減収ファスリ株急回復なぜ?弱みが強みに転換の幸運も。
こんにちは、下山です。
ここ最近、
セールなど色々とお得なキャンペーンがあります。
たとえば楽天モバイルが、
「Rakuten UN-LIMIT」として300万名を対象に
月額2980円が一年無料になる、キャンペーンを
4月から打ち出しています。
細かい内容はさておき、一年無料で使えるのは
かなりの大盤振る舞いですよね。
楽天モバイル1本に絞るのは
回線的にちょっと不安かもしれませんが・・・、
たとえば
「スマホで株のチャートをずっと見てて
毎月容量が足りなくなる」
みたいな方はサブ機として持っておくのも
アリかもしれません。
これを書いている時点では、RakutenMiniという機種が
プランと同時申し込みで1円になるキャンペーンもあります。
(来週6月17日の8時59分まで。)
まずはバラまく戦略だと思いますが、
機種まで1円で配ってどうやって利益を回収するのか、
こっちが心配になるくらいです。
ちなみにiPhoneは公式にはサポートされていませんが、
eSIM対応機種によっては使えるようで
iPhoneXRに楽天のeSIMを入れて使っている知人もいます。
「ネットは、都内で普通に使えている」と言っていました。
他にもキャンペーンで言うと、APAホテルが
「コロナに負けるな!」とうたって
6月末まで1泊2500円のキャンペーンを開催しています。
「仕事に集中できる静かな場所が欲しい」とお悩みの方は
こういう場所を使うのも1つの手ですね。
今は観光や出張の需要が激減していますので
APAホテルに限らず、お手軽な価格で泊まれるホテルも
けっこうあるようです。
食に関してはアメックスが
特定のスーパーマーケットでアメックス決済すると
20%キャッシュバックするキャンペーンをしていたり、
テイクアウト限定の割引をやっている店も結構ありますね。
「コロナの影響で収入が減って困っている方や、
なかなか投資の資金がたまらない」
とお悩みになっている方もいらっしゃると思いますが、
こういったキャンペーンを利用し、
まずは経費を抑えることを意識してみるのも良いでしょう。
割引やセールなどを賢く利用すれば
日々の費用をかなり抑えることができます。
あまりに手間や時間のかかる節約は
むしろマイナスですが、情報を知っているだけで、
生活水準を落とすことなく費用を節約できる場面は
意外と多いものです。
価値あるものをできる限り安い価格で手に入れる意識を
普段から持つことは、投資で勝つことと
無関係ではありませんしね。
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ユニクロの面目躍如
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でも、節約を意識しなくても
「ここ最近は外出が減り、あまりお金を使わなくなった」
という方も多いかもしれません。
たとえば洋服にかけるお金が減ったとか。
テレワークが中心になって
そこまで服装にこだわらなくなり、
「もはやユニクロで十分」
な方も多いのではないでしょうか。
着飾る場面が減った今の世の中では、
「Life Wear」 = 「進化し続ける普段着」
を謳うユニクロをちょうど良いと感じる人が
増えているかもしれません。
昔は「安くて品質も悪くて色のセンスも悪いユニクロ」
というイメージがありましたが
今はそうでもありません。
値段に対して満足できるクオリティの服が
売られているように感じます。
自分は読みませんが、
女性ファッション誌なんかでも
特集が組まれることがあるようですし、
「ユニクロ=品質も悪くてダサい」
というイメージはもはや過去のモノです。
コロナウイルスによる外出規制や収入減もあり、
「世界的にアパレル業界はこれからもっと苦しくなる」
とも言われますが、
値段が安くクオリティが安定しているユニクロは
むしろこんな時代だからこそ求められるのかもしれません。
「服にかけるお金はないけど
そこそこのクオリティのものが着たい」
という方にはちょうど良いですよね。
実際、コロナの影響で店舗を休業し、
売上は落としたものの、すでに回復傾向にあります。
国内店舗の5月の売上に関して
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月平均で約2割の店舗が
臨時休業していたことが響いたが、
夏物商品の販売が好調で、
営業した店舗では多くの日で
前年を上回る売り上げとなった。
(参照元:
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-fast-retailing-idJPKBN23A043)
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とあります。
また、ファーストリテイリングの株価も、
4月から2万円以上も上昇しました。
もちろん
日銀のETF購入の恩恵があるのは間違いありません。
日銀は間接的にファーストリテイリングの株を
約20%保有していて、事実上の国営企業だと
言っても過言ではない状態で
日銀あっての株価ではありますが・・・。
ちなみに、ユニクロにとって
今回のコロナ禍ですごく幸運だったことがあります。
それは、感染者数が多く
ロックダウンの影響が大きい欧米よりも、
感染者数が少なく立ち直りも早いアジアに
店舗が多かったことです。
ロイターの記事にはこうあります。
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Of Uniqlo’s 2,260 stores globally,
just 51 are in the United States.
Its inability to make strides
in the world’s biggest clothing market
has long been seen as an Achilles heel,
but for the time being
it may prove a blessing.
(引用元:
https://www.reuters.com/article/us-health-coronavirus-fast-retailing-ana/big-in-china-and-tiny-in-the-us-fast-retailing-seen-weathering-pandemic-idUSKBN23936X)
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簡単に訳すと、
全世界2260ある店舗のうち
アメリカにある店舗はたった51で、
世界最大のアパレルマーケットにおいて
躍進できないことがファーストリテイリングのアキレス腱であったが、
今はそれによって恩恵を受けている、
という内容ですが、
アメリカに店舗が少なかったことが幸いした、
ということですね。
もしアメリカでユニクロが売れていて
もっと店舗があったなら
回復はもっと遅れていたでしょう。
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普遍的でありながらテクノロジーも活用
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また、ファーストリテイリングは
テクノロジーも積極的に取り入れています。
ちょうど先週、原宿にユニクロがオープンしましたが
240台のディスプレイが並べられている実験的な店舗で、
テクノロジーを積極的に活用していく意気込みが感じられます。
あとユニクロといえばセルフレジもそうです。
利用したことがある方は
お分かりになると思いますが、
ユニクロにあるセルフレジはけっこう優秀です。
FID(radio frequency identifier)
と呼ばれるタグが利用されていて、
商品を台に置くと
全ての商品の合計金額が瞬時に表示されます。
スーパーやコンビニなどのセルフレジって
1つずつバーコードを読み取る仕組みになっていて、
「ちょっと面倒だな」と感じることもありますが、
その煩わしさがなく、
会計の時間がかなり短縮されるように感じます。
対面で人との接触をできるだけ避けたい
今の世の中の流れにもマッチしていますよね。
コロナの影響で何が起こるかわからない世の中ですが
「究極の普段着」という普遍性を持ち合わせながら、
テクノロジーも積極的に取り入れ
時代の変化に柔軟に対応していく企業であることを感じさせます。
日経平均株価の寄与度が
ダントツに大きい企業という意味でも
ファーストリテイリングの動向は今後も無視できません。
本日も最後まで
ご覧くださいましてありがとうございます。
下山敬三
Is it OK?