『RCIを使った押し・戻りの3段階判定』を採用したインジケーター

　RCIの買いレベル（売りレベル）を例えば-80（+80）に設定して、このラインにRCIが到達して反転したら買おう（売ろう）と思っていたのに、-80（+80）に到達せずに反転してしまってチャンスを逃したことはありませんか？

　このような状況を避けるために『RCIを使った押し・戻りの3段階判定』が考案されました。

　『RCIを使った押し・戻りの3段階判定』の考え方は下記の通り。

RCIの動きの模式図-1

① 1本目の買いレベルを下抜けした後、2本目の買いレベルに届かずに1本目の買いレベルを上抜けしているので買いサインが点灯します。

② 2本目の買いレベルを下抜けした後、3本目の買いレベルに届かずに2本目の買いレベルを上抜けしているので買いサインが点灯します。

③ 3本目の買いレベルを下抜けした後、3本目の買いレベルを上抜けしているので買いサインが点灯します。

RCIの動きの模式図-2

④ 1本目の売りレベルを上抜けした後、2本目の売りレベルに届かずに1本目の売りレベルを下抜けしているので売りサインが点灯します。

⑤ 2本目の売りレベルを上抜けした後、3本目の売りレベルに届かずに2本目の売りレベルを下抜けしているので売りサインが点灯します。

⑥ 3本目の売りレベルを上抜けした後、3本目の売りレベルを下抜けしているので売りサインが点灯します。

　『RCIを使った押し・戻りの3段階判定』を用いたMT4インジケーターには現在のところ下記の3つがあります。

(1)

RCIとMA『3段階判定』で押し目買い・戻り売りを強力サポートするインジケーター【R1MS3】

このインジケーターでは、上述の『RCIを使った押し・戻りの3段階判定』に加えて0～4本の移動平均線をフィルターとしています。

【R1MS3】のサインの例

(2)

RCI3本『3段階判定』で押し目買い・戻り売りを強力サポートするインジケーター【R1R2S3】

このインジケーターでは、上述の『RCIを使った押し・戻りの3段階判定』に加えて2本のRCIをフィルターとしています。

【R1R2S3】のサインの例

(3)

RCI『3段階判定』と平均足スムーズドで押し目買い・戻り売りを強力サポートするインジケーター【R1S3HAS】

このインジケーターでは、上述の『RCIを使った押し・戻りの3段階判定』に加えて1～2本の平均足スムーズドをフィルターとしています。

【R1S3HAS】のサインの例