ツールを出す前に、デモ口座で2週間なにを確かめているか
FX
MT4/MT5のインジケーターや便利ツールを作っているYohakuです。作るものは、ゴゴジャンのレビューや質問に出てくる不満から決めています。
ツールを出す前に、デモ口座で2週間動かして確かめています。何を見ているのかを、今回は中身まで書きます。買う側が「このツールはどこまで確かめられたものか」を考えるときの、ひとつの目安になればと思います。
先に結論
- 出す前に確かめているのは、大きく3つです。MT4/MT5の両方でコンパイル警告が出ないこと、注文や表示が決めたとおりに動くこと、長く動かしても不具合が出ないこと。
- 警告が消えても、長く動かすと出る不具合があります。だから自動のテストに加えて、デモ口座で動かし続けます。
- 発注するツールは2週間、発注しないツールは自動テスト全通過に3日の連続稼働、と決めています(2026年10月8日に決めました)。
出す前に確かめていること
自分がいまツールに対してやっているのは、次のことです。
- MT4版とMT5版の両方を作り、どちらもコンパイル警告ゼロにする
- 発注の8通り(成行・指値・逆指値 × 買い・売りの6通りに、エントリー線を動かしてから成行に戻す2通りを足したもの)と、半分決済を自動でテストする
- 時間足の切り替え、通貨ペアの切り替え、複数チャート、ツールの取り外しを自動でテストする
- MT4/MT5を再起動して、パネルや設定が戻るか見る
- ツールを外したあと、描いた線やボタンが残っていないか数える
- デモ口座で動かし続けて、不具合が出ないか見る
人の手では見落とすので、ボタンのクリックや線のドラッグを自動で送るプログラムを書いて、業者側の情報で結果を確かめています。
やってみた結果
2026年10月7日、MT4/MT5のデモ口座で、GOLD(XAUUSD)とドル円に発注のテストを流しました。8通りの発注と半分決済の9項目を、MT4/MT5×2銘柄の4とおりで、合わせて36回。注文の種類、指値・逆指値の価格が線と合っているか、損切り・利確の向き、ロットが許容損失を超えないかを確かめて、36回すべて合格でした。
同じ日に、起動・時間足の切り替え・通貨ペアの切り替え・複数チャート・取り外しのテストも流しました。こちらは19項目を同じく4とおりで、すべて合格です。取り外しのあとは、ツールが描いた部品が0個、保存していた値も0個に戻っていました。
連続稼働では、ターミナルを再起動してもパネルが元どおり開くことを確かめています。
なぜ、わざわざ長く動かすのか
コンパイルが通っても、短い確認では見つからない不具合があるからです。実際に、自動テストや連続稼働で次のようなことが見つかりました。
- パネルの文字やボタンが背景に隠れて、色のついた四角だけに見える
- 通貨ペアを切り替えると、前の銘柄の価格の線が残る
- 損切り線をマウスで動かしている最中に、線がちらつく
どれもコンパイルは通っていて、ぱっと見では分かりません。実際にクリックしたり、何時間も動かしたりして初めて出ます。だから、出す前に時間をかけます。