリスクリワードと資金管理と適正ロット
10月第3週目の考察記事です。ユロドル、ユロポン、ポンドル、ユロ円、ポン円、ニュージー円、ドルフラン、ニュージードル、オージーニュージーの計9通貨ペアのチャート考察となります。明日からのトレードの参考になれば幸いです。
目次
そして今回は、ユーザー様からお問い合わせが特に多かった「リスクリワードと資金管理と適正ロット」について簡単にご説明させていただきます。
■天と地のインジケーターの基本とも言える「トレードパターン①」のリスクリワード
・損切方法①の場合は1:1
・損切方法②の場合は1;2
※どちらもリスクは固定ですが、リワードは最低値です。従って1:3の時もあれば1:10の時もあるという事になります。
※トレードパターン③のリスクリワードはどちらも固定で1:1です。
1:1の場合、勝率は50%以上必要となります。(利益を考えると60%以上が理想)
1:2の場合、勝率は33%以上必要となります。(利益を考えると40%以上が理想)
■資金管理の基本
損切りは「資金の2%が理想」と本やネットなどでよく紹介されております。俗に言う「2%ルール」というものです。基本中の基本とも言えるルールですが、非常に安全な資金管理方法です。
例えば純資産100万円とします。
損切2%の場合、仮に5連敗したとしても資金の90%以上は残ります。10連敗しても80%以上の資金が残ります。ちなみに勝率50%で5連敗する確率は3%と非常に低いです。10連敗する確率は約0.1%ほどです。
つまり、天と地のインジケーターのトレードパターン①で損切方法①を使用し、60%以上の勝率が見込める場所でトレードを続けていければ自然と利益はプラスになっていくという事になります。損切方法②を使用すれば40%の勝率が見込める場所となります。
60%以上もしくは40%以上の勝率が見込める場所を探すのは簡単な事ではありませんが、天と地のインジケーターをしっかりマスターして、エントリーポイントの優位性を上げる事でクリアできるはずです。あとは資金管理をしっかり行い適切なロットでトレードする事を心掛けてください。
■適切なロットとは
2%ルールでエントリーする場合、ロットはどのくらいにするのか計算するのが面倒な方には「FX Lot Size Calculator」というアプリがお勧めです。沢山のトレーダーの方がご利用されている有名なアプリなので知っている方も多いと思います。
下の画像は、資産100万円で最大損失2%のドル円でのトレードと設定しています。損切まで20pipsあった場合、約1ロットが2%ルールを行う上での正常なロット数という事になります。損切まで50pipsある場合は0.4ロットと計算されます。非常に便利ですのでご興味ある方は試してみてください。
以上が「リスクリワードと資金管理と適正ロット」のご説明となります。基本的な事しか書いていないので、そんな事はとっくに知ってると仰る方は沢山おられると思いますが、再確認として頭に入れておいて損はないはずです。
・本記事は「天と地のインジケーター」を使用したチャート考察と過去検証がメインとなっております。
・本ツールの中で最も精度の高い「15分足+4時間足 同時監視法」の使用を前提とした構成内容となっております。
・本ツールは俗にいうFXの理論(エリオット波動、ダウ理論、グランビルの法則、サイクル理論、プライスアクション、フィボナッチ、サポレジ、チャネルなど)を一切理解していなくても扱う事ができる画期的なトレードツールです。
天と地のインジケーターとは2022年2月に発売された私あぶさんが開発したオリジナルインジケーターを使用したトレード手法です。
皆様の応援のお蔭で「GogoJungle Award 2022受賞」を受賞させていただきました。
■天と地のインジケーター
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/35780
■天と地の山
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/37744
■天と地のEA~半裁量自動トレードシステム~
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/43213
■天と地のダッシュボード
https://www.gogojungle.co.jp/tools/indicators/46257
※本ブログで使用している専門用語については、下記の「天と地のインジケーターの各部位の名称」と「天と地のオシレーターのパターンについて」をご参照ください。他にもご不明点などございましたら天と地のインジケーターの販売ページをご参照していただければ大体は分かると思います。既にユーザーの方は取扱説明書を読めば問題ないですよね。
それでは考察に移りたいと思います。
宜しくお願いいたします!
