【上級デイトレコースの教え】含み損どこまで耐える?
こんにちは、下山です。
トレードをしていると必ずぶち当たるのが
含み損どこまで耐えるのか?という問題。
大多数のトレーダーの方は
基本的にロスカットをして含み損に対処されると思いますが、
ロスカットが早すぎると損切り貧乏になる、
かといって遅すぎると大損する可能性も。
悩ましいところですが、
本日は特別に、
株アカデミーの上級コース「デイトレコース」
で教えている内容の一部を紹介させてもらいます。
早速ですが、まずは1つ質問です。
「トレードで早く大きく勝つために最も大切なことは何ですか?」
こう聞かれたらあなたは何と答えますか?
とてもシンプルな質問ですが
この質問にまともに答えられる方に
お目にかかることは、そうありません。
「早く大きく勝つ」
そう聞いた瞬間、多くの方の脳裏に浮かぶのは
大抵の場合、
「予想を当てる」
とか。
王道の回答ですね。
そりゃ、予想が当たれば早く大きく勝てるでしょう。
でも残念ながらこれは不正解です。
予想を当てることをメインにした取引はほぼ破綻します。
早く大きく勝つトレーダーが頭の中に描くのは、
予想が当たるシナリオなんかではありません。
むしろ予想が外れるシナリオなんです。
常に予想が外れる前提でトレードをする。
「予想が外れた時にどうするか?」
その思考が利益を残すのです。
では最初の質問に戻ります。
「トレードで早く大きく勝つために最も大切なことは何ですか?」
この質問の答えは
"資金管理"です。
結局、資金管理なんです。
資金管理は守りの姿勢ですから、
利益から遠ざかると思われるかもしれませんが、
資金管理を徹底することが結局、利益への近道です。
「資金管理なんか、言われなくてもやってるよ。」
と思われるかもしれませんが、
トレード中に資金管理のことを
本当の意味で意識して実践できている方は
驚くほど少数派です。
残念なことに
資金管理の認識があっても実行に移せない方も
たくさんいらっしゃいます。
なぜ実行できないのか?
理由は様々ですが、感情が関わっていることが多くあります。
たとえばその感情の1つが、
「自己顕示欲」です。
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ウサギに勝ったカメ、実は努力家ではない!?
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ウサギとカメのイソップ童話ってありますよね。
足が早いのに油断して負けてしまったウサギ、
足は遅いけどコツコツ進んで先にゴールするカメの話ですが、
この話に関するおもしろい解釈を、
『僕らは奇跡でできている』というドラマで
俳優の高橋一生さん演じる主人公が語っていました。
カメは頑張ってコツコツ前に進む努力家の象徴みたいに
語られますが実はそうではない、と。
↓
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“カメは全然頑張っていません。競争にも勝ち負けにも
興味がないんです。
カメは、ただ道を前に進むこと自体が楽しいんです。”
ー フジテレビ『僕らは奇跡でできている』第1話より
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カメはそもそもウサギに勝ちたいなんて微塵も思っていない、
決して歯を食いしばって頑張っているわけでもない、
ただ楽しいから前に進んでいるだけだと。
一方、ウサギはなぜ走るのか?
その答えがこちら。
↓
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“ウサギはカメを見下すために走るんです。”
ー フジテレビ『僕らは奇跡でできている』第1話より
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カメよりも能力が高い、
そのことを誇示したいのがウサギだという解釈。
童話の解釈はさまざまで、
これが絶対に正解だとは言いませんが、新鮮な解釈です。
そして、この解釈が暗に示すのは、
「人を見下すために行動する人間は、最終的に負けてしまう」
ということなのかもしれません。
トレードをされている方の中にも
割といらっしゃいます。
「○○さんよりも早く大きく稼いで、見下したい、見返したい」
そういう気持ちをもちながら
トレードをされている方、少なくありません。
ただ、そういう自己顕示欲は
トレードにおいて不利に働くことのほうが多いんです。
自己顕示欲が強いと、
「もっと稼ぎたい」と無理をしてリスクをとってしまうシーンが
多くなるからです。
「もっと攻めたい」という気持ちが強まり、
資金管理という守りがおろそかになるんですね。
結果どこかのタイミングで大きな損失を出すことに。
「誰かを見下したい、誰かに負けたくない」という感情は
負の影響を及ぼす場面が本当に多いんです。
たとえば、
「奥さんや家族を見返したい」とか、
もしあなたに心当たりがあるのなら
気をつけたほうが良いでしょう。
もちろん、利益が出ていればそれでOKですが、
人と比べて勝ちを追い求めると余計なリスクを取って
資金管理がおろそかになり、
ほとんどの場合、良いことはありませんので、
どうぞお気をつけください。
株アカデミーでも「人と比べない」を
生徒さんに守っていただく掟として、伝えています。
話が本題からそれましたが、
とにかく、「いついかなる時も資金管理を忘れないこと」
これがトレードで勝ち続けるための土台です。
では具体的にどのように資金管理をするのか?
もう1歩踏み込んだ話をさせてもらいます。
冒頭でお伝えしたように
株アカデミーの上級コースである
「デイトレコース」で教えている内容の一部を
お伝えさせてもらいます。
「どこまで含み損を耐えるのか?」
という話です。
ただし、1つ最初に断っておきます。
デイトレの話をさせてもらいますが
物事には順序があって、
いきなりデイトレを始めることを
株アカデミーでは推奨しません。
デイトレコースでも
まずはトレードの基礎を身につけるためにも
1日1回のトレードを学日、確実に利益を残せるようになる、
それからデイトレに移る、というのが流れです。
いきなりデイトレを始めることはおすすめしない、
ということをご理解いただいた上で読んでください。
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含み損、どこまで耐える?
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デイトレは、
新規ポジションをその日のうちに決済する取引ですね。
ポジションの保有時間が短いので
一発でドカンと大きく利益を取る、
というよりは細かい利益を積み重ねる取引になります。
相場には上がったり下がったり細かい波が生まれますので、
その波を利益に変えていくイメージです。
では本題の「どこまで含み損に耐えるのか?」
という話ですが、
その日のトレード実績によって変えていきます。
最初に「ここまでは含み損に耐える」
と決めた水準があって、
利益が増えていれば、その水準を広げていきます。
たとえばその日10万円の利益が出ているのならば、
次のトレードでは10万円までリスクを取って含み損に耐える、
という考え方です。
経験者の方ならお分かりになると思いますが、
ポジションを持って、仮に含み損になっても
しばらく待っていれば株価が戻ってきて結局含み益に変わった、
なんてことはよくあります。
ですから、含み損が出たときに耐えられる余裕があるほど
最終的に利益が残りやすくなります。
もちろん、
含み損が出て、待っていたら今まで獲得した利益を全部失う、
なんてことも起こり得ます。
ただ、そこで終わるわけではありません。
資金管理さえきちんとしていれば
いくらでも出直しがきいて
最終のトータルでは利益が残るようになります。
そのためのテクニックも色々ありますが、
今回はここまでにさせてもらいます。
なにはともあれ「資金管理」の考え方を根底に持つことが重要です。
本日のお話は
YouTubeでも詳しく話していますので
ぜひ合わせてご覧ください。
↓
『12年間負けなしのデイトレ手法を公開します。』
https://youtu.be/SzjpmfWOpdc
・デイトレに向いているのは株?FX?
・デイトレするために資金は最低いくら必要?
といった話もしていますので
デイトレに興味がある方はぜひご覧ください。
本日も最後までご覧いただき
ありがとうございました。
下山敬三
Is it OK?