【速報】黄金の守人:v1.10へバージョンアップ。負け方が良くなりました(正直な注意点つき)
連載 YokoとKenjiのGOLD EA使いこなし帖 第10回(速報)
こんにちは、Yokoです。
前回の最後に次回の予告をお伝えしましたが、予定を変更して、速報をお届けします。
予告した内容は、あらためてお届けしますね。
実は、またKenjiが大興奮しています。新しいEAを開発している最中に「守人にとっても大事なことに気づいた」と言い出して、ここ数日、ずっとこの調子で、バージョンアップに励んでいます。
よく聞いてみると、私から見れば「ただのトレール(損切りラインの動かし方)の変更」なんです。
でも、Kenjiにとっては違うようです。手塩にかけて育ててきたEAの主な指標が、軒並み良くなったのですから、開発者としては、それはもう大きな喜びなのだと思います。
そう思うと、私も少しうれしくなりました。
確かめてみたところ、バックテストの数字が大きく動いたので、黄金の守人をバージョンアップ(v1.10)しました。今回は、その報告です。
先に、結論をお伝えします
・変えたのは、損切りラインの動かし方だけです。取引回数は、1,625回のまま、同じです
・プロフィットファクター(PF)は3.55 → 5.85、勝率は77.4% → 86.4%になりました
・最大ドローダウン(DD)は約17%減、最大連敗は6回 → 4回に短くなりました
・ただし、1回あたりの平均利益は約12%小さくなり、約定の遅れにも敏感になります。良い面も、注意点も、正直にお伝えします
Kenjiが、気づいたこと
Kenji:「新製品の検証で、ゴールドのブレイクアウト型EAを、徹底的に調べていたんだ。そのとき、損切りにかかる回数の少なさに目が止まった。ブレイクした直後に、ほんの少しでも利益が乗ったら、すぐ損切りラインを引き上げて、『負けにくい位置』へ移す。この動きが、成績の安定に、ものすごく効いていたんだよ」
黄金の守人は、もともと、トレーリングストップ(利益に合わせて損切りラインを動かす仕組み)を使っています。ただ、その動き出すタイミングと、追従の細かさを、もっと早く、細かくできるのではないか、とKenjiは考えました。
Kenji:「思い込みでコードは変えない、というのが僕の方針。だから、同じ条件でバックテストして、数字で確かめたよ」
同じ条件で、比べてみました
検証の条件は、海外業者の実ティックデータ(2014年7月〜2026年9月)、ロットは固定で、取引回数もロットも、まったく同じです。変えたのは、損切りラインの動かし方だけです。
| v1.06 従来 |
v1.10 今回 |
変化 | |
|---|---|---|---|
| 取引回数 | 1,625 | 1,625 | 同じ |
| 勝率 | 77.4% | 86.4% | +9.0pt |
| PF | 3.55 | 5.85 | 約1.6倍 |
| 満額の損切りになった割合 | 22.5% | 13.4% | 約4割減 |
| 最大連敗数 | 6回 | 4回 | 2回減 |
| 最大DD(残高) | 91,229円 | 75,662円 | 約17%減 |
| リカバリーファクター | 87.1 | 119.3 | 約1.4倍 |
| 総損益 | 8,731,828円 | 9,864,312円 | +13% |
| 平均保有時間 | 6分31秒 | 3分18秒 | 約半分 |
※第9回の表とは、検証の条件が異なるため、数字を直接比べないでください。今回は、v1.06とv1.10を、まったく同じ条件で並べた結果です。
いちばん大きな変化は、「満額で損切りになる割合」が、およそ4割減ったことです。連敗が短くなり、損益のカーブが、なめらかになりました。総損益の伸びは約13%で、「勝ちを増やした」というより、「負け方が良くなった」ことが、主な効果です。
良いことばかりでは、ありません
Kenji:「ここは、正直に書いておくよ」
お伝えしておきたいことがあります。
・1回あたりの平均利益は、約12%小さくなります。早めに損切りラインを引き上げるぶん、大きく伸びるはずだった取引も、早めに利益確定されることがあります。「勝ちを小さく刻んで、負けを減らす」形です。
・約定の遅れに、敏感になります。テスターで、約定が1秒遅れる設定にすると、純利益は約1割、PFは約5.1まで下がりました。それでも従来の成績は上回っていますが、実際の運用での遅れ(ブローカーやVPSの環境)は、テスターとは別物です。
・年ごとの波は、残ります。13年中12年で、v1.10が上回りましたが、2025年だけは、v1.06のほうが上回りました。
・今回の数字は、すべて過去のバックテストです。将来の利益を保証するものではありません。
そのため、v1.10は、実運用でのフォワード検証も続けて、結果を、この連載でご報告していきます。
v1.10の変更点
① 損切りラインの動かし方を改良
利益が乗ったあと、損切りラインを引き上げるタイミングと追従を、従来より、早く細かくしました。設定の変更は、不要です。
② 注文の対象日数を選べるオプション
初期設定は、従来どおりです。オプションで、対象を増やして、取引回数を増やす設定も選べます。増やすと、純利益は増える一方、1回あたりの質は下がる傾向があります。
③ ログの強化
損切りラインの更新が通らなかったときの理由を、詳しくログに残すようにしました。ご自身の環境の確認や、サポートのご相談に、お役立てください。
Yokoのひとこと
新しい製品を作っていると、今ある製品の改善のヒントが、見つかることがあります。今回は、そのヒントを、思い込みではなく、数字で確かめてから、守人に反映しました。
v1.10は、すでにご購入いただいている方も、追加費用なしで、ダウンロードできます。
次回予告
次回は、「使いこなし帖」らしく、1日のエントリーを3回まで増やして、利益を伸ばす設定について、メリットも注意点も、あわせてご説明します。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
Yoko
今回ご紹介した商品
黄金の守人の販売ページを見る ▶※本記事は過去の検証結果をご紹介するものであり、将来の利益を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。