こんにちは、Ryomaです！

みなさんはトレードでルールを守れているでしょうか。

・損切りをずらしてしまったり、損切りできずにドカン負けしてしまう。

・ルールにないナンピンをする。

・関係ないところで、感覚的に「チャンスだ」と思ってエントリーする。

・「この手法はだめだ」と思って次の手法を探す。

もちろん、何の苦痛もなくルールを守り、淡々とトレードできる人もいらっしゃると思います。

しかし、駄目だとわかっているのにルールを破ってしまう人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

僕はルールを守れない人間でしたし、上に書いたこと全てをやってました。

そこで、今回はルールを守れないかった自分が解決できたキッカケについて書きたいと思います。

ルールを守れるようになったキッカケ

・自分に合った手法を使う

・信頼できるトレード経験者や仲間に相談する

同じような状況でお悩みの方にお役に立てたら嬉しいです。

自分に合った手法を使う

まず１つ目は、手法が自分に合っているかどうかを確認してみてください。

「合っている」とはどういうことか？
それは、次の2つのことを確認してみてください。

　①リスクリワードと勝率のバランスが自分に合っている
　②どの程度の裁量判断を求められるか

①リスクリワードと勝率

ルールを破ってしまう人には「勝率が低くても良いので損小利大のトレード」をお勧めします。

まず前提として、FXで一つのルールに従った機械的なトレードを行う場合、
リスクリワード1:1に対して勝率50%に収束しやすい、
つまり引き分けになりやすいということです。

実際はスプレッドや手数料の不利な条件により負けやすいのですが、
それをチャートパターンなどのテクニカル分析により補います。

リスクリワードを変える事で勝率も変わっていくのですが、
勝率だけを異常に高くしたり、リスクリワードだけを良くするような都合の良いことは、現実問題としてできません。
これは数多の優秀なEAを見ても明らかです。

これらを前提に考えると、
リスクリワードが2:1の場合でも、優秀なものでせいぜい勝率70%程度です。
もちろん、これでも利益はしっかり残る優秀なリスクリワードと勝率のバランスです。

しかし、これでリアルにトレードした場合どう感じるでしょうか？
1回損切りすると、2回利確がないと取り戻すことができない事になります。
まして、勝率70%なら2回連続で損切りすることも頻繁におきます。

実際にトレードするとき、常に冷静でいられるでしょうか？
勝率の高い手法を選択するということは、損切りのダメージが大きいという現実を受け入れるという事になります。

逆にリスクリワードが1:3なら勝率30%でも勝てます。
2回連続で損切りしても、1回勝てばプラスになります。
こちらの方が精神衛生上良くないでしょうか？

私は勝率を追い求めることをやめてからルールを守れるようになりました。

②どの程度の裁量判断を求められる手法か

「裁量判断を求められる手法」というのが何かというと、
ルールの中に曖昧な表現がどれくらい含まれるか、ロボットでも動いてくれる内容かどうか、ということです。
また結論として、ルールを破ってしまう方には、裁量判断０で実施できる手法を強くお勧めします。

例として、損切りルールについて考えてみます。

　1、「エントリー時点の20本のSMA(移動平均線)に重なるように設定」
→これなら誰もが間違えることなく設定できます。
　たとえ損切りになろうと「ルール通り」であることは明白です。

　2、「騙しを考慮してエントリー時点の20本のSMAより少し下に設定」
→「少し下」という部分が何pipsなのかわかりません。
　ボラティリティにより左右されますし、これではロボットは動いてくれません。
　明確にするには、何pipsかを示すか、別の条件で補う必要があります。
　つまり、ルールに穴があるということです。

また、後者「２」の曖昧なルールでトレードしてしまうと、ルールを守れない傾向のある人には少々問題が発生します。

ストップロスで損切りとなった直後にヒゲで戻された場合を考えてください。

「自分のストップロスの設定位置が悪かったんだ」と反省してしまいませんか？
「次に損切りにならないように、少しストップロスを広げよう」と考えてしまいませんか？

本来こんなことを考える必要はありません。事実としてルール通りにトレードできています。
しかし、経験不足や判断が悪かったことを理由に自分に非があったと考え、益々自信を失くします。

更に、手法の販売者にアドバイスを求めて「ルール通りだからそれで良い」と言ってくれればまだ良いでしょう。
でも「ストップロスの位置が悪い」なんて都合の良いように指摘されたら最悪です。

裁量判断があるほうが楽しいと感じる人もいると思います。
でも、もし思うように結果が出ていないなら、まずは結果を出すために"裁量判断なしでも信頼できる手法"に沿ったトレードをやってみましょう。