錬金術Duo、等倍ナンピンの本当の姿 ― 含み損の今と、無料お試し版のお知らせ
連載 YokoとKenjiのGOLD EA使いこなし帖 第4回
こんにちは、Yokoです。
連載を少しお休みしていました。9月28日の錬金術 Rising Tideの公式フォワードについては、こちらのご報告に事実をまとめています。改めて、ご心配をおかけしていることをお詫び申し上げます。
あの日のことがあって、Kenjiと二人で、私たちのEAのこれからの伝え方を考え直しました。そして、これからはロットを増やさないナンピン、錬金術Duoを中心にお話ししていくことにしました。今回は、そのDuoの「本当の姿」を、良いところも苦しいところも含めてお伝えします。
お知らせ:錬金術Duoの無料お試し版を公開しました
10月1日から、7日間、機能制限なしでお使いいただける無料お試し版の公開が始まりました。ロジックも安全装置も、製品版とまったく同じです。
いきなりご自身の資金を預けていただくのではなく、まずはご自身の環境で動かして、納得してから決めていただきたい。その思いで用意しました。使い方の注意は、記事の後半でお話しします。
「等倍のナンピン」は、含み損の増え方が一番ゆるやか
第2回でお話ししたとおり、ナンピンには「倍率」という数字があります。ナンピンするたびに、ロットを何倍にしていくかという数字です。
| Rising Tide | 1.1倍 |
| 錬金自在(安定型) | 1.06倍 |
| Duo | 等倍(1.0倍) |
Duoは、ナンピンが何段に積み重なっても、ずっと最初と同じロットのままです。相場が思わぬ方向に動き続けても、ロットが膨らんでいかない分、3本の中で含み損の増え方が一番ゆるやかです。
その代わり、回収には時間がかかります
ただし、これには裏側があります。
倍率をかけるEAは、深い位置ほど大きなロットを持つので、相場が少し戻っただけで平均建値がぐっと有利になり、早く利益に転じやすくなります。
Duoは、そうはいきません。ロットが増えない分、反転してから建値まで戻り、利益に転じるまでの時間が長くなります。じっと待つ時間が、他の2本より必要になります。
つまりDuoは、
・含み損の増え方は、一番ゆるやか
・その代わり、回収のスピードは、一番遅い
という、はっきりした性格を持っています。「逆行に粘り強いが、気は長く持つ必要がある」というのが、Duoの本当の姿です。
そして今、公式フォワードはまさに「待つ時間」の中にいます
正直にお伝えします。この記事を書いている10月2日の時点で、Duoの公式フォワードは約25万円の含み損を抱えています。9月末からのゴールドの下げで、ナンピンが積み上がった状態です。
これは、上でお話しした「回収に時間がかかる」場面そのものです。ロットが増えないので、20段を超えるナンピンを抱えていても、含み損は約25万円にとどまっています。損切りブレーキ(M5モードの既定は80万円)までは、まだ距離があります。
ただし、ゴールドがこのまま下げ続ければ、ブレーキが作動する可能性もあります。そうなった時も、結果はこの連載で包み隠さずご報告します。
ナンピンのEAをお使いになるということは、こういう時間と付き合うということです。だからこそ、次にお話しするモードの選び方と、ブレーキ額の考え方が大切になります。
M5とM15、どちらを選ぶか
Duoには、M5とM15の2つのモードがあります。ユーザー様が決める設定は、この「モード」と「損切りブレーキの金額」の2つだけです。
| M15モード | M5モード(既定) | |
|---|---|---|
| 値動きの捉え方 | ゆったり | こまめ |
| 取引の頻度 | 1日あたり約1.6回 | 1日あたり約5回 |
| 既定のブレーキ額 | 65万円 | 80万円 |
| PF(12年) | 1.99 | 1.60 |
| 12年間のブレーキ作動 | 0回 | 1回 |
| レバ1000倍 最低証拠金維持率 |
9,711% | 4,375% |
| レバ20倍 最低証拠金維持率 |
196.33% | 38.95%※ |
初期資金100万円・固定ロット0.01・2014年7月〜2026年7月のバックテストです。※M5のレバ20倍の数字は、ブレーキ額を80万円から95万円に上げた場合のものです。
はじめての方、国内の口座(レバレッジ20倍程度)の方
→ M15モードをおすすめします。取引はゆったりですが、12年間で一度もブレーキが作動せず、レバレッジ20倍でも証拠金維持率196%と、余裕を持って運用できます。
取引の回数を重視したい方、ハイレバレッジの口座の方