※全ての画像はクリックすると拡大表示されます。
■4時間足(環境認識)
まず見るのはオシレーターTF2です。長い張り付きからようやく上昇を始めました。
現在ローソク足もラインより下、TF1も良い位置にあります。谷も出ています。しかしオシレーターDXはまだ下降を示しています。
今後ロングの点サインが点灯し、オシレーターDXがクロスしたら上目線と判断します。クロスではなく、オシメーターDXのLime↑でも良いのですが、2本の線がある程度収縮するまで待つと騙しの予防になります。確実性を求めるのであればオシレーターDXのクロスがベストです。
4時間足で上目線と判断した後に15分足でロングエントリーのみを狙います。
今後のシナリオとしては、まずオシレーターTF2の上昇からの、ロングエントリートリガーを探す、この流れです。ヒストグラムDXも赤→黄色で良い感じですね。
4時間足が明確に上目線と判断できた場合、天と地のラインの色をトリガーしてトレンドを根こそぎ獲りにいく方法もございます。トレード方法は以下の通り至ってシンプルです。
・水色になったらロングエントリー→ピンクになったら決済(灰色はノーカウント)
・ピンクになったらショートエントリー→水色になったら決済(灰色はノーカウント)
このような仕様となっております。この自動売買ツールを、天と地のEAの次回アップデートで無料配布させていただきます。
■天と地のEAを使うとしたら(15分足チャートにて使用)
4時間足で上目線と判断した後に、オシレーターTF2が上昇しているかどうかを確認します。
上昇を始めたら、その時の状況に一番あったEAパターンを使用します。
・もし現在ローソク足がラインより下にある場合は、ロング点サインが出る可能性が高いのでEAパターン①をセットします。
・もしTF1がゼロラインより下にあればEAパターン②をセットします。
・もしTF1、2が-80に達しオシレーターサイン②が出た場合EAパターン③を狙います。
・もし谷が点灯したならば、その時点でEAパターン④をセットします。
このように状況によってどのEAを使用するか決めます。
■あぶさんシグナルを使うとしたら(15分足チャートにて使用)
あぶさんシグナルをお持ちの方は、シグナル2で待機からのシグナル1でロングエントリーが可能です。あぶさんシグナルの場合、4時間足で目線がしっかり定まっていればオシレーターTF2の方向や他の根拠を無視しても構いません。非常に強力なトレンドフォローサインなので問題ありません。使用方法は他通貨ペアも同様なので、以下の考察からは省略します。
■4時間足(環境認識)
TF2下降中、TF1は+80にもうすぐ到達しそうです。谷も出ています。狙うは下目線です。
ただし、オシレーターDXが開いているので、まだ下目線の判断はできません。
今後ショートの点サインが出て、オシレーターDXがクロス、または収束(Lime↓Distance↓)になったら下目線と判断します。TF2の上昇転換、もしくはロング点サインで目線リセットとなります。
■15分足(エントリートリガー)
4時間足で下目線と判断した後に15分足でショートエントリーのみを狙います。
今後のシナリオとしては、オシレーターTF2が下降転換した後に、ショートエントリートリガーを探します。
オシレーターDXがいい位置で下降クロスしていますが、時すでに遅しといった感じです。次を待ちましょう。
■天と地のEAを使うとしたら(15分足チャートにて使用)
①ユロドルを参考にしてください
■4時間足(環境認識)
オシレーターTF2が上昇、TF1は下降中-80到達寸前。谷も出ています。これらの根拠から上目線に照準を合わせます。
今後、ロングの点サイン、オシレーターDXのクロス、もしくは収縮(Lime↑Distance↓)で上目線と判断します。
■15分足(エントリートリガー)
オシレーターやヒストグラムは典型的なショートエントリーの形状ですが、狙いは上目線なので、暫く待ちます。
今後のシナリオとしては、4時間足で上目線の判断後に、TF2の上昇転換を確認します。その後ロングエントリートリガーを見つけるという流れです。
■天と地のEAを使うとしたら(15分足チャートにて使用)
①ユロドルを参考にしてください
■4時間足(環境認識)
オシレーターTF2が上昇を始めました。狙いは上目線です。
しかしオシレーターDXはまだ下降の力が強いので、上目線の判断はまだ出来ません。
今後、ロングの点サイン、オシレーターDXのクロス、もしくは収縮(Lime↑Distance↓)で上目線と判断します。
■15分足(エントリートリガー)
4時間足で上目線と判断した後に15分足でロングエントリーのみ狙っていきます。
今後のシナリオとしては、4時間足で上目線の判断後に、TF2の上昇転換を確認します。その後ロングエントリートリガーを見つけるという流れです。
■天と地のEAを使うとしたら(15分足チャートにて使用)
①ユロドルを参考にしてください
