FVG・Order Blockはどう使う?|リテストとサポレジで読む押し目・戻り【DWM実践チャート解析 EP.04】
DOWWAVE MARKER | DWM実践チャート解析シリーズ EP.04
FVG・Order Blockはどう使う?
リテストとサポレジで読む、押し目・戻りの候補ゾーン
USDJPYの1時間足を中心に、FVGの部分埋め・全埋めと、Order Blockへのリテストを解説。GOLDの4時間足・日足を使い、上位足のゾーンを確認する意味も紹介します。
押し目や戻りを待つとき、チャートのどこに注目すればよいのでしょうか。
今回取り上げるFVGとOrder Blockは、価格が戻ってきたときの反応を観察する、サポート/レジスタンスの候補ゾーンとして活用できます。
前回のEP.03では、CHoCH・BOSと高値・安値の更新から、ダウ波の継続と転換を読み解きました。
今回はその相場構造にFVG・Order Blockを重ね、「どこで待ち、何を確認するか」を具体的に見ていきます。
相場構造を確認する → 候補ゾーンを選ぶ → リテストを待つ → タッチ後の反応と高値・安値を追う。
この流れで、押し目・戻りの見方を整理します。
DWM PRACTICAL CHART ANALYSIS / EP.04
動画で確認する:FVG・Order Blockの活用
ゾーンから離れる動き、リテスト、そしてその後の反応を、チャートの拡大とマーカーで順に示しています。
01 / FVG & ORDER BLOCK
FVGとOrder Blockを、サポレジ候補として見る
FVGとOrder Blockは、それぞれ異なる考え方で捉えるゾーンです。
FVG(Fair Value Gap)
一般的には、3本のローソク足のうち、1本目と3本目の価格範囲が重ならない部分を指します。
価格が大きく動いた場面にできる、値動きの偏りを捉えるゾーンです。
Order Block(オーダーブロック)
一般的には、大きな値動きの起点となったローソク足などをもとに捉えるゾーンです。
動画ではDWMが表示するゾーンを使い、価格が戻ったときの反応を確認します。
どちらも、押し目や戻りで注目するサポート/レジスタンス、いわゆるサポレジの候補として見ることができます。
下側の対象ゾーンへ戻ったときは下落が支えられるか、上側の対象ゾーンへ戻ったときは上昇が抑えられるかを観察します。
ここでいうリテストは、価格がいったん離れたゾーンへ戻り、そのゾーンを再び試す動きです。ゾーンへのタッチと、その後の反発・反落を順に確認すると、値動きを整理しやすくなります。
02 / FAIR VALUE GAP
FVG:部分埋め・全埋めと、その後の反応
上昇のFVGは、1本目の高値と3本目の安値の間にできる、両者が重ならない範囲です。
下落のFVGは、1本目の安値と3本目の高値の間にできる範囲です。
その後、価格がFVGへ戻り、内部を進む動きを「埋める」と表現します。
今回の動画では、ヒゲの到達を基準に次の2つを説明しています。
部分埋め
価格がFVGの内部まで戻り、反対側の端にはまだ到達していない状態。
全埋め
価格がFVGの反対側の端まで到達した状態。
右側の上昇途中にできた緑色のFVGと、高値からゾーンへ戻った後の値動きに注目。
USDJPY・1時間足で見る、FVGへの戻り
動画のUSDJPYでは、右側の上昇途中に緑色のFVGが表示されています。
高値をつけた後に価格が下落し、表示中のゾーンへ戻った後、上へ戻す動きが見られます。
この実例では、表示中のゾーンへのタッチと、その後の反応を確認しています。
部分埋め・全埋めの区別は、元のFVGの上下端を固定した動画内の模式図で説明しています。
FVGでは「どこまで埋めたか」と「その後どう動いたか」の2つを確認します。
戻りの深さと、その後の反応を分けて見ることがポイントです。
03 / RETEST & REACTION
USDJPY・1時間足:Order Blockへのリテスト
USDJPYのOrder Blockでは、下側の青色ゾーンと上側の紫色ゾーンを使い、サポート・レジスタンスとしての反応を比較します。
中央下の青色ゾーン、中央右の紫色ゾーン、右下の青色ゾーンを順に確認します。
① 中央下の青色ゾーン:サポートとしての反応
価格はいったん大きく上昇してゾーンから離れた後、中央の高値から下落して戻ってきます。
ヒゲがゾーン内部へ入った後、中央右の紫色ゾーン付近まで上昇しています。
下側のOrder Blockが、サポートとして反応した例です。
その後には同じゾーンを下抜ける展開もあるため、反応後の高値・安値まで続けて追っていきます。
