BOSのあと、どこまでの押し戻りを待つ?|ブレイク追随と押し戻り待ちを実チャートで比較【DWM実践チャート解析 EP.06】
DOWWAVE MARKER | DWM実践チャート解析シリーズ EP.06
BOSのあと、どこまでの押し戻りを待つ?
ブレイク追随か、押し戻り待ちか。CHoCH・BOS後の判断を考える
実際のチャートから、BOS後の浅い・深い押し戻り、CHoCH後の値動き、複数の判断材料の組み合わせを読み解きます。
BOSが確定した直後にトレンド方向へエントリーするのか、それとも価格がいったん戻るまで待つのか。トレンドフォローで迷いやすい判断の一つです。
しかも、押し戻りはいつも同じ深さになるわけではありません。
ブレイク後にほとんど戻らず伸びるケースもあれば、移動平均線(MA)やFVG、Order Block付近まで深く戻るケースもあります。
今回のテーマは「BOSのあとに必ず押し戻りを待つべきか?」です。CHoCH後の判断も含め、どちらか一方の売買方法を正解と決めつけず、相場構造と価格水準から考えます。
動画:DWM実践チャート解析シリーズ EP.06
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01 / CHoCH & BOS
CHoCH・BOSは「売買位置」を示すものではない
CHoCHは、それまでの相場構造に変化が生じたことを示す材料です。
一方、BOSは構造方向への高値・安値の更新を確認し、トレンドの継続を読む手がかりになります。
どちらも重要な情報ですが、CHoCH・BOSの確定と、有利なエントリー位置は別問題です。
ブレイク時点ですでに価格が大きく伸びていれば、その直後に逆方向の押し戻りが生じる可能性もあります。
確認すべきなのは「CHoCH・BOSが出たか」だけではなく、「どの水準をブレイクしたか」「現在価格はMAや重要な価格帯とどの位置関係にあるか」です。
02 / USDJPY / M5
CHoCH▲のあとも、買いを急げない理由
メインの事例はUSDJPYの5分足です。
下降方向の動きからCHoCH▲が確定しますが、上方にはOrder Blockの領域があり、上昇がそのまま継続するとは限らない状況でした。
DWMの表示を重ねると、CHoCH▲のあと上方のOrder Block付近で上値が抑えられ、その後、執行足・上位足の移動平均線が収束した状態から下落方向への拡散へ移る様子が分かります。
下落の進行に伴ってBOS▼が続きますが、最初のBOS▼後の戻りは浅く、次の局面ではFVG付近まで深く戻す場面もあります。
戻りの深さは、同じトレンドの中でも一定ではありません。
なお、チャート上のBOSラベルは、ブレイクされた高値・安値側に表示されます。
ラベルの位置そのものを、約定を検討すべき価格や、ブレイク確定の時点と混同しないことも重要です。
03 / BREAKOUT OR PULLBACK
ブレイクを追うか、戻りを待つか
どちらを選ぶ場合でも、損切りをどこに置くのか、そこからどれだけの利益余地があるのかを先に考える必要があります。
強いトレンドだからブレイクが必ず有利、深く戻ったから押し目買いが必ず安全、という判断はできません。
04 / GBPAUD / M15
浅い押し目から上昇が再開するケース
GBPAUDの15分足では、上昇方向のBOS▲が確認されたあと、小さな押し目から上昇が再開する展開が見られます。
中期・長期MAまで深く押すことを必須条件にしていると、こうした値動きには乗れない場合があります。
ただし、浅い押し目だから買うのではありません。
直近の押し安値やブレイクした水準との関係を確認し、想定が崩れる水準を明確にできるかを考えます。
05 / GBPAUD / H1
深い押し目でも、上昇構造が続くケース
同じGBPAUDでも、1時間足には別の展開があります。
BOS▲のあとに価格が大きく押し戻され、Order Block付近まで下げたのち、上昇が再開しています。
短期MAを下回っただけで上昇シナリオが否定されるとは限りません。
大きなダウ波の構造、上位足の方向、押し安値との関係などを含めて判断します。
とはいえ、押し目の底を事前に正確に知ることはできません。
ここで比較したGBPAUDの15分足と1時間足は、独立したチャート事例です。同一時点の上位足と執行足を示す比較ではありません。
06 / AFTER CHoCH
CHoCHのあとも押し戻りを待てるのか
押し戻りを待つという考え方は、BOSのあとだけに限りません。
GBPUSDの15分足では、下降からCHoCH▲が現れ、その後に上昇方向の値動きが進み、BOS▲も確認できます。
ただし、CHoCH後に必ずBOSが続くわけではありません。
また、DWMではCHoCHを経ずにBOSが発生する場合もあります。
決まった表示順をそのままエントリールールにするのではなく、値動き全体を捉えることが重要です。
反対に、CHoCHが発生しても転換が継続しない事例もあります。
GOLDの15分足では、CHoCH▼が現れたあとに、上昇方向のBOS▲も確認できます。
07 / PRACTICAL CHECK
エントリー前に確認したい4つの判断材料
根拠が揃わない、損切りが遠すぎる、利益余地が小さい。
そうした局面では、エントリーを見送ることも判断の一つです。
08 / DOWWAVE MARKER
相場構造と押し戻り候補を一つのチャートで確認
DowWave Marker(DWM)は、ダウ理論に基づく相場構造の可視化を主軸とした、裁量トレード向け環境認識インジケーターです。
CHoCH・BOSの表示を中心に、執行足・上位足の移動平均線、FVG、Order Block、重要な価格水準などを組み合わせて相場を整理できます。
DWMは「買い」「売り」を自動的に決めるためのものではありません。
構造を捉え、価格が現在どこにあるのかを考えるための補助ツールとして活用することを目的としています。
09 / FREE TRIAL
14日間無料お試し版で実際のチャートに表示
今回の事例で紹介したCHoCH・BOS、移動平均線、FVG、Order Blockを、ご自身のチャートでも確認してみてください。
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10 / SUMMARY
まとめ:BOSのあとに待つべきものは何か
ブレイクに勢いがあれば、そのままトレンドが進む場合があります。
一方、浅い押し戻りも深い押し戻りもあり、同じ方法だけですべての局面に対応できるわけではありません。
CHoCH・BOSで相場構造を確認し、移動平均線やFVG、Order Blockなどから現在の価格水準を整理する。
そのうえで、ブレイクを検討するのか、押し戻りを待つのか、あるいは見送るのかを判断します。
See the Structure. Follow the Trend.
相場構造を見て、押し戻りを待ち、トレンドの再開を捉える。