■4時間足(環境認識)
ユロ円と同様の形状ですね。こちらは谷も出ています。
オシレーターTF2が上昇中、狙いは上目線です。しかしオシレーターDXはまだ下降の力が強いので、上目線の判断はまだ出来ません。
今後、ロングの点サイン、オシレーターDXのクロス、もしくは収縮(Lime↑Distance↓)で上目線と判断します。
■15分足(エントリートリガー)
4時間足で上目線と判断した後に15分足でロングエントリーのみ狙っていきます。
今後のシナリオとしては、4時間足で上目線の判断後に、TF2の上昇転換を確認します。その後ロングエントリートリガーを見つけるという流れです。
■天と地のEAを使うとしたら(15分足チャートにて使用)
①ユロドルを参考にしてください
■4時間足(環境認識)
オシレーターサイン⑤が点灯しそうです。谷も出ています。直近のロング点サインは騙しになっていますが、オシレーターDXを見れば容易に回避できる箇所です。
今後、ロングの点サイン、オシレーターDXのクロス、もしくは収縮(Lime↑Distance↓)で上目線と判断します。直近のオシレーターDXの流れを見る限り、綺麗に上昇クロスする可能性が高いです。
■15分足(エントリートリガー)
4時間足で上目線と判断した後に15分足でロングエントリーのみ狙っていきます。
TF2は長い間-100に張り付いていますね。オシレーターサイン②が出ているので、ローソク足の位置によってはトレードパターン③を使用しても良いと思います。
基本のシナリオとしては、4時間足で上目線の判断後に、TF2の上昇転換を確認し、その後ロングエントリートリガーを見つけるという流れです。
■天と地のEAを使うとしたら(15分足チャートにて使用)
オシレーターサイン②の点灯が確認できるので、EAパターン③を使用するのが基本です。
■4時間足(環境認識)
オシレーターTF2が長い張り付きからようやく下降してくれました。TF1は+80に向かっています。良い形状です。狙うは下目線。谷も出ていますし、オシレーターDXも形状はあまり良くありませんが下降クロスに向かっています。今の時点で下目線と判断して良いと思います。TF1の下降転換、もしくはオシレーターDXが完全に下降クロスしたら確実です。
■15分足(エントリートリガー)
4時間足で下目線と判断したので15分足でショートエントリーのみ狙っていきます。
オシレーターサイン⑤が出ていますね。戻り売りのパターンです。ショートの点サイン、もしくはTF1の下降転換、もしくはオシレーターDXの下降クロスでショートエントリーというシナリオが作れます。
■天と地のEAを使うとしたら(15分足チャートにて使用)
すでにショートエントリーポイント寸前なので、EAパターン②をセットしておくと良いと思います。EAパターン⑤を使用しオシレーターDXの下降クロスでのトレードも有りです。もし谷の点灯が確認できたらEAパターン④をセットしましょう。点サインはまだ点灯しなそうなのでEAパターン①は選択肢から外します。
■4時間足(環境認識)
オシレーターTF2が上昇中、TF1は-80に到達。典型的な押し目買いのパターンです。
今後、ロングの点サイン、オシレーターDXのクロス、もしくは収縮(Lime↑Distance↓)で上目線と判断します。
■15分足(エントリートリガー)
4時間足で上目線と判断した後に15分足でロングエントリーのみ狙っていきます。
TF2は長い間-100に張り付いていますね。オシレーターサイン②が出そうなので、ローソク足の位置によってはトレードパターン③を使用しても良いと思います。基本のシナリオとしては、4時間足で上目線の判断後に、TF2の上昇転換を確認し、その後ロングエントリートリガーを見つけるという流れです。
オシレーターサイン②が点灯寸前なので、EAパターン③を使用するのが基本です。
■4時間足(環境認識)
オシレーターサイン⑤が点灯しそうです。狙うは下目線です。
今後、ショートの点サイン+オシレーターDXのクロス、もしくは収縮(Lime↓Distance↓)で下目線と判断します。TF1の下降転換でも良いです。
■15分足(エントリートリガー)
4時間足で下目線と判断した後に15分足でショートエントリーのみ狙っていきます。
既に良いショートエントリーポイントです。フライング気味ですが現時点でショートエントリーしても良いかもしれません。もちろん4時間足が下目線と確定してからの方が確実ですが、このような場面ではフライングしても良い結果が生まれる事が多いです。
■天と地のEAを使うとしたら(15分足チャートにて使用)
既にTF2が下降しているのでEAパターン②をセットすると良いと思います。再びショート点サインが出ると予想してEAパターン①でも良いのですが、このまま下降し続け点サインが出ない可能性もあるので、EAパターン②の方が確実です。
以上になります。
少しでも皆様のご参考になりましたら幸いでございます。
Is it OK?