損失の苦しみから解放された時
おはようございます、松下です。
私はこれまでに1万人以上の大勢の
個人投資家に会ってきました。
その中で、幸せなことに、
私を信頼してくれているという言葉を
何百回といただいてきました。
そんな風に大勢の個人投資家が、
私を信頼してくれている理由の1つが、
私自身が投資を開始して大損をして、
それから利益を上げられるようになったという、
多くの個人投資家と同じ道を辿った
経験を持っているからです。
残念ながら多くの投資家は、
損をしたままで、なかなか利益を
上げられるようにならないのですが、
私がそんな損失の中から這い上がった
経験を持っているから、多くの投資家が
会ったこともない私を信頼してくれます。
この15年でそんな風に、大勢の個人投資家との
出会いがありますが、その人たちから
最も多く聞かれる質問の1つが、
「どんなきっかけで利益を上げられる
ようになったのか?」
という負け組から勝ち組への転機、
きっかけです。
今朝、いつものように各市場のチャートを
見ながら、昔の自分のことを思い出しましたので、
今日は、私が苦しみから解放された理由を
書いてみたいと思います。
投資を開始して1年半の間の私は、
とにかく価格の動きが全く理解できていませんでした。
当時の私は、今も多くの個人投資家がそうであるように、
何とか懸命に価格の行方を予想しようとしていました。
しかし、予想の精度は全く上がることなく、
日に日にお金は無くなっていきました。
毎日が焦りと恐怖で、
気が気ではない日々を過ごしました。
私が幸運だったのは、資金管理の大切さを
教えてくれる書籍に出会い、実際に資金管理の
方法を教えてくれる師匠に出会ったことでした。
また、今から考えると不思議なのですが、
この頃同時に、市場の価格変動を大局的に
理解するための「サイクル論」に出会ったことも
大きなきっかけになりました。
これらのことを契機に、私は少しずつ
価格の動きへの理解を深め、
自分の売買ポイントを、自分のターゲットに
合わせて操ることができるようになりました。
自分の買いたいポイントで買えるようになり、
狙った利益を上げられるようになりました。
これだけではトレードの精度が上がったに過ぎず、
まだまだパフォーマンスは不安定ですが、
これに資金管理が加わったことにより、
私は負けなくなりました。
孫子の兵法に、
「彼を知り、己を知れば、百戦あやうからず」
という格言があります。
これは戦に勝つための戦略・戦術論であり、
「相手を知り、自分を知れば、
百回戦っても負けることがない」
という意味です。
この戦術論は、「決して負けない状態」を
作ることを目指しており、戦いにおいては
「負けないこと=勝ちだ」という意味なのです。
そうして私はサイクル論により市場の価格変動に対する
理解を深め、資金管理により損失と利益のコントロールを
身に着け、負けない投資家に変わりました。
そのことを契機に、私は、それまでの苦しみや
恐怖から開放されました。
今でも投資やトレードは怖いものですし、
常にトレードの精度を追い求めていますが、
投資を開始した当初の、先の見えない苦しみや恐怖は
私の前から消えたのです。
これは文字通り、
「世界が変わった」という変化でした。
私にとっては、資金管理と価格変動への理解が、
その変化をもたらしてくれた要因でした。
価格の行方を一定の精度で想像でき、
自分の資金を自分でコントロールすることができれば、
市場や投資は恐怖ではなく、明るい日常の景色に変わります。
国内の多くの投資家は、残念ながらそんな明るい景色を
市場や投資の中に見ることができず、
あの頃の私と同じように暗い世界で
苦しみと恐怖の中でもがいています。
それは、幸せとはいえず、
投資がそうであるべきではないと思いますし、
ましてや私たちの人生も毎日も
そうであるべきではないと思います。
だから私は、
「資金管理と価格変動への理解」
を今日も教えます。
それが私を、苦しみと恐怖から解放してくれたからです。
私を苦しみと恐怖から解放し、
暗い世界から明るい世界へとひっぱりあげてくれた
資金管理と価格変動の理解を教えているのが、
損失の苦しみの中にいる人は、
早く学んで、苦しみから解放されてください。
よろしいですか?