長期投資は地味なんだけど勝ちやすい投資戦略?
長期投資と言えば、ウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガー、ジョン・メイナード・ケインズ、澤上篤人、藤野英人などなど、投資で成績を残している有名人がたくさんいることで知られている投資戦略です。
でも長期投資といっても、どのくらいの期間、保有していれば長期なのかと聞かれると中々難しいところです。
ウォーレン・バフェットは一度買った株は手放すことがないとして有名ですが、実際は結構売買を行っています。
どうやら長期投資の基準は時間とは違うのかもしれません。
ウォーレン・バフェットの言葉を参考にするなら、「喜んで10年間株を持ち続ける気持ちがないのなら、たった10分間でも株を持とうなどと考えるべきですらない。」というのがありますが、つまり長期投資とは、企業そのものの価値を考え、長期間保有するつもりで銘柄を選べということなのでしょう。
しかし、実際時が経過してみると、思っていたような会社ではなかったと判断した時に売却することもあるという事なのかもしれません。
なかなか難しい感覚ですが、長期投資とは単純に長期間保有するというだけの話ではなく、本質的価値から長期的に保有したいと思う企業を探すのが、長期投資なのかもしれません。
長期投資家の購入コストと言われる200日移動平均線
(SBI証券より)
長期投資家の購入コストとして200日移動平均性を参考にすることがあります。
これを見ると一目瞭然ですね。この1年日経平均は常に200日移動平均線の上にあります。つまり、200日移動平均線を長期投資家の平均購入コストと見なすと、長期投資家は、この1年間一度も損失を出すことがなかったということになります。
つまり、いい会社を買って保有するだけの地味な投資戦略ではありますが、長期投資は案外勝ちやすいという事がわかります。
よろしいですか?