半裁量EA ELDRA 買ったらまず確認する設定チェックリスト20
こんにちは、ELDRA作者のホソノPです。
ELDRA は設定項目が400以上あります。「多すぎて、どこから見ればいいか分からない」という声もいただきます。
でも安心してください。売買の手法(ナンピン・グリッドなど)を決める前に、最初に1回だけ確認すれば済む項目は限られています。今回は、購入直後やブローカーを変えたときに見てほしい20項目を、チェックリストにまとめました。
A. 注文の基本(1〜7)
□ 1. 33-3. マジックナンバー
既定は 15151555。同じ口座で ELDRA を複数のチャートに入れるときや、ほかのEAと併用するときは、チャートごとに違う番号にします。同じ番号だと、お互いのポジションを自分のものとして扱ってしまいます。
□ 2. 33-8. 操作対象
- 0=マジックナンバー&チャートの通貨ペア(既定): ELDRA が建てた玉だけを操作。
- 1=チャートの通貨ペア: 手動の注文やほかのEAの玉も含めて操作。
MT5 標準の注文画面で入れた玉を、ELDRA の CLOSE ボタンで閉じたいなら 1 にします。逆に、ほかのEAと同じ銘柄で併用するなら 0 のままにしてください。グリッドの本数上限(44-10〜44-12)などもこの設定に従って数えます。
□ 3. 33-2. 最大許容スプレッド(pt)
既定の 5000 は実質無制限です。指標発表や早朝にスプレッドが広がったときに入らないよう、銘柄に合わせて設定してください。単位はポイントで、ドル円なら 10pt=1pips です。
□ 4. 33-1. スリッページ(pt)
既定は 10。成行注文で許容する価格のずれです。
□ 5. 33-9. フィリングモード(MT5のみ)
ELDRA はまずブローカーに合った方式を自動で選び、うまく判定できなかったときにこの値を使います。「Unsupported filling mode」などのエラーで注文が通らないときだけ、IOC(1)や RETURN(2)に変えて試してください。
□ 6. 33-4. 最大エントリーロット
既定 0=無制限。パネルでロットを打ち間違えたときの保険として、口座に対して大きすぎない上限を入れておくのがおすすめです。
□ 7. 1-1. ロットサイズの種類 / 1-2. 初期ロットサイズ
まずは「固定ロット」「0.01」から。複利やマーチンは、動きを理解してからにしましょう。
B. 画面の表示(8〜10)
□ 8. 33-6. 情報表示 / 35-1. ポジション情報パネル
取引情報パネルとポジション情報パネルの表示です。パネルの「×」で閉じた状態は v4.43 から正しく保存されるようになったので、最初から出したくない場合だけ false にします。
□ 9. 36-5. 縮小版パネル使用 / 36-1・36-2. パネル位置
ノートPCや小さいモニターでは縮小版がおすすめです。チャートの見たい部分にパネルが重なるなら、X・Y座標を調整します。
□ 10. 35-3. 損益計算方法
既定は「損益+スワップ+コミッション」。手数料のかかる口座でも、パネルの損益が実際の手取りに近くなります。
C. 時間の設定(11〜13)
□ 11. 19-1. 時間取得方法
ELDRA の時間の設定(稼働時間・エントリー不可時間など)は日本時間で書きます。
- 0=自動(既定): リアルはパソコンの時計、バックテストは自動の対応表。
- 2=EA計算: サーバー時間から計算。19-2(夏時間のGMTオフセット、既定3)・19-3(冬時間、既定2)を、お使いのブローカーのサーバー時間に合わせます。
VPS の時計が日本時間になっていない場合は、自動のままだと時間がずれます。VPS の時刻設定を日本時間にするか、2 にしてオフセットを入れてください。
□ 12. 19-4〜19-7. エントリー不可時間 / EA稼働時間
