FXでも投機に非ず資産運用のための豪ドルNZのレンジトレードEAを使うFX
今日は、株式投資から投資を開始し30年以上経ち、FXは15年程、マンション一棟の不動産投資もなさっている、現在は早期退職し投資収益で悠々自適という投資家の Sさん にお話を伺いました。
印象に残ったのは、ご子息には借り入れや入居者が居なくなるなどのリスクがあるから不動産投資は新たに行なうな、投資は本業以外の収入を得るためにも経済や世界の潮流を知るためにもやった方が良いけれども、やるならば、長期間預けておくだけで大きく膨らむ投資信託も良いが、やはり、利益原資が小さく利回りが大きいFXをやるべきだと仰っているとの件でした。
FX、株、そしていつかは不動産投資という流れが投資家の成長ステップということを聴く機会の多い私としては、新鮮なご意見でもありました。
その Sさん のFX取引は、RSIを使い 『EAつくーる』 で組んだEA(自動売買ソフトウェア)で半自動エントリーを行ない、決済は手動でトレーリングストップを入れながら、50pipsから100pipsを取りに行く逆張りのトレードスタイルでした。
使用する時間足は、2つあるそうで、ストップロスは西山孝四郎さんが必ず入れろ。と仰るのをセミナーで聞いたことから、適切な値を入れるようになって大きな含み損が無くなりトレードが安定したそうです。
RSIのトレード手法は、また、御本人に詳しく解説いただく機会を設けたいと思いますが、FXを投機ではなく資産運用に変えてくれるレンジトレードのEAを使ったトレードも実践されていて、今回は、その資産運用EAのお話をご披露したいと思います。
使っているEAは、Egoist_Repeat_AUDNZD_M1 です。
レンジトレードタイプのEAですが、このタイプは想定のレンジからレートが外れると保有したポジションが大きな含み損を抱えるため、怖がって避けるトレーダーの方も多いのが現実ですが、EA開発者の ぴっころ さんもページ内で解説されている通り、2013年後半から現在に至るまでの8年近く値幅1,500pipsのレンジを形成しているオージーニュージーで運用します。
レンジの中央値付近のより行ったり来たりして通過する頻度が多い価格帯は、以下の様に売り買い両方を行なう設定が可能で、利益獲得の機会を増やしにかかります。
①の外の価格帯は、売りか買いかのいずれかのみのトレードを行なうという設定です。
レンジトレードは一定間隔でポジションを取って行くため、レンジ相場の幅が最大1,500pipsもあると、相当なポジション数を持ってしまう、また、必要証拠金も大きくなってしまう怖さを感じます。
実際、開発者 ぴっころ さんのページ内での説明では、0.1ロット単位で10pips刻みで設定すると必要証拠金は489万円になるとされていますが、Sさん は刻み(間隔)を大きく取り最大でも30ポジション程度しか保有しないように設定することで、個人口座でも0.1ロット単位の取引で80万円もあれば大丈夫で、ぐっと必要証拠金とリスクを下げているそうです。
そして、これまたレンジトレードの怖さとして想定レートを外れた場合に対しては、Sさんが裁量で取り組まれているRSI等を見て、外れてトレンドが出てしまった方向と逆に逆張りの大きな相殺用ヘッジポジションを手で入れるそうです。
オージーニュージーのトレンド発生は、オーストラリア、ニュージーランドの政策金利を見れば予測がつくので、トレンドが出て来たら政策金利を見てヘッジポジションを入れます。
その後、全ポジションを手仕舞って、レンジ相場入りするまで待つといったトレード方法だそうです。
日本のFX会社の多くがレンジトレードの自動売買システムを提供していることも、投機ではない資産運用のためのFXは、投資として素晴らしいとの考えが根底にあると思います。
原資が小さく利回りが大きい資産運用のためのFXは、素晴らしい金融商品だと思いますし、スプレッドコストなども小さいMT4で行なうことは最善の選択肢ではないかと思います。
written by Hayakawa
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