【検証記】コードが読めない40代会社員が、AI(Claude)を相棒に「動き続ける自作EA」を完成させるまでの全記録
第1章 はじめに ——
憧れのスローライフと、壁にぶつかったトレード生活
会社員として長年走り続けてきましたが、ふと「都会の忙しない生活から離れ、もっと自分の好きなことや趣味に時間を使うスローライフを送りたい」と思うようになりました。
そのためには、時間や場所に縛られない資産形成の柱が必要です。元々FXや自動売買(EA)には興味がありましたが、私には致命的な問題がありました。「プログラミングスキル(MQLコード)が一切ない」ことです。
自分でコードが書けないため、トレードは完全に手動や指値注文。しかし、本業の仕事や家事に追われ、チャートに張り付くことなんてできません。 「あとほんの少しで指値に届いたのに…」「チャートを見ていればチャンスだったのに…」 そんな悔しい思いを何度も繰り返し、思うように結果が出ないまま、半ば諦めかけていました。
最初に試した「ChatGPT」で挫折
そんな時にやってきたのが、昨今のAIブームです。 「プログラミングができないなら、AIにコードを書かせればいいのでは?」
藁にもすがる思いで、まずはChatGPTを使って取引ルールを組み立て、EAのコードを出力してもらいました。バックテストで「リスクを極限まで減らし、安全に利益を狙う」という完璧なルール(のはず)を設定し、いざデモ運用へ投入。
……しかし、1ヶ月経ってもエントリーは「ゼロ」。
リスクを排除しようとするあまり、エントリー条件が厳しすぎるガチガチのコードになっており、デモ口座では微動だにしない置物と化してしまったのです。その後も何度かプロンプトを変えて挑戦したものの、思い通りの動きにはならず挫折感を味わいました。
運命を変えた「Claude」との出会い
「やっぱり知識ゼロでEAを作るなんて無理なのかな……」
そう諦めかけていた時、エンジニアやAI界隈で「AnthropicのClaudeがコード記述において凄まじい精度を誇る」という話題を目にしました。
「コード生成が得意なClaudeなら、私の理想のEAを形にしてくれるかもしれない」
半信半疑のまま、私はもう一度だけ挑戦してみることにしたのです。
第2章:AI(Claude)との対話と、一筋縄ではいかなかった開発
ChatGPTでの「エントリーが1回も起きない置物EA」という痛い失敗を教訓に、私はClaudeとの付き合い方を根本から見直すことにしました。
コードが読めない私にとって、AIは単なる「コード出力ツール」ではなく、「一緒に仕様を詰めていくパートナー(優秀なエンジニア)」です。
今回開発したEA、コードネーム 「ORB_RR_(仮名)」 は、以下のような泥臭い試行錯誤の末に生まれました。
1. 「やりたいこと」を自然言語で限界まで分解して伝える
MQL5の知識がないからこそ、「東京時間の高値・安値を基準に〜」「リスクリワードは〜」といった具体的な取引ロジックを、日本語の日常会話レベルで愚直に伝えました。Claudeは私の曖昧な言葉を、驚くほど綺麗なロジック構造へ翻訳してくれたのです。
2. エラーが出ても焦らない「デバッグ作業」
当然、1発で完璧なEAができたわけではありません。 MT5上のコンパイルでエラーが出たり、バックテストで意図しない挙動(損切りが利かない、想定外のタイミングでの注文など)が起きたりしました。
以前ならここで挫折していましたが、エラーメッセージや挙動の違和感をそのままコピーしてClaudeに投げかけました。 「このエラーが出たけれど、何が原因?」「指定した時間以外にエントリーしちゃうんだけど、どこを直せばいい?」 Claudeは嫌な顔ひとつせず(笑)、原因の特定と修正コードを素早く提案してくれたのです。
第3章:ついに「動き続けるEA」が誕生
何度もバックテストと修正を繰り返し、ようやく誕生したのが 「ORB_RR_Portfolio」 です。
前回の失敗作(1ヶ月エントリーゼロの置物EA)とは違い、バックテストでもしっかりと取引ロジックが機能し、リスク管理とエントリー頻度のバランスが取れた「生き物のように動くコード」が完成した瞬間は、思わず画面の前でガッツポーズが出ました。
プログラミング知識が全くなかった40代会社員の私が、「AIを適切に相棒として扱うこと」で、自分だけのオリジナルEAを手に入れたのです。
現在は、この「ORB_RR_Portfolio」をデモ口座に投入し、リアルな相場環境でのフォワードテスト(実働検証)を進めています。
第4章:おわりに(次回予告)
次回は、コードが書けない私でも形にできた「ORB_RR_Portfolio」の
概念・大まかなロジックや取引条件について、技術的な観点から詳しく解説していきます。
そして今後は、ごまかし一切なしの「月別デモ運用・リアル運用の実績データ」をリアルタイムでお届けしていく予定です。
「時間がない」「知識がない」とあきらめかけている方の参考になれば幸いです。 ぜひ研究室のフォローよろしくお願いいたします!