【重要な前提条件③】レバレッジ20倍口座で運用をお考えの方へ
こんにちは、Yokoです。
連載「RisingTide ご購入を検討されている方へ:重要な前提条件」の第3回は、レバレッジ20倍の口座で運用をお考えの方へです。国内の口座など、レバレッジが低い環境で使いたい方に向けて、実測した結果をお伝えします。
1. 前提となる条件
- 銘柄:GOLD(XAUUSD)、M5足
- 設定:標準モード、ロット倍率1.07、損切りブレーキ18,000ドル、0.01ロット
- レバレッジ:1:20
- 検証:2026年9月1日から開始し、9月30日まで(9月28日の急落を含みます)
2. 開始時の証拠金別の結果
| 開始時の証拠金 | ストップアウト | 最低の維持率 | ナンピン停止の開始(9/28) | 停止回数 | 9/30の損益 |
|---|---|---|---|---|---|
| 100万円 | なし | 62.6% | 08:20 | 463回 | −68,648円 |
| 150万円 | なし | 68.6% | 09:05 | 446回 | −71,442円 |
| 200万円 | なし | 75.2% | 10:00 | 397回 | −47,498円 |
| 260万円 | なし | 80.0% | 10:40 | 341回 | +863円 |
| 300万円 | なし | 80.2% | 11:25 | 280回 | +54,697円 |
同じ条件で、1:◎000では、150万円以上で+234,006円の利益になりました(第2回)。20倍では、300万円でも+54,697円にとどまります。
3. なぜ、差が出るのか:ナンピンが止まります
RisingTideは、含み損が出ると、ロットを増やしながらナンピンで買い下がります。ところが、レバレッジ20倍では、必要な証拠金が、ハイレバレッジ(◎000倍)の口座よりはるかに多くなります。深い局面では、証拠金が足りず、EAは注文を見送ります。ログには「証拠金不足のため発注をスキップします」と記録されます。
9月28日の例では、100万円は朝8時20分に、300万円でも11時25分に、ナンピンが止まりました。資金を増やしても、止まる時刻が3時間ほど遅れるだけでした。
ナンピンが止まると、安い価格で買い増せないため、その後の反発で回収できる利益が小さくなります。損失が確定するわけではありませんが、回復に時間がかかる、あるいは回復しない可能性があります。
4. 維持率に、余裕がありません
最低の維持率は、100万円で62.6%、300万円でも80.2%でした。資金を増やしても、維持率はあまり改善しません。
ロスカット水準は業者によって異なります。たとえば、ロスカット水準が100%の業者では、上の維持率はすべて水準を下回るので、強制ロスカットされます。ご自身の口座のロスカット水準を、必ずご確認ください。
5. 資金を増やすと、どうなるか
| 開始時の証拠金 | 最低の維持率 | 9/30の損益 |
|---|---|---|
| 300万円 | 80.2% | +54,697円 |
| 450万円 | 95.7% | +203,075円 |
| 600万円 | 100.7% | +234,006円 |
20倍で、ハイレバレッジ口座と同じ結果(+234,006円)が出たのは、600万円でした。維持率も、ここで100%を超えました。レバレッジ20倍で、RisingTideの設計どおりに動かすには、ハイレバレッジ口座の2倍以上の資金が必要です。
6. 12年間のバックテスト(20倍)
2014年7月から100万円で始めた12年間のバックテストは、レバレッジ20倍でも完走しました(総損益+8,152,029円、プロフィットファクター2.15、最低維持率80.6%)。ただし、これも、途中で利益が積み上がった結果です。始めたばかりの口座に、同じ余裕があるわけではありません。第2回でお伝えしたとおりです。
7. 20倍で運用される方へ
- ハイレバレッジの口座をお勧めします。RisingTideは、実質的に1:◎000前後の高レバレッジ口座を前提としています。
- 20倍で運用する場合は、最低でも300万円、できれば450〜600万円をご用意ください。ただし、300万円でも維持率は80%にとどまります。
- ロスカット水準が高い業者は、お勧めしません。
- 初心者の方には、お勧めしません。
これ以上の下落が来ない保証は、ありません。ご自身の余裕資金の範囲で、無理のない金額でお始めください。
- 運用モード(安定・積極・攻撃的)とSETファイルについて(第4回)
- マイクロ口座で運用をお考えの方へ(第5回)