② 中央右の紫色ゾーン:レジスタンスとしての反応
このゾーンから下落した価格が、再び上昇してゾーン下端付近にタッチします。
その後、上昇が抑えられ、右下の安値へ向けて下落しています。
先ほどのサポートの例と対比すると、価格が戻ってくる方向と、タッチ後に離れていく方向の関係が分かります。
③ 右下の青色ゾーン:押しの中でのリテスト
安値からいったん上昇した後、価格が青色ゾーンへ戻り、ヒゲが内部へ入っています。
動画では同じ押しの中の動きとしてまとめて捉え、その後、右上へ上昇する流れを確認しています。
ゾーンから離れる → リテストする → 反応する。
境界にタッチしたのか、内部まで入ったのかにも注目すると、押し目・戻りの形を具体的に読み取れます。
04 / REACTION & BREAKOUT
GBPUSD・1時間足:同じゾーンでの反応とブレイク
上側の紫色ゾーン付近から下落した場面と、右側で上へブレイクする場面を比較。
補足のGBPUSDでは、上側の紫色ゾーンの下端付近にタッチした後、大きく下落する場面があります。
一方、チャート右側では、価格が同じゾーンに到達した後、上へブレイクしています。
この比較から、タッチ後にどちらへ離れ、その後の高値・安値がどう変化したかを確認する意味が分かります。
ゾーンを起点に、反応とブレイクの両方の展開を追っていきます。
05 / HIGHER TIMEFRAME
GOLD・4時間足と日足:上位足のOrder Blockも確認する
執行足のゾーンに加えて、上位足のゾーンも把握しておくと、進んでいる値動きがどのサポレジ候補へ向かっているかを整理できます。
4時間足で上昇の流れを確認
広い期間の値動きを表示。安値からの上昇途中で、4時間足のOrder Blockを上抜けています。
動画のGOLD・4時間足では、広い期間を見渡せるよう表示を縮小しています。
安値からの上昇途中で、価格が4時間足のOrder Blockを上抜ける場面を確認できます。
日足に切り替え、上側のゾーンを見る
日足チャートで確認する上側のOrder Block。ゾーンへのリテストと、その後の下落に注目。
日足には上側のOrder Blockが表示されています。
このゾーンから下落した価格が、安値をつけた後に上昇してリテストし、その後、下落する動きが見られます。
執行足で押し目・戻りを考える際は、その先にある上位足のサポレジ候補も確認しておきましょう。
値動きの進行方向とゾーンの位置を照らし合わせることで、次に観察したい場所が明確になります。
DWMのFVG・Order Blockは、表示しているチャートの時間足で描かれます。
日足のゾーンは日足チャートで確認し、4時間足の値動きと照らし合わせます。
06 / PRACTICAL STEPS
実際のチャートで確認する4つのステップ
CHoCH・BOSと高値・安値の更新関係から、現在の流れを整理する。
現在価格に近いFVG・Order Blockと、押し目・戻りの経路にあるゾーンを確認する。
上位足のゾーンの位置も把握する。
価格が対象ゾーンへ戻る動きを追い、境界へのタッチや内部への入り方を観察する。
タッチ後にゾーンから離れる方向と、その後に形成される高値・安値を確認する。
FVGでは埋め方と反応を、Order Blockではリテストと反応を確認します。
この順序を持つことで、チャート上の情報を押し目・戻りの検討につなげやすくなります。
07 / FREE TRIAL
ご自身のチャートで、押し目・戻りの候補を確認
DowWave Marker(DWM)は、ダウ理論に基づくCHoCH・BOSによる相場構造の可視化を主軸に、複数時間足の移動平均線・FVG・Order Block・Pivot・市場高安値などを組み合わせた環境認識をサポートする裁量トレード向けインジケーターです。
普段見ている銘柄や時間足で、FVG・Order Blockがどこに表示され、価格が戻ったときにどう動くのか。相場構造と照らし合わせながら、ご自身のチャートで確かめてみてください。
08 / SUMMARY
まとめ:ゾーンを決めて待ち、リテスト後の反応を読む
今回はUSDJPYを中心に、FVGへの戻りと、上下のOrder Blockへのリテストを確認しました。
GBPUSDでは反応とブレイクを比較し、GOLDでは執行足と上位足のゾーンを照らし合わせる見方を紹介しました。
相場構造から流れを捉え、FVG・Order Blockで注目する場所を絞り、タッチ後の値動きを確認する。この流れを、日々の環境認識に取り入れてみてください。
See the Structure. Follow the Trend.
相場構造を見て、押し戻りを待ち、トレンドの再開を捉える。
