発注しないMT4/MT5ツール3本:保有ウォッチ(無料)・MT5移行アシスト・復旧チェッカー
FX
MT4/MT5のインジケーターや便利ツールを作っているYohakuです。2026年10月14日にMT5移行アシストを、15日に保有ウォッチ(無料)を、ゴゴジャンで出しました。復旧チェッカーは16日に出しました。前回のロット自動計算パネルなど3本に続く、紹介の記事です。価格はここには書かず、商品ページでご確認ください。
先に結論
- 保有ウォッチ(無料)は、持っているポジションの含み損益・保有時間・保有数・総ロット・その日の損益を見張り、決めた上限を超えたら1回だけ知らせます。
- MT5移行アシストは、MT4で開いているチャート・描いた線・標準インジの設定を書き出し、MT5で作り直します。移せなかったものは、名前と設定値を一覧にします。
- 復旧チェッカーは、MT4/MT5やVPSが再起動したあと、チャートのEA・ポジション・自動売買の許可が前と同じかを点検し、結果をスマホに送ります。3本とも、発注と決済はしません。
作った理由
ゴゴジャンのレビューと質問、Xの声を読むと、次の困りごとが繰り返し出ていました。
- 証拠金に対してロットを盛りすぎて、気づいたときには退場していた(GOLDで特に)。損切りできずに持ち続けて、月の成績を崩した。プロップ口座の1日の損失上限を、確定と含みを合わせて常に見ておきたい。
- MT4はもう終わりの空気なのでMT5に移りたいが、移るとチャートやインジの設定を全部作り直すことになり、重い。レビューと質問の中にも、MT4専用のツールをMT5でも使いたいという声が24件(19商品)ありました。
- VPSやPCが再起動したあと、EAが外れていたり自動売買がオフになっていたりしても、気づけない。再起動のあとに通知や状態が元に戻るかが肝心だ、という声もありました。
口座に触るツールを、素性の知らない個人製で使うのは怖い、という声も見かけます。そこで今回の3本は、見る・知らせる・写すだけにして、発注も決済もしない形にしました。
1. 保有ウォッチ(無料)
できること
- 保有中のポジションを5つの数字で見張ります。含み損益(金額と、残高に対する%)、最長の保有時間、同時の保有数、総ロット、その日の損益(その日の確定損益+いまの含み損益)です。
- それぞれに上限(金額か%)を決めると、上限の8割で色が変わり、超えると赤になります。超えたときに1回だけ、音・ポップアップ・スマホ通知で知らせ、記録ファイルに残します。超えたままなら知らせ直さず、戻ってからまた超えたら、もう一度知らせます。
- 見張る範囲は、口座全体・その銘柄だけ・マジックナンバー指定(EAごと)から選べます。最大含み損から半分・ゼロまで戻るのにかかった時間も出します。1日の区切りは、業者の0時か日本時間の0時を選べます。
できないこと・気をつけること
- 知らせるだけです。決済もロットの変更もしません。どうするかは使う人が決めます。
- インジケーターの形なので、EAを動かしているチャートにも付けられます。Web認証はなく、DLLの使用の許可も要りません。
- スマホ通知は、MT4/MT5に MetaQuotes ID を設定したときだけ届きます(MT5からiPhoneに届くことを確かめました)。MT4/MT5を閉じている間は見張りません。
2. MT5移行アシスト
できること
- MT4用の「書き出し」とMT5用の「読み込み」の2本組です。MT4で開いている全部のチャートの銘柄・時間足・見た目、自分で描いた線(水平線・トレンドライン・フィボナッチ・四角・文字など)、標準インジとその設定を1つのファイルに書き出し、MT5で同じチャートを作り直します。
- MT4の標準インジ29種類を、MT5の同じインジに置き換えます(期間・方式・価格の種類を写します)。別の窓にあったものは、別の窓に作ります。
- MT4とMT5で銘柄名が違うとき(USDJPY と USDJPY.m、XAUUSD と GOLD など)は、決まった順で合わせます。合わないものは、設定に対応を書けます。
