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Kecofin
2022/07/28 06:24
公開: 2022/07/28 06:24
更新: 2022/07/28 06:42
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投資判断のためのファンダメンタルズ情報を提供します。 全ての投資判断のベースとなる米国経済に特に注力していますが、経済、FX、株式、金利など幅広い分野を対象としています。 どの分野で投資活動をするにしても、幅広い情報を持つことで理解が高まります。 私のモットーは「百聞は一見に如かず」と「困難は分割せよ」です。 前者では、「情報をグラフで見ること」。文章はできるだけ短く、簡潔にしています。 後者では、ボリュームのある長いレポートより、短いレポートを多数出すことにしています。そのほうがクィックリー・タイムリーに出せるし、読むのも楽だからです。 また、有料であるからには、他では見られない分析情報も提供します。 資産運用会社で、チーフストラテジストとして投資判断に利用してきた分析手法をそのまま提供します。勤務していたときは外部に出すことのなかった分析情報を、今は制限はありませんから。 なお、相場以外については、別blog、twitterでつぶやいています。 https://kecofin.blog.jp/ https://twitter.com/kecofin
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FOMC 2022/07/27 利上げ⇒景気後退&物価沈静⇒利下げ

経済情報


(FOMC声明より)FOMCはFF金利を2.25~2.50%に引き上げることを決定した。さらなる引き上げ継続が適切だと予測している。

パウエル議長は、会合後の記者会見で、『金融政策のスタンスがさらに引き締まるにつれて、引き上げペースを緩めることが適切となる可能性が高い』と述べた。

この感じだと、9月+0.5%、11月+0.25%、12月+0.25% で、年末のFFレートは3.25~3.5%といおうイメージだが、市場は、

5年国債利回り 前日2.90% ⇒FOMC後2.83%
2年国債利回り 前日3.06% ⇒FOMC後2.98%

来年後半くらいから、利下げに転じると考えているようだ。

株はこれを好感してPERの上昇が起きた。
為替はドル安となった。

要は、利上げ⇒景気後退&物価上昇沈静⇒利下げ ということだ。

先行きの景気後退については、フィラデルフィア連銀景気指数の先行き見通し(前回の記事参照)を見ても分かる。問題は、物価の沈静化が起きるかだ。市場はそう見ているようだ。

今後の展開のキーは、景気後退が物価上昇沈静を起こすかどうかだ。

『経済活動が減速しているにもかかわらず総需要は強いままだ。供給制約は予想より大きく長引いている。価格上昇圧力は明らかにモノやサービスの広範囲に及んでいる。最近、一部の商品価格は下落したが、ロシアのウクライナ侵攻に伴う原油などの価格高騰がガソリンや食品価格を上昇させている。
労働市場は極めて逼迫している。失業率は約50年ぶりの低水準で、求人倍率は歴史的な高水準にあり、賃金上昇率は大きい。過去3カ月の平均雇用者数は37万5000人と今年前半よりは減速したが、それでも堅調だ。労働需要は非常に強いが供給は低迷しており、労働参加率は1月からほぼ変わっていない。強い労働市場の継続は総需要が底堅いことを意味する。』  FRB議長「継続的な利上げが適切」 会見要旨: 日本経済新聞

という発言からは、今回の市場の反応は肯定しづらい気がする。

市場は、2006年の住宅バブル崩壊時のようなFF金利の動きを想定しているのだろうか?
だとすると、今回は、住宅価格暴落。株価暴落が起きるはずだ。
しかし、今回は今回、同じようにはならないだろう。
もう少し、考えてみる。








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#FOMC #利上げ
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市場エコノミスト ー 元外株ファンドマネージャー、チーフストラテジスト(アセットアロケーション)などー 東京大学農学部農業経済学科卒業。生命保険会社・資産運用会社で公的年金・企業年金・投資信託運用に携わるなど40年近く市場と関わってきた。国内外の経済や株式・為替・債券、国際商品などのマーケット動向に通じる。 なお、相場以外については、別blog、twitterでつぶやいている。
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