FX会社が生み出した、損切りしなくて済む仕掛けは EUR/AUD !ってツッコミどころ満載やん(・_・;)
できるだけ損切りしない方向での取引について語ってきました
残っているのは
トルコリラは下落を続けているから勝てなさそうだけど、他通貨なら?
現実的に向いている通貨ペアはこれ。
あるFX会社が自社の都合で設定したトラリピ系のシステムの顛末について
の3つですが、忘れないうちにあるFX会社が自社の都合で設定したトラリピ系のシステムの顛末について
を書きます。
数ヶ月前に見て、これはダメになっても仕方ないな…と思った取り組みでした。
(その時の情報元を探すのにちょっと手こずりました←結構忘れちゃうんだよね)
【その仕掛けは インヴァスト証券の 「レンジフォーカス」 EUR/AUD】
12月5日(月)より、「トライオートFX」の自動売買機能に「レンジフォーカス」が追加され、
トライオートFX口座を持ってるお客はだれでも利用できるようになった。
そしてインヴァストが頭を捻ってたどり着いたのがEUR/AUDだったという訳です。
以下は概略の抜粋
レンジ取引に向いた通貨ペアを選ぶ
レンジ取引の効果を最も得られるのは、レンジの中心価格からピラミッド型に左右キレイに価格が分布している、つまり中心のブレが少ない通貨ペアです。主に以下の点から取扱全通貨ペアの2014年1月以降の価格データを分析し、レンジ相場に最も適している通貨ペアを選びます。
- 「中心回帰性(ある値を中心に価格が変動している)」
- 「過去の為替上昇・下降トレンド期間のバラつき」
- 「過去の価格変動範囲」
2016年12月現在、レンジ相場に最も適した通貨ペアはユーロ/豪ドル(EURAUD)です。
・推奨通貨ペアは、過去3年間の価格変動で良質な中心回帰性が確認できるユーロ/豪ドル(EURAUD)
幸いにもそのページが残ってた のでお借りしました → コチラ
…で、お勧めの通貨ペア・レンジ幅・損切り幅などを定めたこの仕掛はどうなったかというと、
あっけなく下抜け(EURが弱くて想定レンジを下抜けた)
たようで、実際にこのシステムを運用していた人は約40万円の損失確定になってしまったそうな…
【少し考えれば判る問題点】
過去3年間はどう考えても短すぎる
3年大丈夫でも4年目で駄目、5年大丈夫でも6年目や7年目で駄目なんてざらに有るもんね…
「数年毎に通貨ペアを見直す予定だった」とか言われそうだけど、こういう仕掛けって簡単に乗り換えられないはずなんだよ。
含み損を抱えたポジが大量に残るわけだから…
スパンを8年にすれば、或いは10年にすればそれで大丈夫って物でもないけど、やっぱり安定を目指して損切りを避けたいなら10年・15年と過去を調べとくべきです
自社で扱っている通貨ペアで無理やり選んだでしょ?
ユーロとオーストラリアにある共通点は「お互いに先進国」ぐらいでは?
地理的に凄く離れてるし、資源国通貨とヨーロッパのユーロでは違いも大きい。
ならぱっと思いつくのが、豪ドルとカナダ。同じ資源国で先進国グループ、国もお互いに大きくてテロとか外交上のトラブルも小さめ(ユーロ離脱とか無いからね)
これだけでもEUR・AUDより、AUD・CADの方が変動幅が小さそう → 実際にAUD・CADの方が変動幅がはるかに小さい。
…なんだよね
調べた結果が自社で扱ってなかった通貨ペアだった → こんなの公表したって誰も取引できないとなれば、無理やり別の通貨ペアをでっち上げるよね(・_・;)
いや、そもそもAUD/CADの変動率自体調べて無い可能性も高いな
FX会社が勧めるシステムってのは自社の取引を増やして利益を上げる為のものだから当然こうなるんだよ。
じゃあトレーダーが作ったEAとかなら良いのか? → 利益を得るためにEAを売ってるんだから、最も儲かっている期間だけ抜粋した取引履歴をアップするよ → その期間外でEAをテストすると見事にボロ負けしちゃったりするよ(汗)
じゃあやっぱり自分で通貨ペアを探して、自分で仕掛けを考えるしか無いんじゃないか
…という訳で現実的に向いている通貨ペアはこれ。
を次回の記事で取り上げようと思います。
(購入者への公開はこの部分を書き換えてください)
よろしいですか?