【スキャルピング講座②】損切りのあと、もう一度入っていい?GOLDで「次の1回」を選ぶ考え方
損切りしたあとに、相場が動き始めたら。
「さっきの損失を取り返したい。でも、また負けるのも怖い」
GOLDの短期売買では、エントリー前よりも、一度負けたあとのほうが判断に迷うことがあります。同じ方向に入り直すのか、反対方向に切り替えるのか、それとも見送るのか。
今回の講座では、損切り後の「次の1回」を選ぶために、確認する順番を整理します。注文を速く出す練習より先に、次の注文の理由を言葉にする練習から始めてみましょう。
まずは、CALDO 1.1.50の今回の参考結果
対象は2026年10月8日0時から10月9日朝6時まで(日本時間)。10月9日未明の新規サインも含め、1LOT=100oz、固定スプレッド0.2ドル/オンスで集計しました。
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 決済済みサイン | 5件(2勝・3敗) |
| 勝率 | 40.00% |
| PF | 0.5575 |
| 総利益 | +1,523.10ドル |
| 総損失 | −2,732.10ドル |
| 差引損益 | −1,209.00ドル |
PFは総利益を総損失の絶対値で割った数値です。今回は1を下回り、期間全体ではマイナスでした。勝った2件だけを見ると、この点を見落としてしまいます。
5件すべてを、時系列で見てみる
| 方向 | 開始(日本時間) | 終了(日本時間) | 1LOT換算の損益 |
|---|---|---|---|
| SELL | 10/8 00:01 | 10/8 00:32 | −812.40ドル |
| BUY | 10/8 10:05 | 10/8 10:15 | −822.80ドル |
| SELL | 10/8 23:09 | 10/8 23:22 | −1,096.90ドル |
| SELL | 10/8 23:41 | 10/9 00:42 | +1,049.20ドル |
| BUY | 10/9 01:20 | 10/9 02:04 | +473.90ドル |
この結果は、保存済みのCALDO 1.1.50のロジックと参照価格・観測ティックを使った参考リプレイです。モデルは初期設定の拡張AI(EXTENDED_16M)です。実口座の約定損益や、1.1.50をリアルタイム稼働させた成績ではありません。
固定スプレッドは1件につき20ドル、5件で100ドルを損益に一度だけ反映済みです。元のサイン・終了時刻は変更していません。手数料、スワップ、追加の滑りは含みません。未決済は0件、期間前からの持ち越しは含まず、朝6時での強制決済も行っていません。
保有時間は10〜61分でした。ここでは短期売買の判断を振り返る材料として使い、すべてを数秒・数分のスキャルピング実績とは扱いません。
「次が勝った」から、入り直せばよかった?
今回の後半には、SELLで損失が出たあと、別のSELLが利益になり、その次のBUYも利益になった場面がありました。
結果を見たあとなら「もう一度売ればよかった」「次は買えばよかった」と言えます。でも、次のサインが出た時点で、その結果はまだ分かりません。
また、この時系列だけで、損切り後の入り直しに優位性があるとは言えません。今回の全5件の損益はマイナスですし、裁量で入り直した場合の検証でもありません。
そこで見直したいのが、次の2つの違いです。
・前の損失を取り返すために、もう一度注文する。
・今の相場に、新しい売買条件がそろったので注文を検討する。
前の損失額は、次のエントリーの根拠にはなりません。CMEの取引心理教材でも、損失を受け入れにくい心理が取引判断に影響する点が扱われています。まず、自分の注文理由に「取り返す」が混ざっていないか確認してみましょう。
出典:CME Group「Misconceptions of Taking Losses」 https://www.cmegroup.com/education/courses/trade-and-risk-management/misconceptions-of-taking-losses
無料閲覧申し込みで、入り直しの練習を始めましょう
この先では、同じ方向に入り直す場合と、反対方向に切り替える場合の具体例を整理します。さらに、損切り幅とLOTの計算例、コピーして使える「入り直しチェック表」「練習記録シート」を掲載しています。
まずはデモ取引やチャートの振り返りで、次の注文の理由を一行書くところから。続きを読む方は、この記事の無料閲覧申し込みをご利用ください。