『残高』『有効証拠金』『余剰証拠金』は何が違う?
FX
MT5の「取引」タブの下に、「残高」「証拠金」「余剰証拠金」といった数字が並んでいます(表示名は口座会社や言語設定で少し異なる場合があります)。ポジションを持つと変わる数字と、変わらない数字があるのはなぜでしょうか。
今回は、仮の数字で、それぞれの意味を整理します。
数字の意味
- 残高:決済済みの損益を反映した、口座の資金額。ポジションを持っているだけでは変わりません
- 有効証拠金(MT5では「エクイティ」と表示される場合があります):残高に、保有中のポジションの含み損益を加えた金額
- 証拠金(必要証拠金):今のポジションを保有するために、口座に預けておく必要がある金額
- 余剰証拠金:有効証拠金から必要証拠金を引いた、まだ使える余力
仮の例で計算する
仮の例として、残高が100,000円で、あるポジションの必要証拠金が20,000円だとします。
- ポジション保有直後(含み損益なし):有効証拠金は100,000円、余剰証拠金は80,000円
- 含み損が10,000円出た場合:有効証拠金は90,000円、余剰証拠金は70,000円。残高は変わらず100,000円
- 決済して損失が確定すると:残高が90,000円に減る。ポジションがなくなるので、必要証拠金は0円
どこを見るか
- 今の含み損益まで含めた「実質の資金」を知りたいとき:有効証拠金
- あとどのくらい新しいポジションを持てるかを知りたいとき:余剰証拠金
- 決済済みの成績を知りたいとき:残高
見落としやすい点
含み損が大きくなると、有効証拠金が減り、余剰証拠金も同じ分だけ減ります。残高が変わっていないから大丈夫、と考えると、実際の余力を見誤ることがあります。
注意点
- ポジションの必要証拠金は、銘柄、ロット数、口座のレバレッジ、口座会社の規則によって異なります
- 口座の通貨や、取引する銘柄の通貨が違う場合は、為替レートで換算されます
- 画面の表示名は、MT5の言語設定や口座会社で少し異なることがあります
まとめ
残高は「決済済みの資金」、有効証拠金は「含み損益込みの資金」、余剰証拠金は「まだ使える余力」。取引中は有効証拠金と余剰証拠金を見る習慣をつけましょう。