【取引環境の結論】TradingView、業者ツール、AIインジを試しまくった開発者が、結局MT4/MT5に戻ってきた理由
マイスタです。
今回は少し視点を変えて、FXにおける「取引環境」について私の実体験を交えてお話ししようと思います。
私は普段、MT4/MT5のEAやインジケーターを開発していますが、最初から「MT4/MT5が一番だ」と思っていたわけではありません。
実際には、TradingViewの有料・無料プランを使ってみたり、国内・海外業者が提供する独自ツールを試したり、
最近では、AI系インジケーターやEAを触ってみたり……本当に色々な環境を徘徊(笑)してきました。
そのうえで最終的に行き着いた結論が、
「自分に必要だったのは、より高機能な分析ツールではなく『自分の判断を邪魔しない取引環境』だった」
ということでした。
■ 1. 流行りの「AIインジケーター」を試して感じたこと
最近話題のAI系インジケーターも試しました。
AIの強みは、膨大な過去のテクニカルデータやファンダメンタルズ情報を学習・集約・解析し、確率的に「最適化」された回答を出せる点にあります。
しかし、だからこそ「高度に最適化されすぎていて、なぜいまそのサイン(またはエントリー)が出たのか(計算の過程)を人間が理解できない」
というブラックボックス化が起こります。
ツールがどれだけ高度な集約と最適化を行ってくれても、「なぜここで買うのか」を自分の言葉で説明できなければ、相場が逆行した時に軸がブレてしまう。
結局、「どれだけ優秀なAIであっても、最終的な判断と責任をそこに預けることは自分の性格上、向いていなかった」というのが率直な感想でした。
■ 2. 裁量トレードにおける「絶対の現実」と、欲しかったツールの姿
ここで、私が裁量トレードを選んだ理由に戻ります。
相場において、100%勝てる手法やツールは絶対に存在しません。
どれだけ優れた手法であっても、「必ず損切りの場面」はやってきます。
そして、多くのトレーダーを苦しめるのが「コツコツドカン」のリスクです。
コツコツ積み上げた利益も、様々な理由によって、たった1回の損切りで一瞬で吹き飛んでしまう……。
この「人間の精神力だけに頼るリスク管理」の限界をどうにかできないか、という強い思いが私の中にありました。
勝っている時は冷静にいられても、負けがこんだ時などをキッカケにミスやメンタル崩壊となる。
私が欲しかったのは「次に上がる場所を教えてくれる聖杯インジケーター」ではなく、
「必ず来る損切り場面でも機械的に処理し、コツコツドカンを仕組みで防ぎ、自分の判断をミスなく一瞬で実行・管理できる環境」でした。
つまり、「判断は人間。計算と面倒な作業(リスク管理)はツール」という役割分担です。
■ 3. なぜ開発の苦労をしてまでMT4/MT5に戻ったのか?
前回の記事で触れた通り、MT5はアプデによるバグ対応や開発の難易度が高く、決して楽なプラットフォームではありません
それでも私がMT4/MT5を使い続ける理由は、「自分のトレードスタイルに合わせて、ゼロから環境を作り直せる自由度(MQL言語)」があったからです。
(※TradingViewにも優れた開発環境はありますが、言語の表現力やデバッグのやりやすさ、注文・資金管理まで深く介入できる自由度においては、
やはりMT4/MT5に軍配が上がりました)
「無いなら、自分が必要なものだけを作ればいい」
そうやって自分のためにコードを書き始めたのが、現在の「Trade Toolbox」シリーズの原点です。
■ 最後に
インジケーターを10個並べても、機能を100個付けても、トレードが上手くなるわけではありません。
むしろ見えすぎる情報が「迷い」を生みます。
大切なのは、「機能を増やすこと」ではなく「判断の迷いと操作のストレスを削ぎ落とすこと」。
私が作りたいのは、「このツールを使えば勝てます」という魔法の道具ではありません。
裁量トレーダーが、自分の判断だけに100%集中できるための「ストレスフリーな現場(環境)」です。
「判断は人間。計算と作業はツール。」
聖杯を探すのをやめて、自分の判断を正しく実行できる環境を整える。
これが私の基本スタンスなんです。
【今回紹介したMT5専用ツールの詳細?️】