+36,465円。でも、ちゃんとトレードできたのは2日だけ。 NASDAQ100|2026年第39週振り返り
今週はまた現場仕事が始まったので、取引が激減した。
プラス収支日は4日。ノートレード、というか、トレードできなかった日が1日。
ただ、その4日のうち2日は、ハッキリ言って「ちゃんとトレードして勝った」というより、撤退したら、たまたまプラスで終わっていただけだった。
だから、おれの中では今週ちゃんとトレードできた日は2日間しかない。
利益が残った日を全部「良いトレードだった日」にしてしまったら、振り返る意味がないからね。
そんなわけで今週の最終成績は、+36,465円。
数字は数字としてありがたくいただきつつ、それとは別に、「その利益をどうやってつくったのか」を今週もちゃんと見ていこうと思う。
さて、まずは1時間足からサクッと見ていこう。
1時間足|まず、この1週間に何が起きていたのか。

先週から発生していた波①。
安値(オ)を頂点として反発上昇した波②。
そして、その波の先端にできていたダウの押し目が失敗した動き③。
月曜日の話は、ちょうどこの辺りから始まっていた。
③の失敗した動きに戻り売りが入ったのが、月曜日の深夜から早朝にかけて。ここで再び安値(オ)のブレイクが試された。
ところが、(オ)はまたしてもサポートされる。
そこから、ほぼ100%戻し。
そして水曜日、③の動きに対して落としてきた高値がブレイクされた。これが動き④になる。
今度は④に対する押しが拾われ、そのまま直近高値(f)をブレイク。その後も再び押し目が拾われ、現在は上昇トレンドが継続している。
今週の大きな流れをまとめるなら、そんな感じだ。
そして、この押しが狙われ続けている期間⑤。
UTのトレードの真骨頂は、本来ここにある。
何でもかんでも上がったから買うんじゃない。「上昇トレンドだから買い」でもない。
この上昇が、どこから生まれて、何を守りながら続いていて、その押しに対して短期足がどんな返答をしてくるのか。
そこを待つ。
ま、おれは仕事でここをトレードできないんだけどね。
ヨホホホホ。
さて。
何度でも口酸っぱく言う。
(f)は何で、(オ)は何なのか。
ここから背景を見ていこう。
4時間足|1時間足で見えていた安値は、何だったのか。

1時間足で最も安い位置にあった安値(オ)。
これを4時間足へ上げて見ると、話が少し変わってくる。
4時間足では、ここは上昇波(e)-(f)に対する押し目だった。
1時間足だけを見ていれば、「安値が守られた」「また買われた」という出来事として見える。
でも、時間軸を一段上げると、
ああ、そもそも大きな上昇の途中にある押しだったんだ。
ということが分かる。
では、この上昇波(e)-(f)自体は、さらに大きな世界のどこにいたのか。
もう一段、上へ行ってみよう。
日足|(オ)の正体。

日足まで上げると、さらに大きな構造が見えてくる。
大きな上昇D-E。
その上昇に対して(c)がかなりいいところまで押し、そこから(d)-(e)-(f)の上昇トレンドが発生している。
そして、その上昇が高値Eを襲った。
つまり1時間足で見ていた(オ)は、ただの短期足の安値じゃない。
日足で見れば、(d)から始まった一伸びの途中で生まれた押しだった。
どお?
チャートの物語って、こうやって見ていくとシンプルで分かりやすくて、楽しくない??
たぶん、一般的に言われる「環境認識」って、人によって意味がかなり違うと思う。
上位足が上だから買い。移動平均線が上向きだから買い。日足が押し目だから買い。
いろんな見方がある。もちろん、それぞれそれでいい。
ただ、少なくともUTでいう背景っていうのは、「上位足は上です」で終わる話じゃない。
いま目の前にある値動きが、
どの波の、どの部分なのか。
それを知ることだと思っている。
1時間足の安値を見て、4時間足へ上がる。
4時間足の上昇を見て、日足へ上がる。
そうすると、目の前にあったひとつの値動きが、「ただの上下動」じゃなくなる。
ちゃんと前後がつながって、話になる。
これが、おれが相場を「物語」として読むって言っている意味でもある。
さて。
背景はだいたい見えた。
では今度は、その背景の中で、おれ自身は何をしていたのか。
15分足へ降りて、今週を振り返ってみよう。
月曜日|トレードスイッチを入れてないのに、手だけ動いた。

