MTF分析で画面を増やしすぎないコツ
複数の時間足を見ようとして、チャートを開いていくうちに、画面が小さなチャートでびっしり。1枚1枚が小さすぎてローソク足が見えない。どのチャートを見ていたのか分からなくなる。マルチタイムフレーム分析では、こうした「画面の散らかり」が起きやすくなります。
今回は、画面を増やしすぎずに、見やすく整理するコツを紹介します。
チャート枚数の決め方
1. 見る時間足を決めてから開く
まず、使う時間足の組み合わせを決めます。多くの場合、環境・判断・タイミングの3本で足ります。「念のため」で開くチャートは、たいてい使われません。
2. 通貨ペアの数を絞る
3本の時間足を5つの通貨ペアで開くと、それだけで15枚になります。同時に分析する通貨ペアは、本当に取引するものに絞ります。
3. 監視と分析を分ける
「値動きを見張るだけの画面」と「じっくり分析する画面」を分けると、1画面あたりのチャート数を減らせます。MT5のプロファイル機能を使えば、画面の構成を切り替えられます。
配置のコツ
- 大きさに差をつける:一番よく見るチャート(多くはタイミングを計る下位足)を大きく、上位足は小さめにする
- 並べる順番を決める:左から上位足→下位足、のように毎回同じ順番に並べる
- 同じ位置に同じ役割を置く:通貨ペアを変えても、配置が同じなら迷いません
表示するものを減らす
画面をすっきりさせるには、チャートの枚数だけでなく、チャートの中身も見直します。
- 使っていないインジケーターを外す
- グリッド(背景の格子)を消す
- 上位足には上位足で使うラインだけを残す
- 色を絞る(ラインの色の意味を決めておく)
特にインジケーターは、1枚のチャートに何本も入れると、ローソク足が見えにくくなります。
モニターが1枚の場合
モニターが1枚でも、工夫次第で十分に分析できます。
- 上位足は判断のときだけ切り替えて見る
- チャートのタブを使って、全画面で切り替える
- よく使う時間足をツールバーに並べ、1つのチャートで切り替える
1つのチャートで時間足を切り替える場合、引いたラインは初期設定ではすべての時間足に表示されます。下位足で使わないラインまで表示されて画面が混み合うことがあるので、ラインのプロパティで「表示する時間足」を設定しておくと見やすくなります。
注意点
画面を増やすほど、たくさんの情報を見ている安心感は得られます。ただ、判断に使っていない情報は、迷いを増やすだけのこともあります。
一度、今の画面で「実際に判断に使っているチャート」に印をつけてみてください。使っていないチャートがあれば、それが減らせる候補です。