【方向が合っても入らない理由】壁までの余白を先に測る
買いの読みは合っていたのに、すぐ上の壁で押し返されて切られた。悔しくて、方向は合ってたのにと何度も思い返していませんか?
方向が合っていたなら、何が足りなかったんでしょうか?
実はこの質問、いただくことがかなり多いんです。
こんばんは!
まさしです^^
今回は、方向より先に壁までの近さを見て、近すぎる場面を外す話です。
方向が合っていても、壁が近すぎる場所では入らない。
? 「方向は合ってたのに」と聞かれた時に見る場所
そういう相談をもらった時、僕が最初に見るのは方向ではありません。
入った場所から、上位足の次の壁までが、どれくらい離れていたかです。
たいていの場合、入った場所のすぐ上に、前に何度も止められた高値があります。
買いの読み自体は外れていないのに、伸びる前に天井へ頭をぶつけている形です。
僕も昔、まったく同じ負け方を繰り返していました(;'∀')
方向が当たっているぶん、どこが悪かったのかが分からないんですよね。
? 負けた場面を見返す時は、入った場所と上位足の次の壁を、一本の線で結んでみてください。
? 行き先が合っていても、乗る駅が悪いと進めない
電車にたとえると分かりやすいかもしれません。
行き先が合っている電車でも、終点の一つ手前で乗ったら、一駅で降ろされます。
相場の方向は、電車の行き先のようなものです。
壁までの距離は、そこから何駅ぶん乗っていられるかなんです。
方向が当たっても、壁が目の前なら、利益になる前に止められやすくなります。
止められた位置で押し返されれば、損切りまで一気に運ばれることもあります。
方向が当たることと、入った場所に余白があることは、別に確かめる。
? 物差しは二本だけ。壁までと、やめる場所まで
では、近すぎるかどうかを何で決めるのか?
僕の場合は、二本の線を比べるだけの物差しを使っています。
一本目は、入ろうとしている場所から、進む方向にある上位足の壁までの線。
二本目は、同じ場所から、想定が違った時にやめる場所までの線です。
二本を並べて、壁までの方が明らかに窮屈に見えるなら、その場面はいったん候補から外します。
伸びる前に止められやすい場所で、わざわざ待つ理由は薄いからです。
記録例:【壁まで:指一本ぶん/やめる場所まで:指二本ぶん → 外す】
ここで細かい数字は使いません。画面に指を当てて、ぱっと見で比べるくらいで十分です。
✅ 二本線の使い方は、まず過去の負けで練習する
いきなり本番の注文で使うより、先に練習しておくと迷いにくくなります。
練習の材料は、最近の負けた場面のチャートです。
・方向は合っていたのに切られた負けを三つ選ぶ
・入った場所と、その先の壁を線で結んでみる
・方向の負けか、近さの負けかを一言で分ける
やってみると、方向の負けだと思っていたものの中に、近さの負けが混ざっているはずです。
僕も最初にやった時は、思っていたよりずっと多くて驚きましたw
分けた結果は、チャートの画像と一緒に短く残しておきます。
記入例:【方向:合っていた/壁:目の前にあった/近さの負け】
この区別が目に慣れてくると、本番でも入る前に壁の近さが目に入るようになります。
? 見るポイントは、いちばん近い壁
二本線を引く時に、いちばん間違えやすいところがあります。
一本目の線を、いちばん近い壁ではなく、行ってほしい場所に引いてしまうことです。
すぐ上の高値は小さく見えるので、つい飛ばして、その上の大きな壁まで線を伸ばしたくなります。
そうすると一本目は長くなって、どの場面も入っていい場所に見えてしまうんです。
見るポイントは、行ってほしい場所ではなく、最初にぶつかる場所です。
前に止められたことがある高値なら、小さくても線を引きます。
一本目の線は、希望の場所ではなく、最初にぶつかる壁に引く。
⚠ 近いこと自体が悪いわけではない
ここで一つ、ここまでの話を崩しておきます。
壁に近い場所が、全部ダメなわけではありません。
壁が進む方向の目の前にあるなら近すぎます。
でも、壁が背中側にあるなら話は逆です。
例えば買いで、すぐ下に何度も支えられた安値がある場面です。
前をふさがれているのではなく、後ろを支えられている形なので、見え方が変わってきます。
つまり見ているのは、近いか遠いかだけではないんです。
どちら側の壁に近いかで、同じ近さでも意味が変わります。
? 前の壁に近いのか、背中の壁に近いのか。近さを見る時は、向きも一緒に見ます。
❌ この壁は弱そう、で線を消さない
二本線を引いて外すことになった時、頭に浮かびやすい言葉があります。
この壁はもう何回も試されてるし、次は抜けるでしょ、という言葉です。
これは、壁を確かめているのではなく、抜けることを予想している状態です。
抜けるかどうかは、抜けたあとにしか確かめられません。
抜けたなら、その時は次の壁を相手に、改めて二本線を比べれば足ります。
抜ける前に、抜ける前提で入る理由はないんですよね。
壁が弱そうに見えても、抜けるまでは壁として線を引く。
? 二本線の先にある、GOLD特効薬の役割
二本線は、近すぎる場面を外すための、いちばん手前の物差しです。
ただ、どこを壁と呼ぶか、やめる場所をどこに置くかは、それぞれ自分で決めることになります。
GOLD特効薬では、GOLDのチャートでどこを見るか、なぜ待つのか、どこでやめるのかを、
同じ順番で確かめられるようにまとめています。
二本の線をどこに引けばいいのかで手が止まる人には、比べる材料になると思います。
一方で、教材が線を代わりに引いてくれるわけではありません。
道具が判断を代わりにやるわけではないので、線を引いて比べる手間は自分の側に残ります。
方向さえ当たれば勝てる場所を一つ教えてほしい、という人には向かないです。
? まとめ:方向の前に、二本の線を比べる
方向が合っていたのに切られた負けは、悔しさが残りやすい負けです。
でも、その多くは、入った場所の目の前に壁があった負けでした。
だから入る前に、方向を考えるより先に二本の線を並べます。
一本目を最初にぶつかる壁に引けているかどうかで、この物差しの効き方はかなり変わります。
近さを見る時は、壁が前にあるのか後ろにあるのかも一緒に見ます。
弱そうな壁も、抜けるまでは壁として数えておきます。
この二本線を自分で積み上げていくか、GOLD特効薬で線を引く場所の考え方から整理するかは、
どちらを選んでも、比べる習慣そのものは同じように残ります。
最後に一つだけ、質問させてください。
最近の負けのうち、入った場所のすぐ前に壁があったものは、いくつありましたか?
数えてみると、方向の問題ではなかった負けが、意外と見つかると思います^^
いつも読んでいただきありがとうございます^^