株トーク 13日のマーケット展望【指数の上値追い期待できない中、個別の決算力に注目】
21年4月12日週、13日の東京株式市場の展望をテキストで解説いたします。
【4月13日の動画配信URLは、このメールの一番下に掲載しています。】
12日週、13日・注目の記事 URL
AGC純利益2.5倍に 今期上方修正 建築向けガラス好調 :日本経済新聞 (nikkei.com)
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本日の東京株式市場は、指数の上値追いに期待はできないと見切りつけ、個別株の好業績とテーマ株、材料株により傾ける流れとなるか注目している。
米エヌビディアのCPU参戦に関する材料は9984・ソフトバンクGの株価に影響しやすく、悪影響は6967・新光電工や4062・イビデンの動向を注視したい。
8233・高島屋の報道については、3099・三越伊勢丹や8237・松屋、3086・Jフロントへの連動インパクトとなりやすく、株価の変動要素となるだろう。
3048・ビックカメラの好業績は7513・コジマの動向で織り込んでいる側面もあり、6323・ローツェは好業績も、ここ3四半期で売上高は鈍っている。
7725・インターアクションは利益は回復傾向にあるも売上高は鈍化、6506・安川電機が味わったショック的な株安を拭い切れていない。
5201・AGCの業績動向は、5202・板硝子の年初来高値更新中から伺える側面もあり、ここが唯一期待できるセクターなのか、昨日の5401・日本製鐵上昇の不思議と共通する側面は大きい。
上記の企業決算動向から言えることは、昨年から今年の前半で活躍した銘柄に、さらなる上値追いの要素が乏しい点、先のことを言うなら6920・レーザーテックが分水嶺だろう。
ワクチン接種率の先進国比出遅れで指数の上値追いは期待できず、これまでのようなハイテク一辺倒もインテルとエヌビディアがシェアの食い合いを演じている。
景気回復の足音で期待できる素材、ガラス各社、鉄鋼各社、そしてポリシリコンに絡んだ4063・信越化学などは踏ん張り切れるのか、企業決算イベントはこれからの指数に影響を及ぼすだろう。
指数の上値追い、5月中旬までは厳しく、5月のSQが29000円台でなければ、指数の長期低迷リスクに注意が必要だ。
個別の見極め、そして新興企業投資、春から夏にかけての株式投資術で大切な事柄と考えている。
4月12日週、4月13日の動画
【4月13日・ライブ放送 8時00分より配信開始】
株トーク
マーケットストラテジスト 坂口隆信
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