【2021最終講義】含み損の対処事例と「エントリー時、●手先まで考えなさい」の話
こんにちは、下山です。
大晦日のせわしない中、
メルマガを開いていただき嬉しく思います。
今メルマガをご覧になっているあなたは
きっと勉強熱心な方でしょう。
「トレードで勝ちたい」
強い意志をお持ちの方だと想像します。
そんなあなたにだからこそ
今年最後にお伝えしておきたいことがあります。
「含み損」
についてです。
トレードで利益が残せるかどうかの肝は
「含み損の対処」にあります。
含み損にきちんと対処できるようになって
損することがなくなれば、もう勝つしかありません。
でも肝の部分だからこそ奥が深く、
皆さんの悩みが深いことも十分承知しています。
そこで大晦日の今日は
2021年の総まとめとして
「含み損の対処」
について改めてお伝えさせてください。
2021年、利益を残せなかった方も、
ぜひ希望をもって新年を迎えてください。
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おだやかな日経平均株価がキバをむくとき
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思い起こせば2021年の日経平均株価は
概ねおだやかでしたね。
27,000円台〜30,000円台を行ったり来たり。
1日に1,000円近く上下することはありましたが、
適当にエントリーして含み損が出ても
たいていは待ってたら含み損がそのうち消える、
そんな今年の日経平均株価でした。
大きな損失を出したトレーダーの方も
例年に比べて少なかったのではないかと想像します。
ただ、来年はわかりません。
2021年に蓄えられたエネルギーが一気に爆発し、
暴騰もしくは暴落が起こる可能性も考えられます。
トレーダーとして真価が問われるのは、
まさにその時です。
たとえばあなたが
27,000円で買いポジションを持ったあと、
下げ止まらず、相場が暴落。
もしそんな状況に陥ったらどうしますか?
ただただ含み損が増え続けるのを見守るしかない、
それだけは避けたいですよね。
じゃあそうならないために何をすべきか?
まずはあなた自身で考えてみてください。
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方法は1つではない。
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株アカデミーで学び、
安定的に利益を出されている生徒さんに話を
聞いている中で
「へ〜」
と思うことがあります。
「どういうやり方でトレードをされているのか?」
話を聞くと、
みなさんそれぞれ全然違うやり方をされていて
驚かされることがあります。
もちろん株アカデミーで教える
"波乗り投資法のルール内で"、
という前提ですが、
その方ご自身でアレンジを加え、
利益を出されている方がたくさんいらっしゃいます。
ご自身の資金や性格などに合う方法で
トレードされています。
人それぞれトレードのクセが必ずあります。
慎重にポジションを持つ方、
大胆にポジションを持つ方、
トレンド相場が得意な方、
ボックス相場が得意な方、人それぞれです。
そういったクセを認識し、
ご自身に合った取引をされています。
何が言いたいのかというと、
「方法は1つではない」
ということです。
含み損への対処法も1つではありません。
いろんな方法があります。
ただし、対処法の根本的な考えは普遍です。
根っこにある本質的な考え方は
コロコロ変わるものではありません。
ですから、
ここではその普遍的な考え方を
紹介いたします。
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エントリー時、●手先まで考えなさい。
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「行き当たりばったり」
トレードで含み損に対処できない方の傾向を
1つ挙げるとすれば、これにつきます。
とにかくその場しのぎで、
相場の動きに翻弄されていると言いますか。
意気揚々とエントリーして、
いざ含み損が出たら
「どうしよう、どうしよう」と慌て始め、
耐えられなくなったらロスカット、
みたいな。
こんな行き当たりばったりなトレードをしていたら
いつまで経っても利益は残せません。
心当たりがある方はまず
その場しのぎのトレードをやめましょう。
そして、
ポジションを持つ前にあらかじめ考えてください。
「含み損が出たらどう対処するのか?」
「株価がいくらになったら何をするのか?」
先のことを考えて、エントリーしてください。
何をするのかを考える上で、
1つポイントがあります。
たとえば、
「買いポジションを持って
もし株価が下落して含み損になったら
売りポジションを入れて
いったん含み損を固定しよう」
と考えたとします。
これってどう思いますか?
不十分です。もっと先まで考えておくべきです。
いったん含み損を固定しました、
じゃあその後どうするのか?
含み損を固定した後、
株価が反転して上がったら、
もしくはさらに下がったら何をするの?
ということを、
あらかじめ考えておく必要があります。
「そう言われても、そんな先までなかなか考えられない」
と思う方は、
最終的に利益を残す決済パターンを
イメージできていないのかもしれません。
どういう取引をして最終的に利益を残すのか、
そういうイメージがあれば、
自ずと進む道も決まってきます。
未来の利益から逆算して
選択肢を見出すようなイメージですね。
ちなみに、サッカーの世界で、
味方からパスを受けてトラップするときに
次どこにパスを出したいかを頭にイメージして、
それに合わせてトラップを変える、
という話があります。
たとえば
味方からパスを受けたあと、右にパスを出したい。
だからトラップしたとき
右に蹴りやすい位置にボールを落とす、
みたいな。
その話と似ているかもしれません。
とにかく、
1つ先の手を考えるだけでは不十分です。
じゃあ何手先まで考えておくべきなのか?
自分が考えるのは
3手先までです。
さすがに将棋のように
30手、50手先まで考えておきましょうなんてことは
言いません。
3手先なら多くの方が考えられるはずです。
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含み損の対処事例
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では、具体的にどういうことを考えるのか?
最後にヒントとして少しだけ対処事例をお伝えします。
株アカデミーでは、
まず資金を5つに分割し、
5つまでポジションを持てるようにし、
買いと売りポジションを持てるように
信用取引を利用します。
このことを前提に、紹介します。
「株価が下がりそうだ」と考え
売りポジションを1つ持ったとします。
しかし予想に反して株価は上昇。
含み損ですね。
さてどうするのか?
買いポジションを持ち、
その含み損を固定するとします。
その後株価がさらに上昇したら
そこで買いと売りを両建て。
そして、もしその後さらに株価が上昇したら
2つの買いポジション(含み益)と
下の売りポジション(含み損)を
相殺決済。
もし両建てした後に株価が下落するようなら・・・
続きはYoutubeで。
↓
https://youtu.be/KabnaS4JEGo
全ての上げ下げのパターンは網羅できていませんが、
なんとなくイメージはわきましたか?
大切なことは
このようにポジションを持つ前から
きちんとシナリオを考えておくということです。
株価が上がった時何をするのか?
下がった時何をするのか?
3手先まできちんと考えていれば
安心してトレードできますよね。
相場の乱高下に感情が揺さぶられて
つい変な取引をしてしまうトレーダーの方も多いのですが、
最初から計画を立てておいて、
その通りに実行できれば
全てが想定内になり、
感情が揺さぶられることも少なくなるでしょう。
まだまだ伝えきれていないことだらけですが、
とても大切なお話をさせてもらいましたので
ぜひ参考にされてください。
良いお年をお迎えください。
下山敬三
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