MT4を起動した直後にサインを検証しないほうがいい理由:あとから届く過去の足
FX
MT4/MT5のインジケーターや便利ツールを作っているYohakuです。作るものは、ゴゴジャンのレビューや質問に出てくる不満から決めています。
自作のツールを確かめていて、意外な誤判定に出会いました。リペイントしない(確定した足だけで矢印が決まる)はずのサインを、ツールが「リペイントあり」と判定したのです。原因はサインではなく、MT4を起動した直後の状態でした。
先に結論
- MT4は起動した直後、閉じていた間の過去の足を、少し遅れて受け取ります。
- そのため、起動してすぐにサインのリペイント判定を始めると、あとから届いた足を「後から描かれた・消えた」と数えてしまうことがあります。
- 対策は、起動後しばらく(履歴がそろうまで)待ってから確かめることです。
何が起きたか
2026年10月13日、自分のデモ口座のMT4・GOLD(XAUUSD)で確かめていたときです。チャートに付けた自作ツールが、起動の4秒後に「過去の矢印が描き直されるサイン」と判定しました。ところが、そのサインは確定した足だけで矢印を出す、リペイントしないものでした。
記録を見ると、原因がわかりました。MT4を起動したあと、GOLDの足は2,053本でしたが、起動の8秒後には3,429本に増えていました。閉じていた間の過去の足が、起動のあとから届いていたのです。
なぜ誤判定になるのか
リペイント判定は、こういう考え方をします。見張りを始めた時点で、過去の矢印を全部控えておく。足が進むたびに過去を読み直して、控えと見比べる。消えた・動いた・後から出た矢印があれば「リペイントあり」と数える、という流れです。
ところが起動直後は、まだ届いていない足があります。控えを取った時点では「その足には矢印が無かった」のに、あとから足と矢印がまとめて届く。すると、本当は最初から出ていた矢印なのに、「後から描かれた」「過去が描き直された」と見えてしまいます。
サインは何も悪くありません。チャートの履歴がそろう前に数え始めたことが原因です。