【特集】ドルコスト平均法とレバレッジ積立投資の真実-11(まとめ)
運用
さて、これまで10回にわたり、いろいろな相場のパターン別にレバなし、レバ2倍、レバ3倍について積み立て投資をした場合のシミュレーションをしてきました。
世間の「常識」からすると、積立投資でよく言われるのが、
①思い立ったが吉日、今すぐ始めるのが良い
②レバレッジ投資信託は危険
といったことです。
しかし、①については、レバなしの場合は原則としてそう言ってもよいと思いますが、レバありは、償還期限も短い傾向、比較的短期勝負になるので、現在の相場状況や今後相場が短期的にどう動くのかが、パフォーマンスにかなり影響すると言えます。
また、②については、レバありは相場状況によってはかなり時短できます。また、積み立てることでリスクもある程度分散でき、一概に危険だとは言えません。
ただ、結局、積立投資(特に長期積立)は投資するタイミングがわからないからこそ取る手法です。その点では、レバあり投信は買うタイミングが問われる(=パフォーマンスに直結する)という意味で、投機の要素も強い「玄人向け金融商品」ということができます。
そして、レバなしであっても、できるだけ下落局面で多く買い付けられたかどうかが、後々のパフォーマンスにかなり影響します。
その点では、上昇局面では買い付けを避け、いわゆる●●ショックのような歴史的な大きな下落後から買い付けを始めるのがよいと思います。
ただし、あくまで投資の最終判断はご自身で。
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