雇用統計を受けた今後の市場動向と米中間選挙
※2022年11月08日に配信されたメルマガです。
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こんにちは、下山です。
先週は、ビックイベントが
目白押しの週となりました。
水曜日にはFOMC
そして金曜日には
雇用統計の発表がありました。
また、本日からアメリカでは
中間選挙も行われます。
いま株式市場は
アメリカの金融政策の
方向性を探り、
その影響を大きく受けていますが、
雇用統計や失業率などの
雇用関連の経済指標は
金融政策の動向を探るうえでの
重要な手がかりとなります。
そこで今回は
先週のFOMCと
雇用統計の振り返りと
本日から始まる
アメリカ中間選挙の
結果が株式市場に与える
影響について
解説したいと思います。
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FOMC振り返り
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さて、FOMCの振り返りですが
9月のFOMC直後から
予想されていた
75ベーシスポイントの利上げが
順当に実行され、
4回連続で
75ベーシスポイントの利上げ
という強い引き締めが実現しました。
利上げ率に関しては、
予想通りで
サプライズはありませんでしたが
今回のFOMCで
特に注目されたものは
パウエル議長の会見で、
今後、早期に引き締めの
緩和があるかないかという点について
言及されるかという点です。
というのも、10月下旬に
複数のFRB関係者から
12月以降の引き締めの緩和を
示唆する発言が
あったからです。
結果的に
パウエル議長の発言は
「どこかの時点で
利上げペースを落とすことが
適切になり、
早ければ
次回ないし
その次の会合となる
可能性はある」
とし、
「前回会合以降入手したデータは、
金利の最終的な水準が
これまでの想定より
高くなることを示唆」
「利上げ停止について
考えるのはあまりに時期尚早」
などと語り、市場が期待したほどの
ハト派発言はありませんでした。
一方で、ターミナルレートが
2023年にかけて
5%を大きく
上回る可能性があるとする
FRB関係者の発言もあり、
市場関係者の中には
6%越を予想する方も
出てきています。
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雇用統計の振り返り
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FOMCは期待されたほどの
ハト派な内容とはなりませんでしたが、
パウエル議長が常々重要視していると
述べている「雇用統計」の
発表が金曜日にありました。
結果は、
10月非農業部門雇用者数が
+26.1万人で
予想に対して
+6.1万人
と強い数字が出ています。
失業率は3.7%で
2ヵ月連続で悪化し
依然として1969年以降、
53年ぶりの低水準
となりました。
また、平均時給に関しては、
前年比+4.7%で
予想通りの伸びとなりました。
つまり、雇用者数は増加しているものの
失業率は悪化するという
強弱入り乱れた結果となっています。
これを受けて、
4日の米株式市場では、
前日まで下落し続けていた
ダウ工業株30種平均が
前日比401.97ドル高の
3万2403.22ドルと
5日ぶりに反発しています。
ハイテク銘柄を中心とした
ナスダック総合指数も
132.313ポイント高の
10475.254と
こちらも5日ぶりの
反発となりました。
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今日はアメリカ中間選挙
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中間選挙については、
すでに何度か
このメルマガでも
お伝えしてきたため
詳細は省略しますが、
概要としては
連邦議会の上院の3分の1と
下院のすべての議員選挙や
州知事選挙などが行われます。
中間選挙は、
アメリカにおける
大きな選挙の1つであると同時に
次の大統領選を占う前哨戦とも言われます。
下院選においては
現段階では与党の民主党よりも
野党の共和党の方が
優勢と言う見方も強く
いわゆる「ねじれ構造」が
発生する可能性も高いといえます。
最後に今回の中間選挙が
株式市場に
どのような影響を与えることになりそうか?
と言う点について
解説したいと思います。
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中間選挙が与える株式市場への影響
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さて、中間選挙が与える
株式市場への影響ですが
仮に現政権与党の
民主党が優勢となった場合は
今後の政権運営が安定し、
株式市場にとっては
ポジティブな影響が出ると考えられます。
仮に共和党が優勢となった場合は
民主党の政権運営に
支障をきたすことが懸念され
株式市場にはネガティブな影響が
出ると考えると良いでしょう。
しかし、このメルマガでも
何度かお伝えしたように
選挙イヤーのアノマリー
と言うものがあります。
これはアメリカで重要な選挙がある年は
決まって株高の傾向になると言うものです。
もちろん足元では、
政策金利の動向が
株式市場の動向に
最も影響を与える事項とはいえ、
この辺も念頭に置いて
投資判断をすると良いでしょう。
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まとめ
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今年も残すところ2ヶ月を切りましたが
今月は来年の金融市場の動向を占う上で
非常に重要な月となっています。
中間選挙の後は
消費者物価指数の発表があり、
その頃には
12月のFOMCの政策金利が
どの程度となるのか
大方の予想がつくと思います。
引き続きこのメルマガでは
最新の時事情報と
株式市場の動向について
お伝えしていきたいと思います。
それでは、本日も最後までご覧いただき、
ありがとうございました。
下山敬三
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