- 移せなかったもの(MT4専用のカスタムインジ、EA、見つからなかった銘柄)は、名前と設定値を一覧にしてファイルに残します。作者にMT5版があるかを問い合わせるときに、そのまま使えます。
できないこと・気をつけること
- MT4専用のカスタムインジ(ex4)とEAそのものは変換できません。一覧にするところまでです。
- インジの色・線の太さ・水準線は、MT5の既定のままです。ほかのツールが描いた線やボタンは、初期設定では移しません。
- 書き出したファイルを1つ、MT5のフォルダへコピーする手間があります(同じPCでも、この手順で渡します)。ファイルに口座番号とサーバー名は入りません。
- 読み込み(MT5)だけWeb認証つきで、最初に使ったMT5の口座に固定され、「DLLの使用を許可する」が要ります。書き出し(MT4)には認証がありません。
3. 復旧チェッカー(10月16日発売)
できること
- チャート1枚に付けておくと、1分ごとに、開いているチャートとそのEA・インジ、ポジションと待機注文、自動売買とDLLの許可を記録します。
- MT4/MT5が起動したとき(PCやVPSの再起動のあとなど)と、スリープなどで止まっていたあとに、前の記録と今を比べます。消えたチャート、外れた・変わったEA、外れたインジ、無くなった・増えたポジションと注文、オフになった自動売買、外れたDLLの許可などを数え、「問題なし」か「要確認◯件」をスマホとパネルで知らせます。
- 問題がなくても点検の結果を送るので、届けば通知が生きている印になります。毎日決まった時刻(初期設定は9時)に1回、「動いています」の通知も送ります。
できないこと・気をつけること
- 知らせるだけです。EAを付け直したり、自動売買をオンに戻したりはしません。発注・決済もしません。
- PCごと止まっているときは、このツールも止まります。そのときは、毎日の「動いています」が届かないことで気づく仕組みです。
- MTが起動したときに必ず動かすためにEAの形なので、ほかのEAとは別のチャートに付けます。自動売買のボタンがオフでも動きます。
- Web認証つき(1口座固定・DLLの許可が要ります)。MT5版は、インターネットにつながる前にMT5が起動すると、認証に失敗して外れます。PCやVPSでMT5を自動で起動するときは、起動を60〜120秒遅らせてください(やり方はマニュアルに書いています)。
出す前に確かめたこと
- MT4・MT5とも、コンパイルの警告ゼロ(2026年10月9日:保有ウォッチ8本、MT5移行アシスト6本、復旧チェッカー6本。テスト用を含む)。
- 保有ウォッチ:計算の自己テストがMT4・MT5で47項目ずつ合格。デモ口座で、保有数の上限を1にして2つ持つと1回だけ知らせる、超えたままなら知らせ直さない、1つ決済して戻ってからまた超えたら知らせる、を自動で確かめました(15項目)。
- MT5移行アシスト:MT4で4枚のチャート(標準インジ7つ・カスタムインジ1つ・EA2つ・線8本)を作って書き出し、書き出したファイルの中身(17項目)と、MT5で作り直したチャート(22項目)を自動で比べ、39項目すべて合格。ゴゴジャンからダウンロードした認証入りの版でも、MT5で認証が通り、同じ結果になることを確かめました。
- 復旧チェッカー:テスト用のMT4/MT5を閉じている間に、チャートを1枚消す・EAとインジを1つずつ外す・ポジションと注文を1つずつ減らす、などをしてから開き直し、要確認がちょうどその数だけ出るかを、MT4・MT5で28項目ずつ確かめています。記録と比較の自己テストは49項目ずつ合格。
- 3本とも毎日の自動検証に入れています。常時動かしている別のMacのMT4/MT5で連続稼働させ、時間足と銘柄の切り替え、毎日1回の再起動でパネルが戻るかを見ています。2026年10月9日の検証は、3本とも全項目が合格でした。発注しない道具は、自動テストの全通過と3日間の連続稼働を出す条件にしています。
- Apple製チップのMacのMac版MT4/MT5で作り、動くことを確かめました。
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