【世界市場・中東情勢総点検】ホルムズ海峡タンカー攻撃・原油104ドル・米金利5.2%台――「有事のドル買い」と日本の祝日薄商いが仕掛けるドル円158円台の罠
FX
2026年10月12日(月)夕方、週明けの世界金融市場は中東情勢の急展開を受け、緊迫した空気の中で新たな取引週を迎えています。
東京市場が「スポーツの日」の祝日で現物株などが休場となる中、アジア時間から欧州時間にかけてのドル円(USD/JPY)は158.20〜158.40円近辺へとじりじりと水準を切り上げ、18カ月ぶりの高値圏にある米ドル(ドルインデックス 102.1前後)に追随する展開となっています。
「中東で軍事衝突が激化しているのになぜ安全資産のはずの円が売られるのか?」
「原油が100ドルを超えているのに、なぜドル高と株価の小幅反発が同時に起きるのか?」
「今週10月14日(水)の米9月CPI(消費者物価指数)に向け、相場はどう動くのか?」
足元の相場を読み解く上で最も重要なのは、「中東情勢が単なる外交・軍事上の緊張にとどまっているのか、それとも実物原油の物流遮断というエネルギー危機に発展しているのか」を明確に区別することです。
中東の現場で起きている軍事事象から、原油・国債・為替への波及経路、そして今週のトレードシナリオまで、全体像を一つの潮流として詳細に解剖します。
第1章:いま世界市場を動かしている
「5大マクロ材料」
現在、グローバル市場の価格形成を支配している主要変数は以下の5点です。