月曜日は完全にミスった。
ただ、正確に言うと「背景を見ようとしていたのに忘れていた」という感じでもない。
このときは別の作業をしていて、チャートは横目で見ていただけ。
たまたま1分足、4分足の値動きが視界に入って、
「あ。」
ってなって、そのまま条件反射でロングしてしまった^^;
要するに、まだちゃんとトレードを始めてもいないのに、手だけ先に動いた。
入ったあとで背景を確認して、
「あ、これミスってるわ」
とソッコーで気づいた?
あとはもう神頼み。
頼む。ちょっと戻してくれ。
……で、戻してくれたところで撤退。
結果だけ見れば、+2,430円。
プラスだけど、これは勝ったトレードではない。
運よく撤退できただけ。
今の自分にとってトレードスイッチって、ON/OFFの二択じゃないんだと思う。
電気の調光器みたいな、回しノブに近い。
普段はかなり絞っていて、自分の仕事が近づいてきたら少しずつ回して、観察の解像度を上げていく。
この日は、そのノブを回してすらいない状態で、短期足だけが目に入って条件反射が出た。
忘れていたのと大差ないと言えば大差ないんだけど、原因としてはこっちの方が正確かな。
いずれにせよ、これは気を引き締める案件。
二度と同じ入り方をしないようにしたい。

火曜日|底堅い。でも、「だから買う」ではない。
火曜日は、月曜よりは少しマシ。
一旦、下が底堅くなっている可能性までは確認していた。
だから買いを考えたこと自体は、そこまで変じゃない。
ただ、
「まあ、いそいそとここで強気にロングで攻めるところでもねーな」
と思い直した。
で、撤退。
結果は+1,957円。
これもプラス。
でも評価は月曜日とほぼ同じ。
勝ちではなく撤退。
ここ、けっこう大事だと思っていて。
「買われる可能性がある」と、「ここで自分が金を張る価値がある」は別の話なんだよね。
相場では、可能性なんていくらでもある。
でも、その中の全部をトレードする必要はない。
というか、しちゃダメなんだと思う。

水曜日|方向が決まった。ここからノブを回す。

水曜日。
ここは、自分の中ではちゃんとトレードした日。
とりあえず方向が決まって、一発目。
「ここは一旦買われるだろ」
というところで1トレード。
1分足を使ってリスクを限定していたので、取った値幅自体はそこまで大きくない。
結果は+14,957円。
本当なら、このあとだ。
方向が出て、押しが入ってくる。
ここからは、トレードスイッチのノブを少しずつ右へ回していく時間。
「押してきた」だけなら、まだ弱い。
そこから値動きがどう返答するのか。
自分の仕事が近づくほど、観察の強度を上げていく。
本当は、この押し目をそこまで監視していたかった。
でも翌朝が早い。
現場仕事がある。
なので早退。
orz
相場より先に、おれが閉場しました。
とはいえ、今までみたいに「もっと取れたのに」という不満はあまりない。
むしろ、
ああ、ここからが自分の仕事なんだな。
という場所がハッキリ見えていたことの方が大きい。

木曜日|これが、おれの仕事をする場所。
木曜日。
まさに押し目を狙いにいく状況。
方向が出た。
そのあと押した。
では、その押しが本当に拾われるのか。
短期足は何と返答してくるのか。
そこを見ていく。
結果は+17,121円。
今週の中では、水曜と木曜。
この2日が、おれの中で「ちゃんとトレードできた日」になる。
こういう状況を見ていると、やっぱり自分が求めているのは「ずっとチャートを見ていたい」ではないんだよね。
自分の仕事が発生する瞬間を、ちゃんと監視できる環境が欲しい。
11月から仕事を変える予定なので、今よりここを見られるようになる。
これはけっこう楽しみ。
トレードは24時間エントリーを探す仕事じゃない。
自分の仕事が発生する瞬間を待つ仕事。
ほんと、それだと思う。

