【ザ・トレーディング編】第30回:自分のトレードに「成績」をつける? 成長を約束する「グレードA」の客観的評価
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前回(第29回)は、相場で生き残るための「損切り」という痛みを伴う作業について、謙虚な気持ちで向き合いました。損切りができるようになることは、プロへの第一歩です。
さて、私たちが学校で学んでいた頃、テストを受ければ必ず「点数」や「成績(グレード)」がつけられましたよね。どんな分野でも、試験を受けてパフォーマンスを客観的に評価されることで、自分の弱点を認識し、改善していくことができます。
では、トレードにおける「成績」とは何でしょうか? 「いくら儲かったか」でしょうか? いいえ、違います。今回は、プロが自分のトレードをどのように客観的に採点し、成長の糧にしているのかをお話しさせてください。
1. 儲かった金額=トレードの質、ではない
大半の人は、トレードの質を「損益の金額」で評価してしまいます。 確かに、資金の増減を示すことは重要ですが、それだけをトレードの評価基準にするのは適切ではありません。 なぜなら、たまたま運良く(ルールを破って)儲かることもあれば、完璧な分析と資金管理を行ったのに不運なニュースで損切りになることもあるからです。
エルダー博士はこう言います。 「現実にいくら入手可能であったものと実際に何を得たかを比較してトレードの質を評価するほうが、より有意義です」
つまり、「その時の相場環境が与えてくれたチャンスのうち、自分はどれだけの値幅を切り取れたか」を計算することが、本当のトレードの成績(グレード)になるのです。

2. 「トレードのグレード」を計算する