→ M5モードです。取引の機会が多く、利益の積み上がりも早い分、相場の急変にも敏感に反応します。
ハイレバレッジの口座では、証拠金にとても余裕があります
Duoはもともと、レバレッジ1000倍のようなハイレバレッジの口座を前提に作ったEAです。この環境では、最低証拠金維持率が4,000%〜9,000%台と、12年間を通して非常に大きな余裕を保ちます。
ただ、ここで一つだけ、誤解のないようにお伝えさせてください。
証拠金維持率に余裕があることと、口座のお金が減らないことは、別のお話です。Duoの損切りブレーキは、含み損の「金額」で作動します。ロットを大きくすれば、そのぶん含み損も大きくなり、ブレーキに早く届いてしまいます。
ですので、ハイレバレッジの口座であっても、基本は初期資金100万円に対して0.01ロットです。この比率を守っていただくことが、12年間の検証結果をご自身の口座で再現するための前提です。
大切な注意:低レバレッジの口座でM5モードを使う場合
第3回の追記でもお伝えしましたが、改めてこちらでも詳しくお話しします。
Duoには、含み損が一定額に達すると、私たちがEAに組み込んだ「損切りブレーキ」が作動し、いったんポジションをすべて決済する仕組みがあります。業者による強制ロスカットではなく、口座を守るために設計した安全装置です。
レバレッジ20倍でバックテストを取り直したところ、M5モードは、既定のブレーキ額(80万円)のままだと、2014年11月と2026年3月の2回、想定より深いところでブレーキが作動することが分かりました。ブレーキ額を95万円に上げると、作動は2026年3月の1回だけになり、ハイレバレッジの口座と同じ水準まで改善します。
ただしその場合、証拠金維持率は最低で38.95%まで下がります。国内の業者の中には、維持率50%や100%で強制ロスカットになるところもあります。ご自身の業者のロスカット水準を必ずご確認ください。迷われる場合は、M15モードをお選びいただくのが一番安心です。マニュアルと商品ページも、近日中に修正いたします。
無料お試し版で、まず「Duoの動き方」を見てください
ここまで読んで、少しでも気になった方は、ぜひ無料お試し版を使ってみてください。
| 期間 | ご購入日から7日間 |
| 機能 | 制限なし。ロジック・安全装置・ダッシュボードまで製品版と同じ |
| おすすめの口座 | デモ口座 |
| おすすめのモード | M5モード(既定)。7日間でも取引の様子を十分に見られます |
7日間で、利益が出るかどうかを判断することはできません。Duoは、回収に時間がかかるEAだからです。その代わり、7日間あれば次のことを確かめていただけます。
・ご自身の業者のスプレッドや約定で、どれくらいの頻度でエントリーするか
・どの時間帯やフィルターで、新規エントリーが止まるか(ダッシュボードに表示されます)
・相場が逆行した時に、ナンピンがどんな間隔で、どう積み上がっていくか
特に3つ目は、今のように相場が荒れている時期だからこそ、実際のお金を失わずに「つらい場面」をご自身の目で見られる良い機会だと思っています。その様子を見て、「これなら付き合える」と思っていただけた方だけに、製品版を選んでいただければうれしいです。
お試し期間の終わりについて、大切なご注意
7日間が過ぎると、EAは自動で止まります。新しい注文だけでなく、保有中のポジションの決済も行われなくなり、ポジションはそのまま残ります。リアル口座でお使いになる場合は特にご注意ください。期間の終わりが近づいたら、EAを外す、ポジションを手動で決済するなどのご対応をお願いします。
Yokoのひとこと
派手な倍率も、爆益の謳い文句もありません。でも、一番静かに、一番粘り強く戦えるのがDuoだと、私は思っています。
そして今、その粘り強さが試されている最中でもあります。だからこそ、良い時の数字ではなく、今のこの姿を見ていただいたうえで、お試し版でご自身の目でも確かめてから決めていただきたい。それが、今日一番お伝えしたかったことです。
次回予告
次回は、Duoに眠るもう一つの武器、「利益追求モード」のお話です。決済のタイミングをほんの少し我慢するだけで、何が変わるのか。お試し版で確かめていただく方法もあわせてお伝えします。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
Yoko
※本記事は過去の検証結果およびフォワード実績をご紹介するものであり、将来の利益を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いいたします。フォワードの含み損は2026年10月2日時点のものです。