金曜日|ノートレード。でも、おれの仕事が始まる場所は分かっていた。

金曜日はノートレード。
トレードできる環境ではなかった。
ただ、今の自分ならどう見ていたかは分かる。
まず、この安値を割った辺り。
ここから、
「きたきた。」
と考えて値動きを監視し始める。
でも、まだ買わない。
売られたから買うわけでもない。
安くなったから買うわけでもない。
そこから値動きを見続けていくと、上にはレジスタンスが見えてくる。
そして下には、新しくサポートができてくる。
Resistance。
Support。
ここからだ。
この二つが値動きの中に見えてきた瞬間から、
「買えるかもしれない」
ではなく、
“買いで考え続ける仕事”が始まる。
もちろん、この日は実際にはトレードしていない。
だから「ここで絶対取れた」とは言わない。
結果を見たあとなら、何とでも言えるからね。
でも、
どこから自分の仕事が始まるのか。
そこは分かっていたと思う。
そして今の自分にとっては、それがけっこう大きい。
昔なら、チャートを開いた瞬間から仕事が始まっていた。
動けば見ていた。
上がれば買いたかった。
下がれば売りたかった。
何かしら意味をつけようとしていた。
今は違う。
まだ自分の仕事じゃないなら、何もすることがない。
待っていたものが起きたら、そこから観察を始める。
必要な証拠が揃ったら、初めて金を張る。
その順番になってきた。
WEEK 39|+36,465円

今週の成績は、
月曜日 +2,430円
火曜日 +1,957円
水曜日 +14,957円
木曜日 +17,121円
金曜日 ノートレード
合計、+36,465円。
4日プラス。
……なんだけど、数字としては全然よくないw
今週の値動きなら、自分の得意な場面をちゃんと監視できる環境にいれば、少なくとも自分の感覚では、この3倍から4倍くらいの収益を狙える一週間だったと思っている。
実際、先週はたまたま一週間だけ専業トレーダーのように動ける環境になって、12万円ほどの利益が残った。
だから今週の+36,465円を見て、
「4日も勝てた。いい一週間だったな」
とは全然思っていない?
むしろ今週よかったのは、別のところ。
ミスった2回を、運よく小さなプラスで撤退できたこと。
そして、
数少ない小さなチャンスに、2回だけ居合わせることができたこと。
たぶん、それだけ。
月曜と火曜は撤退。
水曜と木曜はトレード。
金曜はノートレード。
だから今週を「4勝した週」とは考えていない。
ちゃんと仕事ができたのは2回。
そして今、一番欲しいのは勝率でも、無理にロットを上げることでもなく、自分の仕事が発生したときに、その場にいられる環境なんだと思う。
はやくそうなりてーなw
利益が出たかどうかだけで自分を評価してしまったら、たまたま助かったミスまで成功体験になってしまう。
逆に、ちゃんと自分の仕事をして負けたなら、それは直ちに失敗ではない。
見るべきなのは結果だけじゃなく、
自分が何を待って、何を確認して、何を根拠に金を張ったのか。
その中身。
そして今週のチャートを振り返って、改めて思う。
目の前の15分足だけを見ていても、相場の話は分からない。
1時間足へ。
4時間足へ。
日足へ。
上へ登りながら、「これは何なのか」を知る。
そして背景が分かったら、また短期足へ戻ってくる。
そこで初めて、
上位足からアイデア。短期足から許可。
になる。
たぶん、おれがやりたいトレードって、ずっとこれなんだと思う。
そんなわけで、第39週の振り返りは以上。
来週も、まずは相場に答えを求めない。
何を待つのかを決めて、答えが返ってくるまで待つ。
ではまた来週!?