悪魔召喚 DEMOXEA Scene 1
FX
Prologue:禁忌の召喚
深夜。
廃墟と化した研究施設の地下室。

床には、幾何学模様と無数の文字が刻まれた巨大な魔法陣。
蝋燭の炎が揺れる。
その中心で、一人の男が古びた書物を開いていた。
男の名は、TAKANE。
人間界の富の構造に魅せられ、常識の外側に答えを求め続けた研究者。
彼が探していたのは、金を生み出す魔法ではない。
富を支配する存在そのものだった。

書物の最後のページ。
そこには、人間の言語では発音できないはずの名前が記されていた。
TAKANEは、その名を口にする。

次の瞬間。
魔法陣が紅く輝いた。

空気が歪む。
壁に走る亀裂。
床を這う黒い煙。
そして――
轟音。
光の中から、一人の女性が姿を現した。
黒い髪。
冷徹な灰色の瞳。
整然とした眼鏡。
その口元には、わずかな笑み。
女はゆっくりと周囲を見渡した。


BAELは鋭い眼光でTAKANEを見下ろす。

その瞬間、魔法陣の赤い光が激しく逆流する。
赤い光が渦を巻き、TAKANEの身体を包み込む。

DEMOXEA―悪魔のFX研究室―開幕。