早朝のスプレッド拡大を避けたいなら 19-4 をON(既定の範囲は 0500-0900)。得意な時間だけ動かすなら 19-6 をONにして 19-7 に時間帯を入れます。
□ 13. 31-3・31-4. 週末クローズ
週末にポジションを持ち越したくないなら ON。既定の時刻は土曜 0545(日本時間)です。お使いの銘柄の週末の終わり時刻より前になっているか確認してください。
D. 損切りの保険(14〜17)
□ 14. 5-1. ストップロスの基準タイプ / 5-3. ストップロス(ポイント)
既定は「ストップなし」です。損切りは必ず何かしら設定しておくことをおすすめします。ポイントの単位は銘柄で違い、ドル円は 10pt=1pips、ゴールドは 100pt=1ドルです。
□ 15. 5-7. ストップ自動付与 / 5-9. マジック番号無視
5-7 をONにすると、SLの付いていないポジションに自動でSLを付けます。5-9 は既定で true なので、手動の注文やほかのEAの玉にも付きます。それが困る場合は false にしてください。
□ 16. 8-18. 仮想SL自動切替 / 8-19. 緊急ハードストップ
ブローカーがSLの設定・変更を拒否した場合(エラー4756)に、EA側で決済する「仮想SL」に自動で切り替えます(既定ON)。8-19 は、そのときにブローカー側へ置いておく保険のハードストップで、残高に対する割合(既定2%)です。
□ 17. 7-1〜7-3. 残高%損失限度 / 30-3. 下限金額
口座全体の損失が一定%に達したら止める仕組みです。7-3 が true なら初期残高を基準にします。1日の損失や最大損失のルールがあるプロップファーム口座では、ルールより少し手前に設定しておくと安心です。
E. 安全装置(18〜20)
□ 18. 32-1. プロップファーム種類 / 32-9. 日次DD80%で新規禁止
既定の「自動判定」は、サーバー名からプロップファーム口座を判定して、最小保持時間や1日の損失上限を自動で設定します。判定されない会社や、プランのルールがプリセットと違う場合は「カスタム」にして 32-2・32-3 を入れます。32-9 は既定ONで、1日の損失が上限の80%に達すると新規エントリーを止めます。
□ 19. 56-1. 資金不足ガード / 57-1. 注文レートガード
どちらも既定ON。56 は証拠金が足りないときに発注を事前に止め、57 は注文の失敗が続いたときや連打しすぎたときに一時停止します。57-7 は口座側でEAの売買が許可されていない場合をすぐに検知します。基本はONのままで大丈夫です。
□ 20. 58-1. 日次決済制限
既定はOFF。1日の決済回数に上限があるプロップファームで使います。58-2 に上限、58-3 に安全マージン(既定5)を入れると、上限の手前で新規エントリーを止めます。グリッドやナンピンで決済回数が多くなる方は確認してください。
よくある失敗
- ほかのEAとマジックナンバーが同じ → お互いの玉を決済してしまう。
- VPS の時計がずれている → 稼働時間・週末クローズが思った時間に動かない。
- スプレッド上限が既定のまま → 早朝の広いスプレッドで約定。
- 操作対象を1にしたまま他EAと併用 → 他EAの玉まで ELDRA が数えて止まる・閉じる。
設定を保存しておく
確認が終わったら、取引情報パネル(「≫」)の「Δ」ボタンでHTMLのパラメーターレポートを開き、「? setで保存」で .set にしておきましょう。0-1. このセットの説明メモに「口座名・確認日」などを書いておくと、レポートの一番上に表示されて後で分かりやすくなります。
まとめ
最初に見るのは、注文の基本・表示・時間・損切りの保険・安全装置の5グループ20項目だけです。ここを押さえてから、ナンピンやグリッドなど手法の設定に進んでください。設定は検証のうえ自己責任でお願いします。
まずはお試し版で
MT5版は14日間無料のお試し版があります。このチェックリストを手元に置いて、まずはテスターで動きを確かめてみてください。