【ザ・トレーディング編】第17回:システムなしのトレードはギャンブル? プロの思考を完全コピーする「トレーディングシステム」入門?️?

これまでの連載で、トレンド系(移動平均線など)、オシレーター系(RSIなど)、そして市場全般の指標(NH-NLなど)、本当にたくさんの強力な武器を手に入れてきましたね!
しかし、ここからが一番重要です。
「これらの武器を、どう組み合わせて使うのか?」
どれほど優れた武器(インジケーター)も、単体で使ったり、闇雲に全部表示させたりすれば、ただの「ノイズ」になってしまいます。 今回から始まる第7章では、バラバラの武器をひとつの「トレーディングシステム」として組み立て、あなたのトレードを「感覚」から「ビジネス」へと進化させるプロの構築術について解説していきます。
?️ 魔法のツールは存在しない。インジケーターの「罠」

初心者はよく、相場で絶対に勝てる「魔法の弾丸」のようなインジケーターを探し求めます。 あるツールを使ってたまたま勝てると、それが魔法だと信じ込みます。しかし、やがてその魔法が効かなくなると(相場環境が変わると)、すぐにそのツールを捨てて、別の魔法のツールを探しに旅立ちます。
この「聖杯探し」をしている限り、永遠に勝てるようにはなりません。
なぜなら、マーケットはたった1つの指標で分析できるほど単純ではないからです。 では、たくさんの指標を組み合わせればいいのでしょうか?
ここにも罠があります。 トレンド系指標(MACDなど)は、相場にトレンドがある時は強力ですが、レンジ相場になると「ダマシ」のシグナルを連発します。 逆に、オシレーター系指標(RSIなど)は、レンジ相場では素晴らしいサインを出しますが、トレンドが発生すると早すぎるサインを出してしまい、大きな波に飲み込まれてしまいます。
つまり、すべてのテクニカル指標には「得意な相場」と「苦手な相場」があり、単体で使うと必ずどこかで破綻するのです。
? 最強のシステムは「矛盾」を利用する
では、プロはどうしているのでしょうか? 彼らは、それぞれ得意分野が違う指標を意図的に組み合わせ、「互いの弱点を補い合うシステム」を作ります。
エルダー博士の代名詞とも言える、最も有名なシステムが「トリプルスクリーン・トレーディングシステム」です。 ※このシステムの具体的な使い方は、次回以降でじっくり解説します!
トリプルスクリーンでは、トレンド系指標とオシレーター系指標を「わざと矛盾させる」ように組み合わせます。
第1のスクリーン(トレンド系): まず、トレンド系指標を使って「大きな波(長期トレンド)」を見つけます。ここで「買い」か「売り」か、大方針を決定します。
第2のスクリーン(オシレーター系): 次に、オシレーター系指標を使って「小さな波(短期トレンド)」の「逆行」を見つけます。
大きな波が「上昇(買い)」の時に、小さな波が「売られすぎ」を示した時だけ、エントリーします。
大波(トレンド)に沿って泳ぐのは簡単ですが、大波に乗るタイミングは、波が少しだけ逆流した時(押し目・戻り)が最も安全で、利益を最大化できます。
トレンド系とオシレーター系の「矛盾」こそが、その最高のタイミングを教えてくれるのです。
? トレードの前に書くべき「3つの約束」