私事ですが、実はご報告があります。
こんにちは、下山です。
私事ですが、今日は
ちょっとしたご報告があります。
自分の私生活をメルマガでつらつらと書くことは
普段あまりしませんが、
自分にとって人生の転機とも言える出来事なので
書かせてもらいます。
2019年の秋、「婚活を始めよう」と思い立ちました。
自分はもともと結婚願望が強かったわけではありません。
かと言って結婚をあえて避けていたわけでもありません。
結婚に対しては
ニュートラルな姿勢で人生を送ってきました。
しかし、そうこうしているうちに
気づけば40歳を超えて独り身。
それでも特に気にはしていなかったのですが、
ある漫画が自分の心を揺さぶりました。
『31歳ゲームプログラマーが婚活するとこうなる』
という漫画です。
描かれている内容は実話らしいのですが、
プログラマーの男性が婚活に奮闘するストーリーです。
その男性が自分を見つめ直し、
いろんなところを直しながら
婚活に向き合う様子が描かれているのですが、
涙ぐましい努力をされているんですよね。
それを読むうちに、刺激を受けまして。
「何もしないでこのまま独り身でいるのも違うな」
と考えるようになり、
ついに婚活を始めることにしました。
「あの時、行動を起こしておけば」
と後悔することだけは避けたいと。
ダラダラ続けても仕方ないので
「2019年のうちに良いご縁がなければ婚活はやめよう」
と考えていました。
始めてすぐにある事実を知らされます。
婚活業界の常識では、40歳を超えた男性は
なかなか厳しい、と。
子供がすぐにできたとしても
成人する頃にはパパが60歳になっているわけで。
「それはちょっと・・・」
と敬遠される傾向にあるようです。
「40オーバーの自分は時すでに遅しか」
とも思ったのですが、
実際始めてみると、ありがたいことに
思っていた以上に多くのオファーをいただきました。
年収のところで関心を持っていただいていたことも
多かったように感じます。
「えっ、お金目的?」
とネガティブな印象を持つ方もいらっしゃるでしょう。
でも自分は「経済力」も
「頭が良い」とか「性格が優しい」とか
あらゆる魅力と同列に捉えていて、
そこに魅力を感じてもらっていることに対して、
特に嫌悪感はありません。
アプローチをいただいた方の中で
自分と合いそうかなと思った方とお見合いをしました。
「とにかく多くの方と会ってみることが大切だ」
ということを漫画に教えられ、
その通り、年末までの約3ヶ月、
積極的にお見合いをしました。
婚活サイトに登録するのもタダではありませんし
紹介してもらうのにもその都度お金がかかります。
婚活の会社に指定されたお店でご飯を食べる際にも
もちろんお金がかかります。
結果、トータル100万円以上のお金が
かかったと思いますが、それだけの価値はありました。
最初から決めていた通り、2019年の年末で
お見合いは一区切りつけましたが、
出会った1人の女性と仮交際が始まりました。
(仮交際というのは婚活会社が定めているシステムです。)
2020年に入り、コロナのことがあり、
6月まではしばらく会えない時期が続きました。
家も少し離れていましたし、
お互いに万が一のことがあってはいけないので
しばらくは遠距離の関係が続きました。
その後、緊急事態宣言が解除され、
県をまたいだ移動の規制も解除され、
そのタイミングで結婚を前提として
一緒に住むことになりました。
新しい生活が始まりました。
昨年秋の決断で人生が大きく変わりました。
婚活を通じて改めて痛感したのは
「とにかく始めてみることの大切さ」です。
「初対面の女性と会う」という慣れないことをして、
途中体調を崩してしまったこともありましたし、
人間対人間ですから良いことばかりではありません。
でも全部ひっくるめて
行動を起こして良かったと心から思います。
もちろん1人の女性と出会えたからこそ
言えることではあるのですが、
仮に良い出会いがなかったとしても
新しい世界に1歩踏み出してみたことに
一片の悔いもなかったでしょう。
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最初の一歩
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新しい世界に飛び込むこと、多くの方にとって
怖いことだと思います。
「先が見えない」という状況が
人間をいちばん不安にさせますからね。
何が起こるか分からない恐怖から
前に進めない方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
「でも、でも・・・」といろんな言い訳を考えて、
逃げてしまうのが人間の性です。
どうでしょう?
あなたは今何かから逃げていないでしょうか?
本当はやりたいことがあるのだけれど
いろんな言い訳をして逃げていないでしょうか?
胸に手を当てて思い当たることがあるのなら、
未来を変えるため、少しだけ前に進んでみてはいかがでしょう。
最初は1ミリでも1センチでも構わないと思います。
とにかく簡単なことから始めることが大切です。
人間というのは不思議なもので
1度始めると、途中でやめることを
気持ち悪く思うようにできています。
心理に関する話の中でも、
「最初にYESと言ってしまうと、
そのあとのお願いにもYESと言いやすくなりますよ」
みたいなことが言われていますが、
一貫性を求めるのが人間です。
ですから、どれだけ小さくても
最初の1歩を踏み出すことが肝心です。
最初の1歩目は
100歩分の価値があるといっても良いくらいです。
「今さら始めてももう遅い」
と思うこともあるかもしれませんが、
それはやってみないと分かりません。
「結婚に不利だ」
と言われている41歳の男でも
素晴らしい出会いに恵まれました。
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かっこいい生き様
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そういえば最近、
Youtubeでピン芸人の陣内智則さんの動画を観ました。
「リストラされ、借金もあり
人生に絶望して命を絶とうとした男が
木にとまっているセミに諭される」
という
笑いの中に切なさ、悲しみ、哀愁など、
いろんな感情が混じっている、そんなコントです。
その中に、
「わしらセミはなあ
今日死ぬって分かってても最後まで生き抜くんや」
(https://youtu.be/k3X_NuqHHWc
陣内智則【コント セミの1週間】より)
みたいなセリフがありました。
あくまでコントのセミですが、
最後の一瞬まで全力で生き抜く姿勢は
純粋にかっこよくないですか?
「今さら始めても遅い」と思ったとしても、
それでもできることから
行動を起こす人のストーリーには
胸打つものがあると思います。
それでは本日も最後まで
ご覧くださいましてありがとうございます。
下山敬三
Is it OK?