《東洋経済ONLINEでコラム掲載中!》リスクの対極にあるものとは?
おはようございます、松下です。
今日は、投資に関連するテーマの
コラムをお届けします。
読んでみてください。
コラム:松下誠の投資探究
第174回「リスクの対極にあるもの」
リスクとは、金融市場では「不確実性」を意味する。
将来の値動きは、不確実であり、それゆえ投資には
必ずリスクが存在する。これは、人生についても同じで、
「人生、一寸先は闇」という言葉は、「先のことは見えない」と
いう意味であり、人生にはリスクが存在する。
ただし、間違ってはいけないのは、リスクとは不確実性であって、
プラスやマイナスを特定している言葉ではないということだ。
不確実だということは、思わぬ幸運が訪れることも含まれており、
リスクをマイナスに捉える必要はない。
それでも、人が不確実な状態に不安を覚えるのも事実だ。
だからこそ、投資はいつも不安なのだ。この不安を拭うためには、
リスクの対極にあるものを知り、それを常に意識し、
持ち続けておけば良いことになる。リスクの対極にあるものとは、
何だろうか?
リスクが不確実なものを指すのであれば、リスクの対極にあるものは、
「確実なもの」ということが言える。あなたにとって確実なものは
何だろうか?分かりやすく考えれば、事実や真実は確実なものと言える。
さらに深く考えて、自分にとって揺るぎのない確実なものがあれば、
それがあなたにとっての、リスクの対極にあるものだ。
1つアドバイスをすれば、あなたの信念はリスクの対極にある。
なぜなら、信念とは揺るぎのない思いだからだ。同じ意味で、
自信もリスクの対極にある。自信とは、「自分を信じること」であり、
ここには不確実性は存在しない。
ここまで読んでくると気づくと思うが、リスクの対極にあるものとは、
あなた自身だ。あなたが、自分自身を揺るぎのないものとして
認知・許容できたとき、あなたにリスクはなくなる。
これは投資においても人生においても同じだ。
リスクを排除したければ、信念や自信を確認し、あなた自身を確立しよう。
そうなれば、あなたの世界からリスクは消える。
Is it OK?