《東洋経済ONLINEでコラム開催中》値動きは海の波に似ていると思いますか?
おはようございます、松下です。
市場に存在するトレンドは、
時に、海の波に例えられることがあります。
トレンドを波に見立てることで、
トレンドフォローの売買を波乗り(サーフィン)に
例えるようなイメージですね。
これは非常に分かりやすい例です。
波は現れては消え、
現れては消えを繰り返しますので、
その波のピークに近いところで
波から降りることができれば
利益を大きく確保できることになります。
トレンドフォロー売買の
分かりやすい例として、
波乗りをイメージしてください。
今朝、ふとこのことを考えていたら、
もう1つの概念を追加した方が、
さらに市場の価格の動きを正確に
捉えることができると思いました。
それは、「潮」の存在です。
潮というのは、あまり一般の人は意識しませんが、
海水の満ち引きのことです。
確か月の引力の影響で
起こるのだったと思います。
潮干狩りなどに行くと、
干潮と満潮の違いがよく分かります。
潮干狩りは、干潮時に
海岸線が遠くに後退した時に、
砂浜であさりなどを掘りますよね。
実は、この潮には、
より大きく満ち引きが起こる日と、
満ち引きの差が小さい時があります。
私は、小学校の高学年から
中学生の時分まで、釣り少年でしたので、
海の潮を調べて釣りに行ったものです。
潮の満ち引きが大きい状態を「大潮」と言い、
小さい状態を「小潮」といいます。
中潮もありました。
海岸からの釣りには、
大潮が適切で、大潮の日を狙って
釣りに行ったものです。
この潮ですが、必ず満ちては引き、
引いては満ちます。
ここには文字通りサイクルがあります。
メリマンサイクル論は、もともと天体周期から
スタートしている理論ですので、
潮の満ち引きのサイクルには、
メリマンサイクルが計測できることでしょう。(笑)
必ず満ち引きのサイクルを繰り返している潮が、
よりその差の大きい大潮と、その差が小さい小潮の
間を行ったり来たりします。
ここにもサイクルがあります。
そして最後に、大潮の時の方が、
私たちが見ている波は、より大きくなります。
こうやって順に考えると、
海の波は、大潮の日に干潮から満潮へ
移り変わっている時間に、
より大きなものになります。
大きい潮のサイクルと、
それよりも小さい波のサイクルの一致により、
エネルギーが増幅され、波の大きさが変化するのです。
市場の値動きによく似ていますね。
市場の値動きには、5~8年のサイクルといった、
上記で解説してきた潮のような大きい流れがあります。
そして、私たちが直接乗ろうとしている波には、
1年の波や、半年の波、1か月半の波など、
様々な小さい波があります。
サーフィンで考えるならば、
国内で楽しむよりも、
ハワイやオーストラリアで楽しんだ方が、
より大きい波に乗ることができ、
楽しいんでしょうね。
ハワイやオーストラリアを選ぶことは、
環境認識や銘柄選択のようです。
市場の値動きは、海の動きによく似ています。
そして、その動きは、私たち投資家の力では
決して変えることができません。
アップトレンドには素直に乗り続け、
ダウントレンドからは、さっさと抜けるのが得策です。
海をイメージしながら、
雄大な気持ちで、リラックスして
投資を楽しんでください。
Is it OK?